「死にたい」に対する医者の反応それぞれ
去年、就労移行支援に行った事も書いた記憶があるけれど、自分が今のアルバイトを始めたから一旦終了という形になった。
バイトはそんなこんなで今も続いているけれど、家の事もひっくるめて死にたい程苦しかった。
本当に夏から今まで、今も常に「死にたい」「消えたい」「ここから逃げ出したい」
と常に考えていた。
これはひょっとすると、抗うつ剤を飲まなくなってからなのか?それとも、自分が耐えきれない事ばかりしているからだろうか。
と考えて耐えられなくなって病院に電話した話をしようと思う。
実は本文は別に書きたかったのだけれども、長くなってしまったので今日はこのネタで。
何年か前の「死にたかった私」に対する精神科医師の話
随分前、通っていた病院に辛くてどうしようもなくて電話をした事があった。
とても医者然とした、白衣をキッチリと羽織る典型的なお医者さん(初老)だった。
どれだけ辛い苦しいと言っても感情的にならずに、常にフラットな声色で話てくださる先生だった。
その先生に電話を掛けたのだ。もちろん看護師さんから先生に取り次いで貰って。
「どうしましたか?」
「センセ…もう、しんどいです、死にたいです」
と泣きながら話したのは覚えている。
ひょっとしたら時間的には診察中だったかもしれないのに、その医師は
「まだ死んだらあかんよ。明日病院においで。来れるかな?先生は待ってますからね。お願いだから早まらないでね。明日、待ってるから。」
泣きながらろくに返事も出来ずに電話を切ったと思う。
いつもクールな先生の声が、一瞬で慌てた声音になったことに自分で言っておきながら驚いたのが物凄く印象に残っている。
そして、次の日に病院に行って
「よく頑張って来てくれたね、ありがとう。お薬変えてみようか?じゃあ一週間だけ出しておこうか。来週もここで待ってるからね、来てね。くれぐれも早まったらあかんよ。先生はここで来週も待ってますからね。」
と何度も何度も「待ってる」と言ってくれた事に心から救われた。
まぁ、結果、2分で終わるようなよくある精神科パターンに戻ったので、通うのはやめたんだけれども。
現在の「死にたい私」に対して今の心療内科医の反応は
前途のことをふと思い出したので「電話してもいいんだ」という思いつきというか、もう何にでも良いから縋り付きたかった。
電話診療という形をとっている病院かどうかは記憶になかったが、電話をしてみた。
今の病院も医師は一人しかおらず、スタッフさんから繋いでもらった。
「どうされましたか?」
「先生、もう死にたいです…」
藁にも縋りたいというのはまさにこの事だ。と泣きながら思った。
「そうですか…うーん…区役所のそういう相談を受け付けてくれる課がありますので、一度そこに相談してみてはどうですか?」
聞いて「はい」しか声が出なかった。大丈夫ですかとかそんなの無いのかよ!と。
「すみません、今診察中でして…」
耳を疑った。そしてその医師に対しての信頼はゼロよりマイナスへ落ちた。
これは医者なのか?患者が「お前の治療が下手だったから治らなかった!」
と去年あった大阪のクリニックの放火事件を思い出した。
そんな事されてもこの医師じゃ仕方が無いんじゃないか?
もう何も言わずに電話を切った。
確かに経験はまだまだ浅い医者だと思う。若いし。
でもさ、人の心として、ほんの少しの良心があれば上記の医師のような対応にはならないか?まずは今どうしているとか、状況を聞いて、とりあえず変な考えは止めるようにと言うだろう。私が医者じゃ無いとしても友達に言われてもそうしている。
とにかく、この医者に対してはビジネス対応をする医者なんだと言うことを念頭に置いて、薬だけ処方してもらうようにしようと思う。
よくいるであろう「死にたい私」に対する心療内科の医師
そういえばもう一人居たのでついでに書いておこう。
多分、よくいる「心療内科の先生」という感じの人。
その時は受診時に話をしたから目の前というか、先生がPCに向かうデスクの横に座っていたと思う。
「とても辛くて、死にたいんです」
「そうですよね、辛いですよね。でも、ここに来てくださったので、ゆっくり治療していきましょうね」
とても笑顔で「焦らずゆっくり」を繰り返していた医師は、その後も同じような対応ばかりで流石に「いつになったら本腰入れてくれるんだ?」と疑問に思ったのでここもやめた。
まとめ
結局メンタルクリニックってなんなんだ?と。
自分に合う医者を探すのが難しいとは言われるけれども、改めてこうして三名の医者の対応を書き出してみると、一番最初の先生が一番人間味はあるなと思った。
だからまた戻ろうとするのか…実はその最初の病院は自分を「うつ状態ですね」と初めて診断した医師であり、一度他の病院に行き、また戻ったと言う経緯のある病院なので
…三度目の正直というのもあるのか、はたまた二度ある事は三度ある、なのか。
多分「診察中」だと言ったビジネスマンの所は次の金曜に行って辞めると思う。
自立支援申請書が届いたばかりなのに、また病院と薬局の名前を書き換える事になりそうだ。