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5人でPeachの旅くじを引いて同時に1人旅をしてみた

前回まで振り返っていた東北での1人旅をきっかけに旅に出たい衝動が抑えられなくなった私は面白い情報を目にした。
それがPeachの旅くじ

Peachの旅くじとは&今回の企画

リンク先で分かりやすく説明されているが、簡単に説明すると

  • 関西国際空港から行ける13か所の空港のうちいずれか1つが書かれた紙がカプセルに入っている(空港によって行ける空港の数は異なります)

  • 行き先の書かれた紙には行き先と関西国際空港との往復の航空券を購入するときにのみ使えるポイントのコードが載っている。

  • 5000円のくじで6000円分のポイントがもらえるので1000円分お得になる

  • ただし、ポイントには有効期限があるので注意

  • 行き先を選ぶことはできないので、複数人で同じ場所に行く場合はポイントを分けることになる

ざっとこんな感じで詳しくはHPを読んでくださいね!

これを見た瞬間に何人かでくじを引いて一人旅を同時開催してみたら面白いのではないかと考えた。

面白そうっていうのと、デルタ株が落ち着いて遊びやすくはなったものの複数人で旅行は難しいし、それでも旅行は行きたいので、複数人でのそれぞれの一人旅なら許されるかなと考えていたのもある。

そしたら、たまたまタイミングよく友人が旅くじが気になると言っていたので誘ってみるとOKとのこと。

さらに3人を誘って合計5人集まり、放課後に心斎橋パルコの旅くじを引きに行くことになった。(1人は都合上、別日で)

こんな感じ

今までで1番高価なガチャガチャだったのでものすごく興奮したし、緊張しながら恐る恐るカプセルを開けてみると…

結果は女満別、長崎、宮崎、沖縄、石垣島と全員異なる行き先となった。

+長崎

大学の学祭が中止になったのでその代わりになればと思い、学祭が開催されるはずだった日程で決行しようと事前に決めていたのだが…
いざ航空券を購入しようと調べてみると女満別と宮崎は2日に1回しか便がなく、最低でも2泊3日になることが判明した。

もともと予定していたのが1泊2日だったので、急遽3月に延期が決定。

今回の企画をおおまかに説明すると、

  • 1日目は5人のうちで一番早い便に合わせて集合し、それぞれの便の予定時刻になったら出発する。

  • 3日目は最後に到着する人を待ち、お土産交換をして解散

この2つしか決めておらず、あとは自由に観光をしてくるというほぼ一人旅と変わらないものである。

決行日が近づくにつれて5人で服装はどうするかホテルは予約できたかなどの確認をしつつ、いよいよ当日を迎えた。
集合すると、女満別以外は南なので4人の服装は薄手だったのに対して1人だけインナーからアウターまで重装備で対比が面白かった。

沖縄、女満別、石垣島、長崎、宮崎の順番に各自手続きをしてから出発し、5か所同時の2泊3日の一人旅が始まった。


ここからは私の行った宮崎の記録になります。

【1日目】宮崎市内

当初の予定では15時に宮崎ブーゲンビリア空港に到着して、科学館を見学する予定だったが、残念なことに機材トラブルの影響で16時30分頃に到着し、早くも予定が崩れてしまうこととなる。

科学館はあきらめて早速ホテルのチェックインをして荷物を置いてから、事前に予約していた居酒屋に向かうことにする。

宮崎に行ったことがある友人から地鶏もも焼専門店「大納言」がおすすめだと教えてもらい、しかもタイミングよくまんぼうが解除して営業再開したみたいでこれは行くしかない!!!と予約していた。(当日は予約いっぱいで予約した方がいいかも)

宮崎駅から電車で10分の清武駅からさらに10分歩くとお店に到着。
余談だが、電車の本数が夜になるとさらに少なくなるので電車で行く場合は帰りの電車を調べてからお店に向かうことをお勧めします。

メニューを見てみるとお店のおすすめが鶏もも炭火焼(骨付きorバラシ)だったので、宮崎に来たからには地鶏を食べて帰らねば思い一人前を注文。
焼き加減は激レア・ミディアム・よくやきの3つで、ワイルドに骨付きの激レアにチャレンジしたかったが、お腹を壊すのが怖くチキってバラシのミディアムにした。
今までに体験したことのない弾力でこれを食べるためだけに宮崎に行ってもいいくらい美味しかった。

炭が香ばしかったなぁ

チューハイも進み、2杯目がまだ残っているところで、もも焼を食べ終えたので、2品目に鶏ハラミ瓦焼きを注文。
予想では瓦に焼かれたハラミが並べられて出てくると思っていたら、まさかのセルフで焼くもので驚いた。
まだ開店したばかりでお客さんが少なく、静かな店内で1人瓦焼きをするのは落ち着かなかったが、そんなことはでどうでもいいくらいポン酢だれと相性が良く美味しかった。

食べ切れるか不安だったけど杞憂に終わった

お腹いっぱいになり満足してお店を出て、気分良く星を眺めながら清武駅に戻ってくると、ホームには誰もおらず1人で電車を待つことに。
県庁所在地からさほど離れていないのにも関わらず、他に1人もいない無人駅にテンションが上がって他の乗客が現れるまで鼻歌まじりにホームを歩いたのはいい思い出。

ちょっとえもえもな写真も撮ってみたり?

無事に電車に乗り遅れずに宮崎駅に帰ってきてホテルに戻ることにした。
ホテルに戻る途中には商店街があり、気になったお店に入ってみると、TOKUBOサンドという洋風のどら焼きを売っていたので、食後のおやつにカフェラテ&キャラメル味を購入して部屋で食べた。

どら焼きアイスって感じかな

2日目が早いので、早めに寝て1日目を終了した。

【2日目】高千穂

宮崎に行ったら絶対に訪れたいと思っていた場所が高千穂だった。

ただ、高千穂は宮崎駅から延岡駅まで電車で70分弱、延岡駅から高千穂駅までバスで100分弱と乗換の時間も含めて3時間30分前後はかかるため、この日は朝早くに出発して高千穂に宿泊することにしていた。

なんとか起きることに成功して予定の電車に乗って出発。

トラブルなく電車・バスを利用して高千穂に到着して、事前に予約していたレンタサイクルの受付を済ませて高千穂観光がスタート。

レンタサイクルは数に限りがあるので、不安な方は事前に予約するのが吉です)

延岡駅にあった有名選手の手形や足形の1つ
大きな手だった

ほんっとに個人的な思い出にはなるけれど、レンタサイクルを予約するときに名前の漢字を説明した後に、担当者さんから素敵な名前ですねと言われたのが嬉しくて、しかも道中にその花がたくさん咲いていたのを見て不覚にも泣きそうになった。

高千穂は自然・神社が豊かな地域で高千穂峡や多くの有名な神社が存在する。
訪れた場所を箇条書きに説明していきます!

  1. 高千穂神社 杉が立派で写真に収まりきらない

  2. 高千穂峡 ここのボートは混むので注意!遊歩道には真名井の滝の他にも仙人の屏風岩や鬼八の力石、高千穂三橋など見どころがたくさん

  3. 幸せの黄色いポスト 宮崎には黄色のポストが2つあり、1つが高千穂でもう1つが青島にある

  4. 高千穂駅 台風の被害を受けて廃線となった線路をスーパーカートに乗って体験できる。高千穂鉄橋は高さ105mもあり景色が綺麗

  5. 栃又棚田 道を間違えてたまたま見れた景色。坂道を頑張って漕いだかいがあった。

  6. 天安河原 一番衝撃を受けた場所。異空間で気持ち悪くなるくらい神聖な感じがあった。

  7. 荒立神社 芸能の神様らしく、神社の敷地内にはいたるところに板木があり、これを7回打つと願いが叶うらしい。

  8. くし触神社 階段の数が多くてしんどかった…(笑)

高千穂神社
高千穂神社の夫婦杉
真名井の滝
ボートは1人で乗る勇気がなかった
黄色いポスト
高千穂鉄橋からの景色
車掌さんがシャボン玉を飛ばしてくれてた
天安河原

約5時間30分で神社や自然を堪能することができた。
⑥の天安河原は衝撃がすごくて、もともと旅行雑誌で写真は見ていたのだが、実際に見てみるのは全然違った。

まず天岩戸神社から歩いて向かうのだが、遠くに目的地が見えるわけではなく、いつ出てくるのか、もしかして間違えたのではないかと思いながら最後に曲がった瞬間に鳥居が現れる。

鳥居の周りにはおそらく観光客が積み上げたであろう無数の積み上げられた石がぎっしりと並んでいる。

積み上げられた石たち

これまでに訪れた神社の中ではダントツで衝撃を受けた場所なので、高千穂に行く機会があればぜひとも行ってほしいなと思います。

自転車を返却してすぐ近くのホテルでチェックインしたついでに、オーナー夫婦に近隣のおすすめのお店を聞いてみると、まさかまさかの日曜日に営業している飲食店はないとのこと。
天安河原とはまた違う衝撃をここでも味わうことに(笑)

近くにコープがあるから、そこでなら晩御飯が買えるよと教えてもらいコープに行くことにした。
あまりにもしょげていたからか奥さんが酎ハイをくれて、だいぶ元気をもらった。

この会社のお酒を見るたびに思い出す

旅行先で地元住民に混ざってご飯を買うのも面白く、これはこれでアリだなと思ったりも(笑)

2日目もトラブルなく地元の方があたたかくて余韻に浸りながら終了した。

【3日目】青島

とうとう最終日となった。
飛行機が15時40分発で少し余裕があったため、宮崎より少し南の青島を観光することにした。

ただ、問題が青島に行く場合は5時台のバスに乗らなければいけなかった。
朝が弱い私にとってなかなかに厳しいものがあったが、旅行の興奮もあったのか起きることに成功。

すごく暗かった…

チェックアウトをしようとフロントに行くと、オーナー夫婦はまだ寝ていて呼んでも起きる気配がなく、バスの時間もあり待つことが出来なくて思いついた苦肉の策が
「鍵とメモをフロントに置いていく」
だった。名前とお礼を書いてそっと出ることに。
昨日の酎ハイのお礼を直接伝えられなかったのが心残りとなった…

バスに乗り込んで延岡駅に向かっている途中にどうやら睡魔に襲われたようで…起きたらなんと…

車庫だった!!!!!!!!!!

起きた瞬間、頭が追い付かなくて訳も分からず停車もしていないのに立ち上がるとミラー越しに私と同じくらい驚いている運転手さんと目が合った。
完全に停まってからおそるおそる運転手さんに聞いてみると
「車庫ですね。」
とのことで絶望しかなかった。

こんなに明るくなってしまって…😅
あの時の運転手さんの驚いた顔は忘れられない

もしかして電車の本数的に青島には行けないのではと最悪の状況しか思い浮かばなかったが、なんとか挽回できる状況だったようでそのままバスに乗り続け延岡駅に再び戻ってきた。

乗ったバスがそのまま延岡駅に戻るバスで本当についていたなと今となっては思う。

何とか仕切り直して延岡駅から約2時間30分で青島駅に到着。
この日は暖かいを通り越して暑いくらいで半袖1枚で良いくらい天気も良かった。

青島駅から10分弱歩くと青島に到着し、まず最初に橋を渡る。
橋から見える海が天気と相まって綺麗だったのと、鬼の洗濯岩という珍しい景色を見ることができた。
多分空から見れば鬼のパンツも洗える洗濯岩に見えるはず!!

鬼の洗濯岩

橋を渡りきると青島神社が見えてきた。
南国感あふれるヤシに囲まれた神社でこれもまた異空間だった。

本当に日本の神社なのか…?

そしてもう1つ見たかったのが高千穂でも見た「幸せの黄色いポスト」。
宮崎県にはこの黄色いポストが2つあり、それが高千穂と青島だった。
別に手紙を出すわけではないが、その地域独自のポストを見るのが好きだという理由だけで訪れた。

黄色いポスト制覇!!!

景色に満足して青島駅に戻り、宮崎駅に戻ることにした。

青島駅も無人駅で切符売り場はなく、乗ってから整理券を取り降車駅の改札で精算するというほぼバスに近いシステムで軽く戸惑った。

電車なのに??

宮崎駅に着いてから、最後の楽しみがチキン南蛮を食べることだった。
向かったのがレストランおぐら本店。(どうやらチキン南蛮発祥のお店らしい。)

チキン南蛮とはいっても使用する部位が店によって異なり、このお店はむね肉で重くなく、ぺろりと食べることができた。

タルタルをみちゃちゃちゃちゃ〜

行きたかった場所をあらかた行けたことに満足して空港へと向かった。

お土産も買って5人の中には既に到着している関西国際空港へとトラブルなく出発した。

温水さんともお別れ

夕方に空港で5人そろってからお待ちかねのお土産交換をして、それぞれの旅先での思い出話で盛り上がって解散となった。

お土産交換会

思い付きに4人も付き合ってくれて、旅行先の写真をLINEで送り合いながら過ごす2泊3日は一人旅なのに一人の感覚が薄くて一味違った面白い旅行だった。

記念に1枚

他の4人の旅行先も楽しそうで、また機会があればpeachの旅くじで一人旅をしたいなと思っています。

長文にお付き合いいただきありがとうございました!
まだまだ書けてない旅行もあるのでゆっくり書き続けて行こうと思います!

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