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「部下を好きになれない」と悩む管理職のあなたへ

組織コーチの古井奈緒子です。

「古井って、人間が嫌いでしょ?」
こんなふうに言われていたのは30代まで。特に学生時代の友人や先輩は、今でもそう思っているかもしれません。

「人間嫌いが、どうして対人支援のコーチなんてやっているの?」
そんな声が聞こえてきそうですが、実は「人間嫌い」だったからこそ、人を扱う仕事ができていると感じているのです。


人が嫌いな管理職は、あなただけじゃない

かつての私も、正直に言えば 「人が好きではなかった」 んです。
平気で嘘をつくし、面倒だし、自分の話ばかりで他人の話なんて聞かない。そんな人、たくさんいますよね。

だから、「好きではなかった」 。

(ちなみに今は「人間嫌いの人間好き」らしいですが…笑)

私がこんな話をするのは、セッションの中で「人が嫌い」「だから部下も好きになれない」と感じながら管理職を務めているお悩みを聞くことが、実際に少なくないからなんです。

「人が嫌いなのに、管理職になってしまった」
そう打ち明けてくれる方の気持ちは、かつて私自身がマネージャーだった頃に感じていたジクジクする苦しさ と重なります。

そんなとき、私はいつもこう伝えます。

「人を好きにならなくてもいいんですよ」

この一言を聞くと、皆さんホッとした顔になるんですよね。

「管理職は部下を好きでなければいけない」は、本当?

「部下を育てるなら、そもそも人を好きじゃないとできない」
世間にはこんな考えが根強くありますよね。

でもそのせいで、「部下を好きじゃない自分」を責めてしまう管理職が、とても多いんです。

私自身は、「管理職だから人を好きにならなければいけない」とは、全く思いません。

むしろ、人を好きになることで、こんな 落とし穴 が生まれてしまうかもしれないからです。

  • 必要以上に期待してしまう

  • 過度な要求をしてしまう

  • 盲目的に信じすぎて、大事なことを見落としてしまう

特に職場では、冷静に、客観的に人を見る力が必要です。

「好きになる」より「信じる」ことが大事

「人が嫌いだった私が、人の心を扱うコーチなんて…」
そう思われるかもしれませんが、コーチに必要なのは人を好きになる力ではなく、人を信じる力です。

「この人は、きっとやり遂げる」と信じ、行動をサポートする。
これが私の仕事です。

同じことが、管理職のあなたにも言えるのではないでしょうか。

部下を好きになる必要はありません。
代わりに、部下が成果を出せると信じ、そのためのサポートをすること 。

それこそが、 管理職としてのあなたの大切な役割 なのだと思っています。


今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます


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