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【本の少しメモ】『エッセイストのように生きる』
この記事は、
本の内容の要点をおさえ、ポイントをまとめてはおりません。
どのようなことを書いてあるのかも細かくは紹介してません。
本の全容をつかみたいという方には向いていないかもしれません。
本の書き手である著者と対話をして、
自分が「わかっていたい」と思うことを、
ほんの少しメモしています。
みんな、すごく不安がっている。
とてつもない情報社会。多すぎる選択肢。
著者は、
「自分自身の解像度が低くなり、仕事と暮らしにおいて、混乱しがち・・・」
と表現されています。
自分自身、
自分が何者かにならないといけないような錯覚に陥ることがあります。
SNSで他人の仕事や暮らしが気軽に覗けてしまいます。
すると自分がだんだん何者かわからなくなることもあります。
でも本当は、
ありのままの日々、その中にこそ気づきや感動があります。
まるで宝探しのように、
日々のよろこびを見つけ、
それを大切な人と分かち合える。
ありのままの自分を受け入れることで、
自分自身の解像度を高めていけたらと思います。
その過程こそ、
エッセイストのように生きることそのものです。
全肯定で生きるための全行程
著者は、
日々心を落ち着かせる姿勢として、
「全肯定」を勧められています。
要するに、
どんなにネガティブな出来事だったとしても
その全てを認め、意味や価値があると考えるというものです。
あくまで「そう思おう」ではなく
その学びに感謝することだと。
これに関しては、なかなか難しい状況もあると思います。
すぐにできることではないと割り切る必要もありそうです。
少しずつ習慣化できるように、
何事も「ラッキー!」と捉える訓練ができればと。
皆さんも経験ありませんでしょうか?
なにかネガティブなことが起きて、
その時は「最悪だ」と思うことも、
「まぁ、笑いのネタになるな」
とか、
「もしかしたらこのおかげで〇〇せずに済んだのかも」
とか、、
物は考えよう、とはよく言ったものです。
何事も自分の糧とできるかどうか、
「考えよう」一つで、その日一日をゴキゲンで暮らせるのなら、その方が良いですね。
この本には、
全肯定で生きるための「全行程」がつまっていると言っても過言ではありません。
「なにになりたいの?」という束縛
子どもへのド定番の質問、
「なにになりたいの?」
こんなに残酷な問いがあるでしょうか?
このクローズな質問には、
既にある選択肢の中から、「選択」するという回答しかできません。
仮に、「宇宙飛行士になりたい」
という回答だとします。
ではそれを叶えられなかったら「失敗」なのでしょうか?
結果だけが評価対象なのでしょうか?
私にも子どもがいます。
子どもたちには、もっと自由に考えられる人間になってほしいと願っています。
未来は、
既に世の中にある仕事から選ぶことでしか描けないのでしょうか?
著者が考える最適解な問いはこうです。
「どんな人間になりたいの?」
この問いに答えること、
小さい子どもには難しいと思いましたか?
しかし少なくとも、
「宇宙飛行士」という職業が「手段」であることに気付くことができるのではないでしょうか?
子どもたちの可能性を広げていける、
とてもオープンな質問です。
自分はどう生きたいのか
どんな人間になりたいのか。
私自身それを問い続けながら、
日々の暮らしに感謝して過ごしていきたいと感じています。
そしてそんな暮らしを、
子どもたちに一番近くで見てもらえたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。