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蝉の声(part2)

また蝉の話をする。どんだけセミが好きなんだよって思うかもしれないけど聞いてほしい。
(7月16日初投稿「蝉の声」聞いてね)

私が先月投稿したのは7月16日。たしか蝉の鳴き声を聞いてまだ1週間も経っていなかった?梅雨明けすぐの夏の始まり。

でも今は違うもう8月だ。
なんだかんだで今年も8月1日が来てしまった。
社会人になって暦はあまり関係ないかもしれないけれど夏休み終了まであと1ヶ月。
いつまで経っても8月に入り9月になってしまうのは寂しい。焦る。

やることがいっぱいでやりたいこともいっぱいで、
BBQやかき氷屋さんに行ったり夏らしいことができたー!って言う日もあれば全然夏らしくない日だってある。

そんなこんなで迎えた8月1日。
いつものように朝寝坊の日曜日。
シャンシャンシャーン、ジリジリ、ミーンミーン、なんで擬音語を使っていいかわからないほどの大きな鳴き声で蝉たちが鳴いている。

彼らもすっかり今年の夏に慣れたようで私が聞いたあの
初夏の日よりもずっと大きな声で鳴いている。

父親がリビングでお決まりのゴルフ中継を見ている。
朝からこんなにもセミの鳴き声がうるさいものか?と思いながら思わず「このセミってテレビで鳴いてるの?それともほんとに今鳴いてるの?」と聞いてしまった。

それはゴルフ中継のテレビから聞こえたものだった。
そしてベランダに出てみると、気分屋なのか。
私の近所の蝉たちはまだ寝ているようで鳴き声は一切しなかった。

ふと思った。なぜ蝉は毎年夏に生きるのだろう。
なぜ冬は冬眠していて鳴かないのか?
でももし一番最初の蝉が冬に生まれていたら?冬に最初の鳴き声をあげたら?
蝉は冬の風物詩で、雪の降る冬景色のなかあのミーンミーンといううるさい鳴き声が響き渡っていたのだろうか。
似合わない、似つかわしくなさすぎる。
日本の夏は蝉の鳴き声あってのものだし、うるさいうるさいとはいっても私も大好きだ。

それに蝉はそもそもなんで鳴くのだろう?
動物の中でずっと鳴いてるのはおそらく彼らだけだろうし、呼吸?みたいに当たり前にしてしまう生理現象なのかはたまた何か伝えたいことでもあるのか、、

一日中泣いていて喉が渇かないのだろうか?
熱中症にならない?ちゃんと水飲んでるの?そもそも水分補給って何するんだろう、、?
私のお決まりのハテナが頭に浮かび続ける。

私が最初に「蝉の声」を投稿してから2週間になる。
それと同時にnoteを初めて2週間。

まだ2週間しか経ってないの!?!?!と驚くくらい
もうたくさんの夏を乗り越えてきた気がする。

蝉の下積みは長い。
長い長い地下生活、地上で成虫になるまでは3〜17年かかるらしい。
それなのに地上で生きれるのは1週間から1ヶ月。
短すぎる。
7月に鳴き始めた蝉は8月にはもう命が果ててしまう。

私たちよりも一足先に夏を終えてしまう蝉は
夏を楽しんでいるのだろうか?
彼らにとっても最高の夏が過ごせたらいいなと思う。

ちなみに調べたところ鳴き声をあげるのは雄の蝉だけらしい。雄が雌に合図を出し子孫を残すために毎日必死に泣いている。

儚くも力強く生きている蝉。
私たちも蝉と生きる夏の1ヶ月だけでも強く、欲深くそして可憐に生きていきたいものだ。

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