ガラケー時代を思い出せ～SNS依存対策
スマートフォンのおかげで効率が良くなったと、思わされていませんか？
数年前からスマホの通知は全てオフにしているので、着信以外の音は鳴りません。
通知バーに表示されるのはLINEと予定のリマインドのみ。
SNSのアプリは一切入れておらず、全てブラウザから見ています。
元々スマホは画面が小さくて文字も打ちにくいので苦手で、専らパソコン派ですが、ちょっとした時間につい触ってしまうのでスマホ依存なのかもしれません。
SNS断ちをしていた時（※後述）、寝起きと昼休憩に無意識にSNSを開こうとしていたのは我ながら怖かったです。これは間違いなく依存だ。
埃をかぶった未読の本。
着る機会のめっきり減ったロリィタ服が泣いている。
仕事以外で外出しないのでスカートすら穿いていないぞ。
仕事と将来のための勉強はどうした。
絵の上達のための課題だって山ほどあるのに。
同人活動を言い訳にして家事も日常生活もおざなりで。
食事はPCデスクの上で作業をしながら味わうこともせず。
デスクまで運ぶのも面倒になって流し台での立ち食いに抵抗が無くなって。
やりたいことが沢山あるのに何もできず、ただ時間だけが流れていく。
それがかつて自分が憧れた「丁寧な暮らし」か？ シンプリストの行動か？
〆切が近づき同人誌の新刊を落とす瀬戸際だった頃、制作に専念するため全てのSNSからログアウト、ブックマークからも削除してインターネット上の交流を全て断っていた時期がありました。（冒頭のSNS断ち）
Twitter(X)、bsky、インスタ、Pixiv、noteまで全てです。
ネットから一歩離れた生活はとても心地が良く、心なしか時間の流れもゆっくり感じられるようになりました。
いや、修羅場だったので時間は足りないし、心は穏やかでなかったのですが。
昼休憩中は、積読していた紙本や電子書籍を読むようになり、
通勤の電車内ではぼんやりと外を眺めたり、家に帰ったらすることを考えたり。
一人の時は「ひとり」
「誰か」との繋がりを感じることなんてありませんでした。
スマホにする前、ガラケー時代の生活ってこうだったよなと思い出しました。
私は高校卒業までパケ放題ではなかったのでネットはパソコンでしか出来ませんでした。
だから寝起きに携帯を触ることなんて無かったです。
電車内での暇つぶしは紙の本。たまにメールの下書きで詩を書いていました。
当時すでにPixivはありましたが、確か都度ログインが必要だったはず。
mixiもCGIBoyもAlfooもHPのアクセス解析もweb拍手も毎回IDとPassを入れていました。
BBSやweb拍手に書き込んでも返信は早くて半日後くらい。数日後でも珍しくは無かったので、一日一回覗きに行けば十分でした。
そう思うと昔はオンラインとオフラインの区切りがハッキリしていましたよね。
ログアウトすれば「オフライン」
自分だけの「リアル」な時間。
スマホは便利です。手放せません。
便利すぎて私の弱い頭では使いこなせず、実は逆に時間を奪われていたのに、効率が良くなったと思わされていた。
そうでなければ7月末予定だった同人誌の表紙の完成が、10月の入稿〆切前日になるわけがないだろう。
機械如きに振り回されて堪るかっ！
（表紙の件は完全に自己責任です）
対策として、ガラケー時代のような距離感でネットやSNSと付き合うことにしました。
寝起きにスマホを触らない。ネットは厳禁。
スマホの設定で0:00～6:45までブラウザ・漫画アプリに利用制限をかけました。電車内ではメモアプリか電子書籍
調べたいことがあればブラウザもOK。でもSNSは開かない。SNSは夜の帰宅後のみパソコンで見ること。
見終わったら必ずログアウトする。見たいときは都度ログインする。
※ただし即売会などのイベント中はスマホからの投稿を許可するパソコンを使う時は目的を決めてから
noteの記事を書くと決めてからブラウザを開くなど、目的もなくブラウザやアプリケーションを開かない。それが終わるまで別の事はしない。
現状、上記を全部守れてはいないのですが、少しずつ直していこうと思っています。
ここまで強く意識しないと抗えない現代インターネット、スマートフォンの恐ろしさ……。
学生の時にスマホが無くて本当に良かった。本当に良かった。
工夫してインターネットに奪われた時間を取り戻すぞー！
そうしないと未読の本26冊（漫画・同人誌含む）+気になっているけど買っていない本7冊+読み返したい本2冊+映画2本なんて一生消化できないですからね……。
余談ですが食事をデスクで摂るのと立ち食いも禁止にしました。きちんとダイニングテーブルで座って食べています。
【追記】
思った以上に読まれて恥ずかしいのでバラしますが、数年前にスマホの通知をオフにしたきっかけは下記の動画です。今回のSNS対策でも結構参考にさせてもらいました。