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オランダでの日常的な暮らしの風景

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オランダの生活、レジャーや家族での過ごし方、それにまつわるサービスなどについてつらつらと書いています
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記事一覧

ボランティア団体の"飲み会"に参加して

こんにちは!先日、私が所属しているフードバンクのボランティア団体のいわゆる「飲み会」がありました。費用は全て団体が負担してくれるので、中華料理屋さんで思う存分仲間と話をして、飲食を楽しみました。 デン・ハーグにあるいくつかの活動拠点今回の会にはおおよそ50名ほどの仲間が集まりました。私が所属している団体にはデン・ハーグ内にいくつかの建物があり、それぞれの異なる無料もしくは安価なソーシャルサービスを提供しています。例えば、 こんな感じで、そのご近所周辺に住んでいる人たちなら

近隣コミュニティに貢献しようとする私のご近所さん

こんにちは!先日、自宅のポストにこんなお手紙が投函されていました。 オランダ語で書かれたこのお手紙ですが裏面には英語バージョンも。一体何が書かれているのか、そして私がこのご近所さんのお手紙にたいそう感動したということについて書きたいと思います。 「うちでご近所パーティーをしませんか?」この手紙を要約するとこうです。 アムステルダムから引っ越してきたこのファミリーは、近隣住民がお互いをより知るためのパーティーを開催するとのこと。その理由は、 ・もっとお互いを頼り、助け合

オランダ移住に向いているかもしれないマインド?

こんにちは!最近また「海外移住」やら「教育移住」やらのご相談や連絡をいただくようになってきました。私の海外経験は、学生時代にアメリカで10ヶ月、そしてオランダでの生活も5年目に突入しました。今回は、オランダ移住だけに限らず、海外での暮らしに向いているかも?というマインドについて個人的な視点から書こうと思います! Voicyでもお話ししていますので、ご興味がある方はこちらからどうぞ! https://voicy.jp/channel/3079/6061764 教育の根本は

「不安」や「恐れ」を根源としない生き方や子育てを選ぶ

前回、"shadow education(影の教育)"についての記事を書きました。 今回は、子どもの教育に全力を注ぎ、「我が子に最高の教育と環境を」と励む人たちが「実は人を、社会を信じていないのではないか?」ということについて書きたいと思います。このマインドが実は「我が子だけは何とか…」という気持ちにつながっていなくもないのでは?という考察です。そして、このマインドは"shadow education(影の教育)"へと近づいていく気がしています。 「我が子には先が見えない

フードバンクで利用者を贔屓(ひいき)する理由

こんにちは!先日、Voicyで、私がボランティアを行っているフードバンクで利用者を贔屓(ひいき)していることについてお話しました。今日、食料の買い出しにマーケットへ行った時も、魚屋の日本のマンガが好きなお兄ちゃんが「€2おまけしとくぜ!」と言って、割引してくれました。 私がスーパーではなくマーケットを選択する理由の1つは、人とのやりとりがあるからです。「いつものこれね」とか「元気?」とか、そんな何気ないやりとりが日常に花を咲かせることがあるのです。 そして、今日のタイトル

「ニュースは見ないから」と、大学生

こんにちは!皆さんはニュースをよく見ますか?先日、フードバンクでいつも通りボランティアをしていた時、他のスタッフ2名(40代半ば)がニュースで見た内容の話をしていました。 「あのニュース見た?」と彼女たちが聞くと、 「私はニュースを見ないようにしているんです」とその学生は答えました。 「ニュースを見ないようにしている?」と思った私ですが、実は私自身も特定のネットニュースからは距離をとるようにしています。 今回はその時に彼女から聞いた話についてまとめました。 「新聞を読

「日本は特殊な国である」という思い込みロック

こんにちは! 今回は<「日本は特殊な国である」という思い込み>について書きたいと思います。何故かというと(今回のことに限ったことではなく)、オランダから日本へ向けて情報を届けようとすると、必ずといって良いほど、 「国が違うから仕方ない」 「国土面積が違う」 「人口も違う」 「ここまで歩んできた歴史が違う」 「文化も大きく異なる」 という声が聞こえてきます。それはきっと事実です。そして、だからこそ、それぞれの国々であらゆる「ちがい」が生まれることも理解できます。 ただ同

オランダの生活文化に馴染めない?馴染もうとしない?

こんにちは!オランダに暮らし始めて5年が経ち、その中でオランダに移住してくる人たちと出会い、オランダを去る人たちとの別れがたくさんありました。そんな中、先日、同じくオランダに移住してきた中国人ママと立ち話をしました。 彼女のパートナーはドイツ系中国人で、ドイツ人と中国人のミックスなのだとか。家族でオランダに暮らし始めたのが同時期の私たち。そんな彼女は近所に住んでいて、近くのカフェでも働いています。近所で顔を合わせたら立ち話をするのですが、先日彼女に、 「オランダの生活には

オランダ生活、丸5年を迎えて🇳🇱

こんにちは!先日、日本からオランダに生活拠点を移してから丸5年を迎えました。2019年の5月初旬、スーツケースを抱えてオランダに移住した日…今でも昨日のことのように覚えています。当初は義則を抜きにした「母子移住」でした。 それを心配した私の両親は、一緒にスーツケースを抱えてオランダへと一緒に来てくれました。あまりにも無謀だ!と心配していたのと、娘がどんなアドベンチャーを始めるのか!?とちょっとワクワクもあったと思います。笑 学校なし、職なし、家だけある娘が通う学校は決まっ

「お母さん、それってautisme(自閉症)のこと?」と娘に聞かれて

こんにちは!先日、夕食時に夫婦で自閉症についての話をしていた時でした。 「お母さん、それってautismeのことやんな?日本語で何て言うの?」 「autismeは日本語で"自閉症"って言うんよ。自閉症知ってるん?」 「うん、この間、10 uurtje(10時のスナックタイム)で自閉症のklokhuis観たよ。自閉症がどんなんか、私もう知ってる!」 と言ったのでした。 "het klokhuis"とは?娘が話してくれた"het klokhuis"とは、国営放送のチャンネル

ユーモアがあって溶け込んでいける

こんにちは!先日、Voicyで私が勝手に考察するオランダ人の性質についてお話ししました。 これは決して、"全てのオランダ人"を総括するものではありません。これは、私がオランダで暮らし、学校の先生や、保護者、一緒に働くフードバンクのスタッフとのやり取りや、観察の中で見えてきたものです。 きっと君は関西人〜 by.嘉門達夫↑ ご存知ない方は"1:00"からご覧ください。 私の勝手な考察として、オランダの人々は関西人に見えます。その理由として、 ・思ったことは口から出ちゃう

マネージャーがくれた嬉しいひとこと

こんにちは!もうすぐ(日本で言うところの)春休み!を前にして、もう息切れしている子どもたちもいれば、同じく大人たちも(笑)…の状況が続くオランダです。笑 この国ではおおよそ2ヶ月に1回は大型連休(1週間〜2週間)が存在するため、面白いことに子どもたちや、子どもたちの連休に合わせて休暇を取得できる人たち(学校の教職員など)は、それに合わせて息切れします。笑 まるで朝ごはんを食べたら12時頃にお腹が空くように、人というのは一部で「サイクル」に適応しながら生きていくものなんだと

低所得の子どもたちに差し伸べられるチャンス

こんにちは!先日、いつも通りフードバンクで活動した日のことでした。朝の連絡事項の際に、チームリーダーのSara(仮名)が言いました。 「今日は、子連れの家族が来た時にはこの用紙を紹介してね」 そこで見せられたのは、"samen lachten(一緒に笑おう)"という団体が用意した紙でした。 低所得層の子どもたちにも機会の均等をよく見てみると、その紙には「2月のある週に子どもたちを室内スポーツ施設に無料で連れていきます」といった内容が書かれていました。 samen la

夫婦で混浴(裸)サウナデビュー!

こんにちは!昨日は義則と設定した「デート日」で、夫婦で混浴(裸)サウナデビューしてきました!ゆったりとした時間が過ぎて、とっても心地よかったです。 オランダのサウナって?私がこの国でサウナデビューしたのは、約2年前のこと。 オランダ在住歴の長い日本人の方にお誘いいただいて行ってきました!それがかなり楽しくて、そこから数回通っています! 義則を誘ってみた本当は別の友人と行く予定だったのですが、あいにく予定が合わず…ということで隣にいた義則に一言。 「サウナ、一緒に行こう