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寄り添うこと#授業改善11
前回の授業改善は
1.担任は統率者?
年々教師の役割は変遷しています。
自分がまだ経験の浅いときには教師は統率者でした。
いかに指導力があるか。
子どもに言うことを聞かせることができるか。
そんな時代だった気がします。
その頃に教師をやっていたので強く見せたり大声で怒鳴ったり、キャラじゃないことをやっていました。
もちろん子どもたちはあまりついてきませんでした笑
自分らしさを貫いてもいいんだと思えた時から少し学級経営も楽しくなってきた思い出があります。
教師は伴奏者だが評価者でもある。
これからはコーチング的な指導が求められています。
子どもたちが自分の学びをデザインしてその方向に適切な助言をしていく。
そんなイメージで今年はかなり指導スタイルを変えてきました。
ただ、絶対に忘れてはいけないのは、教師は評価者ということです。
子どもたちには何でも相談してね。と言います。
願いとしてはクラス全員が自分に相談できるクラスであってほしいと思っています。
しかし、反面立場に敏感な子は話さないだろうなとも思います。
担任は評価者だからです。
担任を持ったらその権威性を忘れてはいけないと肝に銘じています。
家で言っていることと学校で言っていることが違う。
よく聞かれる言葉です。
きっと学校では良いところを見せたい。または見てほしい。
でも家では愚痴ったり弱音を吐いたりしてエネルギーを貯めたい。
そんな気持ちが垣間見えます。
だから、高学年担任の時は負のエネルギーを受け止めることも仕事のように感じます。
担任はカウンセラー的視点は必要ですがカウンセラーにはなりえないのです。
3.寄り添うことはできる
では、担任は子どもの心を軽くすることはできないのでしょうか?
自分はやはり寄り添うことだと考えています。
いつも見ているよというメッセージや仕草を送り続ける。
何かしてくれたときにはいろいろな方法で褒める。
頑張っている子は労を労う。
トラブルを起こした子には背景を想像して、行為だけを叱る。
話したいことを傾聴する。
この傾聴がとても難しいと感じています。
相手がどうしたいかを見極めてそれに沿った自分ができる回答を考える。
高度なコミュニケーションだなと思っています。
だからこそこんなにも1年ごとに学級が上手く行ったりいかなかったりする仕事なのでしょう。
授業の中でも、人対人の中で、子ども同士を繋げたり新たな価値観に気づかせたり、その中で寄り添うという授業改善の視点もあるかと思っています。
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