2024年駆け込み!おすすめ映画
年末年始の時間のある時に是非。
(noteでの投稿を始める前に公開された映画に絞ってピックアップ)
陰陽師0
これまでに何度も映像化されてきた、呪術を使い謎を解決する、実在したと言われる呪術師・安倍晴明を主人公とした人気シリーズ「陰陽師」。
その始まりの物語として製作されたのが本作。
本作は、呪術を学ぶ学生である安倍晴明(山崎賢人)と、若き日の源博雅(染谷将太)のコンビが皇族を襲う謎の怪奇現象の解決に挑むという物語。
本作の推しポイントはなんと言っても、映像の美しさだ。
今回もたくさんの超常現象と呪術が登場し、それらが作品を彩るのだが、チープさは一切無く、色合いがなんとも幻想的で煌びやかで目を奪われた。
後半、謎解きのクライマックスシーンでのVFXも非常に迫力満点で、見応えがあった。
これらの美しい映像が見られるだけでも、本作には視聴価値があるだろう。
また、本作で非常に印象的だったのは、皇族の姫・徽子(よしこ)女王を演じた奈緒の美しさだ。
儚く、美しく、そして昏い過去を背負った、どこか影があり脆ささえ感じる横顔。
あの繊細な徽子女王を演じることができるのは、奈緒の他にいない。
彼女が博雅に奇妙な現象を相談したことから物語が展開していくのだが、博雅が徽子女王のために必死に奔走するのも分かる。私が博雅でも、同じように呪術の天才である晴明を頼り、躍起になって謎を解決しようとすることだろう。
これは、恐らく視聴した人全員が抱く感想ではないだろうか。
キーマンとなった徽子女王を、奈緒が繊細に演じたからこそ、この作品により美しい深みが出たように思う。
作品の核となるミステリーも、簡単に想像ができるものではないが、複雑すぎて置いていかれるほどでもない、理解のしやすいものであった。
陰陽師自体が、年配の視聴者が多くて若者には難しいモノという印象があるが、
今作はキャスティングもミステリーの内容(脚本)も若者が取っ付きやすいものになっており、家族でも楽しめる作品になっていた。
なお、本作はU-NEXTで配信中。
1997年生まれ、丑年。
幼少期から、様々な本や映像作品に浸りながら生活する。
愛読歴は小学生の時に図書館で出会った『シートン動物記』から始まる。
映画・ドラマ愛は、いつ始まったかも定かでないほど、Babyの時から親しむ。
昔から、バラエティ番組からCMに至るまで、
"画面の中で動くもの"全般に異様な興味があった。
MBTIはENFP-T。不思議なまでに、何度やっても結果は同じである。
ENFPらしい性格であると他者からもよく言われるが、文章を書こうとすると何故か、Tの部分が如何なく滲み出た、暗い調子になる。
(明るい文章もお任せあれ!)