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どうせ歩くなら上野・谷中・千駄木
上野〜谷中〜千駄木〜上野を
(かけ足で)60歳女が歩いた記録です。
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今回の旅の目的はこれ
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(10/16〜12/8 東京国立博物館 平成館)
朝から東海道を歩いて
ミッション完遂した気になってますが
これから本番。
ああ上野駅に到着。
東京国立博物館に直行すればいいものを
西郷さんの銅像が見たいので寄り道。
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おまけに上野公園改札口から出たので
さらに回り道になるハメに。
不忍改札口の存在を知らんかった・・
上野の西郷さん
作者は高村光雲。高さ3.7m・胸囲約2.6m。
隆盛の旧友らによって1898(明治31)年に建立。
銅像まで建立して讃えるくらいだったら
最初から逆臣扱いしてほしくなかった。
ちなみに奥様曰く
「こげんなお人じゃなかった」
偉人の中ではやはり西郷さんが一番だ。
演じた俳優では鈴木亮平さんが一番だ。
東京国立博物館
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略して「トーハク」
チケット売り場は長蛇の列。
もしかしてこの人たちもはにわ目当て?
と思ったけどほとんどの人は
表慶館の「ハローキティ展」に
ぞろぞろと入っていきました。
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さすがキティちゃん。
はにわをも凌駕。
はにわの人は平成館へ。
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展示内容はめっちゃ濃いです。
マニアにとってはたまりません。
ドーパミンがドバドバです。
キティちゃんに負けたとはいえ
それでもものすごい人だった。
そのうちガチ勢は10%くらいか。
国立博物館を出て屏風坂通りを
谷中方面へ歩いていると
すぐ右手に大きな門が出現。
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旧因幡鳥取藩池田家の江戸屋敷の表門。
昭和29年に移築・保管されています。
東大が赤門ならこちらは黒門。
大変美しい門ですが
威圧的で近寄り難い。
池田家のお殿様に怒られているようで
ちょっとコワイ・・
上野桜木交差点を渡れば
そこから谷中エリア。
さっそくなつかしい建物がお出迎え。
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(東京都台東区上野桜木2丁目)
明治時代の建物の寄贈を受けた台東区が
下町風俗資料館付設の展示場として
この場所に復元しました。
道具類などもすべて本物。
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上野台と本郷台の「谷間」だったため
「谷中」と名付けられたこの町は
幕府によって寺院が集められた寺町でした。
落ち着いたレトロチックな界隈です。
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(東京都台東区谷中5丁目)
「ブリキ」と読みます。
まず読めないですね。でもいいんです。
敢えて漢字だからいいんです。
寺内貫太郎とか出てきそう。
あれも確か谷中の石屋さんでしたね。
子供の頃はヒデキが好きで
みよちゃんとひっついたらどうしよう
なんてハラハラしてたけど
大人になって再放送を見たら
加藤治子さんのお母さんの存在感たるや。
そっちにばかり目がいってしまう。
丁寧な言葉遣い。柔らかな物腰。
まわりの人への気遣い。
昭和の女性の奥ゆかしさ美しさを
私たちも見習おうではありませんか。
といいながらすでに齢60歳。
どっちかというとキンばあちゃん。
でも遅すぎることは決してない。
夕焼けだんだんを下りて
谷中銀座を歩いてみる。
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(東京都荒川区西日暮里)
谷中が谷間なのがよくわかりますね。
昔ながらの商店街は今や観光スポット。
外国人も多いこと。
みなさん昭和が好きなのね。
東京にはたくさんのエリアがあって
それぞれに特徴があって
その中からお気に入りの町を見つけて
何度も通う楽しさがありますね。
それでもちょっとやそっとでは
東京の奥深さはきっとわからない。
不忍通りを歩きながら
途中千駄木の本屋さんで
地元の雑誌を立ち読みしたりして
上野公園に戻ってきました。
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すっかり日も暮れちまいましたので
ホテルに戻ります。
その前に辯天堂にお参りをして
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(東京都台東区上野公園)
上野駅アトレで夕食とビールと
ついでにスイーツを調達して
ホテルにチェックイン。
今夜は東海道とハニワの写真をみながら
部屋で侘しく楽しく一人宴会です。