-196°cのゆりかご〜オーディブル40冊目
-196°cのゆりかご 藤ノ木 優 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
義母の菜緒が実母であると知ってしまうつむぎ
そこから全てがはじまるのだが、なぜ実母であるかを探るつむぎは菜緒の過去を少しづつ知る事になる。
いわゆる、試験管ベビーの話なのだが、とてもヘビーな展開だ。
作者は現役の医師らしく、ヘビーな内容ながら、緻密に描かれていて、一気読みならぬ一気聴きしてしまった。
とても重く、深く、耳を塞ぎたくなるような場面もあるのだが、最後はとても明るく描かれていて、爽やかな読了感だった。
現役医師ならではの、しっかりと作り込まれていて、納得できる内容で、久しぶりの星5つつけました。
今日は自宅でデスクワークしながら、久しぶりにパンなど焼きながら、楽しく読めた(聴けた)
焼いたのは、カマンベールチーズと黒コショウの丸パン。
白ワインと合わせる予定
良い小説を聴きながら、リビングにパンの匂いが充満する、なんとも贅沢な時間です。