月の立つ林で
Audible24冊目
青山美智子さんはAudibleでは「リカバリーカバヒコ」以来2冊目だ。
2022年の本屋大賞第二位の作品らしい。
5つの短編が全て繋がっていて、一つの作品になっている。
この小説は人と人の繋がりの美しさを描いている。
リカバリーカバヒコもそうだったんだけど、この人の作品は本当に優しさの描き方がうまい。
全ての物語が「タケトリオキナ」と称するポッドキャストのパーソナリティーが絡んで来る。
最後にタケトリオキナの正体がわかるんだけど、その正体になんとも涙が出てくる。
竹は地面の下で繋がっているので、1本病気になると、周りの竹も病気になるんだよ・・・・。というような文面が出てくるんだけど、きっとそれは「人もいっしょだよ」というメッセージなんだと思う。
これからは心をホッコリさせたい時は、青山美智子さんの作品を読みたくなるんだろう??と確信した。
また一人、好きな作家ができてしまった。
落ち込んでいる友人がいたら、この本をプレゼントしてしまうな、きっと。
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