抹茶ラテみたいに
訳あって短期的に新しい仕事に取り掛かることになったんです。
新しい場所で、新しい人たちと。
やっぱりいくつになっても「初めて」は緊張するもので、いつもより前髪を整えていつもより早く家を出ていつもよりちょっと背筋を伸ばして。
集合の時間よりも1時間早く着いてちょっぴり
カフェで深呼吸。
深呼吸っていっても外は30度を超える真夏の真昼間で、
駆け込むように入って汗だくなおでこを拭くのがわたしのルーティーン。
最近はカフェラテやチャイティーなんておしゃれなものが好きだったけれどひさしぶりにちょっと甘めの抹茶ラテ。
ほら抹茶ラテってものすごく甘いじゃないですか?
わたしのイメージだと、うん。ほんのり緑でものすごくあまぁい、そしてキンキン。
なのに、びっくり。
熱い体に流し込んだ瞬間。ニッガ!!
いや、苦いだけじゃない、、正直すごくまずい、、、
え、抹茶ラテってこんなにも味しなかったっけ?
苦くてまずい緑の液体??
あいにくにもよくよく考えたらものすごい「緑」で
人工的な色をしている。
なんて言ったらいいんだろう。
透明なグラスに緑の絵の具を一滴落として遊んでた
図工の時間を思い出す感じ。。
そんなわたしにとっての最悪、なドリンクがあの
シンプルな一手間で打って変わったのだ。
そう、ガムシロ。
あ!と思い立ってガムシロを一つ入れただけなんです。
それなのに、いやそれだからなんだけど、ものっっすごくおいしくなって。
なんならさっきの苦味とガムシロの甘味がマッチしてちょうどいいくらいに美味しくて。それにガムシロと氷とが溶けていくと自然と色も合わさって濃いめの抹茶?みたいにすごく美しい。
抹茶ラテみたいに。
この抹茶ラテみたいに、初めは好きになんて絶対ならなかった何かが身近なものと合わさるだけで、何かひとつまみ加えるだけで、全然違った何かに変わるのかもしれない。代われるのかもしれない。
15分前にはもう飲みたくない!と思っていた抹茶ラテも20分後には大好きになって好きなものリストに入っているかもしれない。
こんなふうに、人生も思うのだろうか?
始業開始1時間前に思い立ったように書いているこの
ひとりごと。
新しい環境はすぐ目の前で、でも1時間後のことなんてわからなくてだから不安もあるけど、どこかワクワクして。
もしかしたら緊張で自分の名前をど忘れしてしまうかもしれないし歳の離れた先輩を掃除のおじさんと間違えてしまうかもしれない。
未来のことなんてわからないけれど、ガムシロを入れて大好きになった抹茶ラテのようにもしかしたら夜の私は思いっきり自分を褒めてあげれるくらい頑張れるかもしれない。
陽が落ちて周りが暗くなった時、この日記のことを思い出して汗拭きながら抹茶ラテのんだな。
すごく新しい仕事緊張してたな。なんて笑い話にしてるかもしれない。
んー何が言いたいかわかんなくなってきたけど
一つ言えるのは人間好きだったものが大嫌いになったり、この人と付き合う訳ない!って人が大好きになったり。
もしくは今日の私何か嫌だな、、って思ってたのに翌日にはなんか私って最強じゃない!?!って思える日もある。
少し視点を変えて工夫してみたらスキキライなんて
どうにでも変えれるのかも。ミライさえも変えてしまうのかも。
そう思えた昼下がりでした。
おっとそんなこんなであと30分もしたら仕事に行かなきゃっ!
みなさん陰ながら私の新しいスタート、
上手くいくよう応援していただけるとうれしいです☺︎
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