【育児】保育園に個室を持つ息子 #11
こんにちは、もももと申します。
こちらの記事では、周りのお友達と少し違った歩幅で成長をしている息子の、保育園での様子について書かせて頂いています(*^^*)
少し長めのシリーズになってしまいましたが、1話は現在3歳の息子のご紹介、2~6話は療育センターでのお話、7話~現在は保育園での生活についてのお話になります。
▼今までの経緯についてはこちらのマガジンをご覧ください☆
今回も、療育を受ける前のお話になります( ˙꒳˙ )
前回は息子が2歳頃に行われた、保育園の保護者懇談会での出来事について書かせて頂きました。
▼前回の記事に詳細を書かせて頂いています。
今回は、保護者懇談会のもう少し後、発達面談を受けるまでの間にあった、クリスマス発表会のお話を書かせて頂きたいと思います。
息子が2歳2ヶ月頃のお話です。
▼当時の息子の状況(2歳2ヶ月頃)
・「ばいばい」、「いやう~(嫌)」、
「ぶーぶー」など簡単な単語が稀に出る
ものの2語文、3語文は全く出ない
・お友達への嚙みつきが頻繁に起こる
・遊びに偏りが見られる
(お絵描きやダンスなどに参加できない)
・電車や車を寝そべって横から見ることが多い
・ひとつの場所に留まって 遊ぶことが出来ない
・食への興味が薄く、自分で全く食べない
・自分の想定していたことと違うことが起こると
気持ちの切り替えが全くできない
(突然予定していたお出掛けが無くなったなど)
前回の記事にも書かせて頂きましたが、当時噛みつきがあった息子は保育園の給食の際に、同年齢のお友達と同じテーブルに座って食事をとることが出来ず、別席でベビーチェアに固定された状態で食事をとっていました。
思えばこの頃から「みんなと同じ」ように出来ないことが少しずつ出てきていたように感じます。
10月頃に行われた保護者懇談会から2ヶ月後の12月。通っていた認可外保育園でクリスマス発表会が行われました。
8月頃に園長先生と行った個人面談でも、息子が普段から同年齢のお友達と同じように、決まった場所に立ってダンスやお歌の練習に参加が出来ていないことについては、お話を聞いていました。
・・・果たして大丈夫なのだろうか(;'∀')
前回の保護者懇談会でのほろ苦い経験もあり、一抹の不安が過りました。
ただ、やはりそこは初めての発表会。
当時は私だってそれなりに子育てに対し理想や憧れを抱いていた、至って普通の母親です。
息子が可愛く踊る姿を見てみたいし、出来ればそれをカメラで記録として納めたい・・・そんな欲望には勝てませんでした(^^;)
しかし・・・この軽い下心により、
その後地獄を味わうことになりました( ;∀;)
クリスマス発表会当日は土曜日。
当日の朝保護者と一緒に登園後、息子とは保育園の入口でお別れし、保護者は発表会用の教室で待機することになりました。
発表会の時間を迎え、園長先生の挨拶が軽く行われた後、0歳児さんから順番にハイハイの披露やお歌に合わせたダンス、劇などが披露されます。
息子が通っていた保育園は、小規模保育園で人数が少ないため、全クラスの演目(とはいっても1演目10~15分ほど)をそのままの席で見ることが出来ました。
息子がいる1歳クラスの演目は、サンタさんの格好をしたダンスでした。
9名を前半と後半グループにに分けて、目の前の小さなステージで曲に合わせて簡単なダンスを披露するというものです。
息子は後半グループだったため、先に前半グループのお友達4人がステージで演目を披露してくれました。
発表会とは言っても、そこはまだ2歳前後。
完璧に踊れる子はおらず、ステージ上で曲に合わせて簡単な身振り手振りをしたり、緊張で固まってしまう子もいました。
みんな可愛くて微笑ましいな~とお友達の様子をほっこりした気持ちで眺めた後、いよいよ息子がいる後半グループの順番がやってきます。
元気に自分で歩いてステージに上るお友達4人。ワクワクする母(*´д`*)
ついに息子登場か!?
・・・とここで、なんだか聞きなれた泣き叫び声(;'∀')
みんなが元気にステージへ登壇する中、担任の先生に抱っこされて現れたのは泣き叫びながら癇癪を起して、暴れる息子でした。
せっかくのクリスマス会。先生もなんとか息子をステージに立たせてくれようとしますが、地面に張り付いて演目の曲に負けないくらいの大声で終始泣き叫び続ける息子・・・。
結局約10分ほどの演目の間中、先生の横で地面に張りつき、ひたすら癇癪を起して泣き叫んだまま、息子のクリスマス会は終わりました。
演目中ずっと息子が泣き叫び続けていたこともショックでしたし、他の保護者さんもお子さんの踊る姿を見たくて見学に来ているのに、曲が聞こえないほどの息子の泣き叫び声・・・。
さすがに参加したことを後悔しましたね。
後になって冷静に考えてみれば、普段から気持ちの切り替えが難しい息子。
いつもは両親揃って一緒に保育園に行くことなどないのに、その日は朝からパパとママと一緒に家を出て、どこかへ行くのかとワクワクしていたところを、突然自分だけが保育園に預けられた。
たぶん、息子からしたらそんな気持ちだったのだと思います。
その時点でもう気持ちの切り替えなんて出来ない上に、よくわからない衣装を着せられて、よくわからないうちにステージに立たされた。
その結果として、癇癪を起して泣き叫んだ息子。
そりゃ、そうなるよね・・・と、ものすごく後悔しました。
少し考えれば分かったことですが、出来れば可愛くお遊戯をしている姿を見てみたい・・・なんていう微かな下心が私にもありました(^^;)
でもステージに立ってダンスを踊ることって、冷静に考えたら必ずしも子どもの成長に必要なものでもなかったのですよね。
確かにある程度子どもが成長してからの演劇や合唱などは、「全員で何かを作り上げる」という意味合いでは、必要があるのかもしれません。
まあ、それだって必ずしも演劇や合唱ではなくていいのかもしれませんが・・・(^^;)
少なくとも2歳児にそこまでの意図は理解できないと思うし、幼い子どもにダンスを覚えさせて、発表会として誰かに披露をさせること。
それを本人が普段から楽しくできているのであれば、親としても子どもの可愛い姿を見ることが出来きるのは嬉しいし、その延長線上での発表会は良いものだと思います。
でも、息子のように普段からあまりお遊戯に興味を持てていない子どもに対して、保護者に見せるためにダンスを覚えさせて披露をさせること。
それは、少し語弊があるかもしれませんが、動物に芸を教えてお客さんに披露させることと、なんだかあまり変わらないような気がしました。
本人が普段からお遊戯などに対して興味が薄いのに、単純に親が見てみたいという一心で参加させたことは失敗だったなと、少し反省です( ;∀;)
泣き叫んでいる息子の姿にはかなり堪えたし、周りの保護者の方にも申し訳なく、息子の初めての発表会はとても苦い思い出となりました。
親の気持ちだけで言えば、もちろんみんなと同じように保育園行事に参加出来て、なにも心配なく見学できることが理想かもしれません。
でも結局は本人が楽しめていないと、そこに意味はなにも無いのだと、この一件を通して学ぶこととなりました。
このクリスマス会以降も、様々な場面で息子が「みんなと同じ」ではないことに直面する機会が本当にたくさんありました。
私だって、親である以前に人間なので、「なんでうちの子だけが・・・。」と思ったことが全くないと言えば噓になります。
でも、どれだけ思い悩んだとしても、やっぱり私の息子は彼以外には絶対にあり得ないのです。
「みんなと同じ」が出来なくても、好きなことや興味があることに目をキラキラさせて、いつもとっても楽しそうに笑っている息子。
そんな息子のことが大好きです。
「出来ないこと」に目を向けていても、今すぐ簡単に出来るようになるわけではないし、そこを無理に矯正してしまったら、それはもはや私の大好きな息子ではなくなってしまう。
「みんなと同じことが出来る息子」ではなく、間違いなく「今の息子」が大好きなのです。
出来ないこともあるけれど、「出来ること」もたくさんある。
だから今は、息子の「出来ること」をしっかりと見つめて、息子を信じて育てていきたいと心から思っています(*^^*)
・・・とまぁこんな風にまとめましたが、そこの境地に至るまでに、この後もまだまだたくさん事件が起きるわけですけどね(;'∀')
長くなりましたので、次回は発達面談を受けたあと、現在通っている認可園へ転園した際のお話を書こうと思います。
*このシリーズでは、なるべく当時の私のそのままの心境や行動を書き残していくつもりです。
初めての育児で分からないことが多い中、我が子の発達の遅れに不安を抱える一人の親として、何を思い、どういった心境で、どんな行動を取ったのかを知って頂きたい意図です。
否定的な描写が多く、必ずしも正解といえる行動ではない場合もあるため、記事を読んで不快な気持ちになられた方は大変申し訳ございません。
ただ、まさに今同じようにお子さんの発達に不安を抱えている親御さん、保護者とのやり取りに困っている保育士さん、そういった方の何かしら少しでも参考になれば幸いです。
つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
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