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エチオピアの魚と日本料理のコラボレーション 〜試作編〜

今晩は。 あまのシェフです。

最近はエチオピアで有名な料理人さんと仲良くさせていただいています。

仕事場からの依頼を受けてエチオピアの魚を使って日本料理を表現するコラボレーションイベントを開催する事になりました。

三月十六日の本番に向けて色々と試行錯誤の毎日です!

こういう創造力が必要な仕事は体力勝負ではない分、いつもと違った力が必要ですがエチオピアで三年目を迎えた自分にとっては良い経験になりそうだなと前向きに頑張っています。


電気ウナギです。照り焼きソースに漬けて照り焼き仕立てにします。


酒・ミリン・醤油を同じ割合で合わせて照り焼きソースを!
初めて電気ウナギを捌いたので臭みがあるかもと思って照り焼きソースを煮詰める時に即興でタイムの葉も加えてみました。


電気ウナギの照り焼きです。
創っていたらシェフがエレファントフィッシュも美味しいという事で急遽二種類の照り焼きに。
上の魚がエレファントフィッシュです。
象みたいな顔をしているからエレファントフィッシュなんでしょうね~
食べてみると意外に上品な味わいでした!
右の緑色のソースはエチオピアチリで辛い物です。
アフリカの方々は魚料理といえばちょっとスパイスが効いた方が好みみたいです。
ムーンフィッシュという魚です。
切った内側の身が黄色で月という言葉の由来かなと思っています!


ムーンフィッシュ。これも小骨が多いのですが繊細な味のする魚です。
切り身にしてから塩をして臭みを抜いて霜降りしてから煮付けています。


ティラピアと言う魚です!
この魚も小骨・鱗が多いのでしっかり仕事して美味しくさつま揚げにします。
詳しくは当日編で!


テフというエチオピアの常備食インジェラの元になる粉です。


赤玉ねぎを酢で煮詰めて生姜で味付けしています。
テフはお湯で戻して赤玉ねぎソースを加えて味付けします。


巻き寿司の材料はパパイヤと人参と魚のナゲット・パセリ和えです。
パパイヤはちょっと甘かったです…(泣)
でも巻き寿司にパパイヤを入れる発想はアフリカシェフならではですね。
握り寿司はナイルパーチの燻製とパプリカ・ズッキーニです。
寿司飯は蒸し器で作ってみました。お米はイタリア産だけどちょっと固くなってしまいました…


ちょっとお米が硬かったので巻き寿司の切り口がカッコ悪くなってしまいましたが…。
当日は頑張ります。上にあるのはテフです。


握り寿司は色合いを大切に。


天婦羅の衣にエチオピアの胡麻とバルバラスパイスというスパイスを加えています。



普通の天婦羅よりも色合いは
辛味が出ていますね。


エチオピア特産の蜂蜜です。


蜂蜜・マヨネーズ・バルバラスパイスでディップを作って天婦羅に付けてもらいます。

こんな感じで今でもこれからも試行錯誤しながら本番当日を迎えそうです…

こういう追い込まれる状況はいつもの事なので逆に楽しみながらシェフにも助言をもらいながら頑張っていきます!

日本では絶対にお友達になれないアフリカならではの魚を相手に幸せな日々を送っています。
今までの経験を元に更に美味しさを引き出せるようにギリギリまで創意工夫していきたいです。

最後までありがとうございました✨


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