【育児】そもそも始まっていなかった
こんにちは、もももと申します。
先日夫との会話の中で、ずっと学生時代から思ってきた疑問に一つの答えが出た気がしたので、そのことについて書いてみようと思います(*^^*)
突然ですが、皆さんには「これだけは自信がある!」「これは誰にも負けない!!」と言えるような特技はありますか?
私自身は振り返ってみれば、子どもの頃から基本的に何をやっても平均くらいは出来ていたと思います。・・・人間関係と運動(特に球技)以外は。
絵を描くことも、文章を書くことも、勉強も、仕事も、たぶん人並みに、遜色ない程度には出来ていたと思います。
でも、そのどれもが所詮「人並み」なのです。
いつだって何にだって、上には上がいて、どこの世界にだって「こんな風に出来たら気持ちいいだろうなぁ」と思う人はいました。
そんな人に出会うたびに、必ず思っていたこと。
自分は平凡だなぁ・・・。
私にはなんの才能もないのかも・・・。
なんでも困らない程度に、平均的には出来るけれど、突出した特技を何も持っていない自分。
他人と比較しても意味はないと言うけれども。
人生において「私にはこれ!」と胸を張って言えるものがあるのは、やはり素敵なことだと思う。
そんな話を、ある日夫にしてみました。
ちなみに夫は絵や字がとても上手く、子どもの頃からよく賞を貰うことが多かったようです。
私も絵は比較的描ける方だとは思うけれど、それでも夫には敵わないな、と思ってしまいます(^^;)
そんな夫は自分よりも絵を描くことや、字を書くことが上手だと思う人に出会ったときに、相手に憧れたり、自分には才能がないなと感じたりすることがあるのだろうか。
そんなこと思い、夫に聞いてみたところ、この質問に対する夫の返答は以下のようなものでした。
そもそもさ、俺は確かに絵は描ける方だと思うけれど、好きではないんだよ。だから絵を描くことが好きで、毎日絵のことばかり考えて、ひたすら絵を描いているやつに勝てないのなんて当たり前でしょ。
それは才能があるとかないとか、そういう次元の話ではなくて、単純に俺がその相手よりも絵に対しての興味が薄かったってだけの話。ただ、それだけのことだと思うよ。
どんな下手くそだって、本当に絵が好きで何万回も描いていれば、嫌でも絶対それなりに上達するし、上手くなる。
そもそも、そこにかけた情熱や時間が全く違うわけだから、自分より上がいるのなんて当たり前のことだと思うよ。
確か、こんな感じのことを言われたと思います。
・・・なるほどね。
ずっと私は何をやっても人並みで、きっと自分には特別だと言えるものなんてないのだと思い込んで過ごしてきました。
でも、そう言われてみれば、人生の中で何か一つのことを寝ても覚めても考え続けて、ひたすらに打ち込んだことなんてほとんどない。
・・・せいぜい先日書いた、ネトゲ廃人の件くらいですかね(;'∀')
私には何の才能も無いのではなく、そもそもスタートラインに立つことすらしていなかったんだ。
人並みも何も、始まってすらいなかった。
そう思うと、ずっと自分にかかっていた靄が落ちたような気がしました。
子どもの頃から、「私にはこれ!!」と言える特別なものを持っている人は素敵だなぁ・・・とずっと思っていました。
何をやっても平均点しか取れない私には、たぶん才能なんてないのだと、どこかで諦めながら。
だけど、きっとそういった人たちだって最初から生まれ持った才能だけで上手なわけではなく、自分が好きなものを早い段階から見つけて、そこに打ち込み切磋琢磨してきた結果が間違いなく今に繋がっているのだと思う。
もちろん、生まれ持ったセンスや才能だって多少はある。
でも、それよりも遥かに、好きなことにかける熱意や時間、努力の積み重ねの方が大きいのだと思います。
この夫との会話から、ふと思いました。
もちろん、何かを始めるのはいつからだって遅くはない。
今から好きなことを見つけて、スタートラインに立って、そこに打ち込んだって別に決して遅くはないのです。
でも、気づけば大人になった今、仕事があって、家事や子育てもあって、純粋に好きなことだけに好きなだけ時間を費やすことは難しい。
好きなことを好きなだけ追求したい気持ちはあるけれど、それ以外の捨てられないものも随分と増えてしまったように思う。
ああ・・・きっとこれがあの「壺」なのだな、と思いました。
以前、ご紹介した『この壺は満杯か』の話。
自分の人生において、本当に大切なものは先に入れないと、後からは決して入れることができないのだよ。
無限に自由な時間があった子ども時代に、本当に自分の好きなことを見つけて、好きなだけ打ち込めばよかったなぁ・・・。
そうすれば、今の私にも「私にはこれ!!」と言える何かが手元に残ったのだろうか。
もう既に大人になってしまった私は、色々なものに折り合いを付けながら、限られた時間の中で少しずつ好きなことをやるしかないのだけれど。
少なくとも息子には、早い段階で好きなことが見つかったら、そこに好きなだけ挑戦してほしいなと思いました。
正直勉強なんて、自分が必要だと思うことだけをそこそこでいいから。
一度しかない人生の中で、自分が心底好きなことを、毎日飽きるほど考えて、飽きるほどに打ち込むことが出来る。
そんな情熱的な人生を送れたなら、きっととても幸せだろうなと、そんなことを考えました(´艸`)
まあ、息子にそこまでの好きなものが見つかるかは分かりませんが(;'∀')
少なくとも、子ども時代の何にも邪魔されずに過ごす時間って、それほどに貴重なものなのだよという話はしてみようかなと思う母なのでした。
つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
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