不思議な縁の繋がり〜音楽編〜

作曲をし始めて、もう8年ぐらいになる。相変わらず全然売れてないけど、音楽を作り続けているのには理由がある。

・自分の曲を喜んで聴いてくれる人がいて、不思議なご縁の繋がりがあるからである。

今日はそのこ縁を振り返ってみようと思う。

イタリア人からの依頼

初めて曲を作って、発表したのはアメリカでのワークショップに参加した時だ。ワークショップ内で自分の特技を発表する機会があった。自分には何ができるのか考えたとき、音楽ならいけるなっと思い音楽を創った。それまで曲を創ったことはなく、その自信がどこから来たのか今でも不明である。渡米までの数日で1曲仕上げ、当日は一心不乱に弾いた。その時声かけてくれたのが、イタリア人のパトリックだった。「僕にも曲を作って欲しい。」そう言われて創ったのが「Fall(のちのDaydream)」と「hotaru-bi」である。

自分の曲を喜んでくれることが素直にすごく嬉しかった。ちなみに何度もこの動画を見返したが、ここに並んでいる言葉の意味は全くわからない。

アメリカ人からの突然のメール

前回のコラボからしばらくして何曲かできた僕はsoundcloudに動画を投稿し始めた。毎日変わる再生回数に一喜一憂しながら過ごしていると、再び声をかけられた。今度はアメリカの作曲家を名乗るアレックスからであった。次の曲が彼の曲である。

天才か!

そして彼は「たくさんの人に君の曲が広まるようにリメイクして僕のページに貼ろう。そうしたら僕のファンも聴くし、今よりも多くの人に聴いてもらえるよ。」って話してきた。

神か!

そしてアレックスにリメイクをお願いした。そしてそんな彼に生意気にもここはこうして欲しいとかも伝えた。それも全て聞き入れてくれた。そんな感じでリミックスが出来上がった。結果は成功だったと思う。それは彼のフォロワーからのコメントが物語っていた。

ウィーンのレコード会社からのメール

さらにこの話には続きがあった。なんと次はレコード会社からメールが来たのである。しかもあの音楽の都市ウィーンである。しかし警察24時で鍛えられていた僕の防衛本能はこの話は絶対怪しいと訴えかけてきた。だから先輩やアメリカの友人にも相談したり、アメリカ人の友だちにも相談した。その結果、自分にとっていい契約であるということがわかった。そしてお世話になることにした。この会社からは3曲リリースした。先述した「Hotaru-bi」「Whisper」そして「Shigure」である。ジャケ写だけでなく、マスタリング、リリースにかかる費用も全部会社が出してくれた。ちなみにこの会社とはその3曲のみで、それ以降は一緒には作品は創っていない。

そして「Shigure」にもタイアップが付いた。

オープニング曲として使用

音楽療法士の佐藤由美子さんとBLISSという番組のオープニング曲の話をする機会があり、自分の曲でもし気に入った曲があればぜひ使ってくださいと話したことがきっかけである。BLISSとは医療現場の最前線で働く医療従事者にスポットを当てて佐藤さんがインタビューしていく番組である。

日本では音楽療法を正しく認知している人は少ないのではないかと感じる。それは音楽を使ったレクリエーションすら音楽療法と話す人たちいるから。2人の会話は音楽療法士とはどういう職業であるのか、話している。興味がある方はぜひ聞いてみてください。この回に音楽で参加できたことを嬉しく思う。

まさかのコラボ

どんな曲を作りたいか迷っていたある日、タワレコにCDを聴きに行った。その時に出会ったのがPianaさんの「MUSE」という作品である。彼女の声は本当に綺麗で、すぐに購入を決めた。

そしてしばらくしてクラウドファンディングを通して、自分の曲に歌入れをしていただける機会が訪れた。それはまさに夢のような時間であった。

好きなアーティストと話ができて、曲を一緒に創れる。そんなこと一生に一度あるかないかぐらいのレベルだと思っている。ここでもテンションが上がってしまい、気づいたらこう歌ってほしいとか色々意見をたくさんしていた。そしてその意見に毎回優しく寄り添ってくれた。

女神か!

そして出来上がった曲が月華(feat.Piana)であった。話していくうちにリリースしてみようという話になり、日本のレコード会社から自分の曲がリリースされた。

そして未来へ

そして最近新曲「Walk /Daydream」をリリースしました。もともと友人が行う展示会でお披露目する予定だったが、コロナの影響で延期となりました。音楽であれば、この状況でも何か動けるのではないかと思い、デジタルリリースという形でリリースした。

この曲が次にどんなご縁を引き連れてきてくれるのかは正直わからない。でもきっと何かしらのご縁を紡いでくれる気がする。締め切りまでにつないでくれたらここに付け足そうと思う。

(5/31に追記)この曲には残念ながら現時点で不思議なご縁は紡がれなかった。でもいつかきっと何かしらのご縁を紡いでくれることを願っている。


このようなご縁が続いていくうちは、曲を創り続けていこうと思う。このご縁のゴールが果たしてどこになるのか、何がこの先待っているのか今はまだわからない。でもきっと面白い景色を今後も見せてくれると信じてる。

あの時ピアノを演奏しようと思えたからこそ、その先にあるいろいろな景色を見ることができた。だからこそ、この先もどんなアクションの先にステキな道が続いているのかわからないので、どんなことも大切なきっかけと思い挑戦しようと思う。

そしていろんな人に挑戦することの大切さを身をもって伝えられるようになりたい。




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