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紗がかかった感覚

ほぼ目に見えないくらいの薄い膜で感覚感情が覆われているという感覚。
目の前に繰り広げれている現実が、たとえ自分や自分に関連することであったとしても、何の現実味も感じられないという感覚。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの五感の中の、わたしの場合は視覚、聴覚、触覚が鈍化。
             ※私個人の感覚です

最初は都合よく利用していた。 
そうすることで自分の最後のわずかに残った自尊心は守られたからだ。
ところが、これには大きな代償が支払われることになった。
悲しさ、辛さ、怒りを感じなくすると共に、喜び、楽しみも感じなくなった。

解離性同一症には、憑依型と非憑依型があるらしい。 たぶんわたしの場合は非憑依型だったと思う。専門家ではないから名言はできないのだけど。

自分を取り戻せた今、ここに戻れてわたしは幸運だと感じている。 
フワフワと彷徨っていた年月は取り戻せないが、ここからの未来は取り戻せたからだ。

どうやってきたのかは、思い出した時に、少しずつ書いていこうと思う。

必要な誰かに届けばいいな。



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