30歳の勘違い-好きなことをただ続けても、なりたい自分になれるわけじゃない-
昨日、急な腹痛でお仕事をお休みし、横になりながら読書ディー。1冊目に選んだのが、FISHBOYさんの「なりたい自分になる方法」。
FISHBOYさんは2014年からは実兄オリエンタルラジオのあっちゃんと「RADIO FISH」でも活躍中の世界的なダンサーです。
そんなFISHBOYさんの本が、なんとなく好きなことはやっているけれど、満足感にかける私にヒントを与えてくれてくれました。
「好きなことをする」のと「なりたい自分になる」のは全く別のこと
これは本の冒頭めに出てくる、
最近のモヤっと感を言語化してくれた言葉。
溢れる情報、平均点を目指す教育など様々な影響で好きなことが分からなくなってしまう人が多いと思います。
私もその一人で、3年前から地道に過去の日記を読んだり、よくあるワークシートで自分の好きだったことを振り返ったり、楽しいと思う瞬間があったらメモるようにしていました。
そこで私が誰になんて言われようと好きだと思ったのが、ダンス、アーユルヴェーダ、教育革新に関わるの仕事。
「好き」に気づいてからは、ダンススクールに行くだけではこと足らず、ダンスサークルを立ち上げ。定期的にアプトプットする場が欲しい、ダンスを通しての人間関係を増やしたいという完全なる思いつきです。
難病発症を機に勉強を始めたアーユルヴェーダは、セルフケアだけでなく、より多くの人に知ってもらいたいと今年の1月から50万円かけて本格的に学び始めました。
また日本の教育を前進させたいという思いで、28歳で教育ベンチャー企業に就職。(23歳で妊娠、個人事業主でぼちぼちやってきたので、この時点で会社員経験はほぼなし)
ダンス、アーユルヴェーダ、教育、この分野に関わっていれば、なりたい自分になれると思っていました。
でも、最近ちょっぴり気づき始めていました。
私は、だた人よりちょっとダンスができて、人よりちょっとアーユルヴェーダに詳しくて、人よりちょっと教育に関心高めの大人になっただけ。
なんだろう、やりたいと思っていたことがタスク化している。
この違和感の答えが、FISHBOYさんの本に書いてあった
「好きなことをする」のと「なりたい自分になる」のは全く別のことだということ。
自分がどうなりたいのかがイメージできてないから、なんとなく前に進んだような気がしているだけ。
意外と空虚な気持ちになることが多いのがその証拠だと思います。
提供したい場所/こうあって欲しい社会像
本に従い、なりたい自分を
横になりながら、iPhoneのメモに書き書き。
なりたい自分
・ポリシーを持って生きれている私
・セルフケアができている私
・踊ってオープンな状態である私
・教育問題を語れる私
・ニュース、政治に対して意見の言える私
・環境問題等、3世代後のことまで考えられている私
うーん、どこか抽象的。
自分にフォーカスを当てて考えるの難しい。
個人ではできないことが多すぎるから?
個人としてどうなりたいかにはあまり興味がないのかな。
もう少し視野を広げて、
提供したい場所/こうあって欲しい社会像から棚卸し...
提供したい場所/こうあって欲しい社会像
・ダンスを通してのボーダーレスな場所
・セルフケア、予防医学が浸透した環境
・人生のお試し期間が取りやすい環境
(社会人も学生もギャップイヤーがとれるように)
・医療の選択肢が多い社会
・子供のクリエイティビティが炸裂する社会
個人に焦点を当てるのは難しかったけれど、
提供したい場所/こうあって欲しい社会像をイメージすることで、
ここに貢献することがなりたい自分があることが少しずつ分かってきました。
といってもまだまだ抽象度が高いからこれを行動レベルに落としてみよう。
30歳の気づき
子供の頃イメージしていた30歳は立派な大人と思っていたけれど
いざ30歳になってみるとまだまだ中身は迷える子羊状態。
私は、どんな社会に住みたいのか、どんな服を着たいのか食べたのか、誰といたいのか、一つ一つにイメージができないとそれが実現する可能性はない。
「好きなことをやみくも続けても、なりたい自分になれるわけじゃない」
これは心のメモにしっかり書いておこうと思います。
横になりながら、自分を振り返った2時間。
気づいたら腹痛もどこかにいっていました。