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【テト直前ベトナム旅行】ホーチミン経由ヴィンロンの結婚式へ
ベトナムで出会い、長い付き合いだった友人の結婚式のため、弾丸ベトナム旅行してきました。彼女は2013年に出会い、初めての海外生活を支えてもらった11年来の友人です。
テト(旧正月)直前のベトナムは活気に溢れていました。
弾丸すぎるホーチミン
2時間で1区の書店・ユニクロ・無印・コーナン
買い物に使える時間は、最初の日の2時間でした。既にリストを作ってあったので、シェムリアップには無い店をザーッと回りながら次々買い物していきました。
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と、ここまで書いて、この店舗(ドンコイ店)がホーチミン1号店だったことを知りました。え?隣のビルで働いていたし、コンカフェのファンシクロン店やブイビエン店はよく行っていたのですが…灯台下暗しです。
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旧2区タオディエンの素敵なカフェ
1区を離れて、久々に会うママ友と喋り倒しました。近況・学校のこと・家族のこと、話が尽きません。
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Binh Thanh区の夜の散歩
別の友人とパンデミック以降初めて再会し、場所を3カ所変えてこれまた喋り倒しました。途中、夜のファンビッチャンからNguyen Thi Minh Khaiへ散歩。
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シェムリアップの100倍くらいの熱気と音量に圧倒されながらも、ホーチミンの夜では、初めての海外生活を思い出しながら懐かしくなりました。いつもzoomで会っている麹友達が夜遅い時間から飛び入り参加し、夜中に麹菌の話で盛り上がりました。
メコンデルタの街、ヴィンロンへ
次の日、日の出と共にメコンデルタの街へ。(ちょっと眠い)
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懐かしの結婚式場
ホーチミンからヴィンロンまでは、高速道路ができたのもあり、2時間半で着きました。巨大な橋がメコン川にかかり、街の道路は広く、昔来たヴィンロンとのイメージのギャップが大きかったです。
ベトナム南部の結婚式はとにかく終始明るいです。踊りあり、歌あり、派手な衣装の司会の方が笑わせて場を繋いでくれます。(「僕は新郎の弟です」とずっと言っていたらしい)
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日本の若い方は驚いておられましたが、昔は日本もこういうのありましたよ笑
遠くから二人を見守ってきた友人としては、本当にこの日が来て嬉しかったです。
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旦那さまのご親戚は外国に住んでいる人が多いそうで、今回ヴィンロン・ホーチミンの他にアメリカ・シンガポール・日本(・そして私カンボジア)からお客さんが集まったそうです。
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ヴィンロンはその過渡期であり最高潮に詰め込んだ感じがします。
食事が美味しくて涙出る
スイーツ・春巻き・ローストダック・鍋など…最高でした。写真は花鍋で、食用の花を魚介類や肉と共に煮込みます。
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モッハイバーヨー!(飲むときの掛け声)が歌う人や踊る人に関係なく、様々なテーブルから響き渡り、勝手に食べて飲んで適当に帰っていく、気楽な式です。結構ベトナムの結婚式は好きです。服装の決まりもありません。
黄色いドレスを着た日本の方が、「日本でお客さんは新婦とかぶる白いドレス着ちゃいけないって言うけど、まさか新婦が黄色いアオザイで登場するとは思わなかった」と笑っていました。
そしてパーティ終了で解散直前に、参加者になんとチャンパ遺跡の研究者がいて、サンボープレイクックにお互いに行っていることもわかりました。私はチャンパ遺跡の中では今はポークロンガライに行きたいため、お話もっと聞きたかったのですが時間が足りなかったです。まさかの出会いに感謝です。
シェムリアップとヴィンロンの繋がり
さて、結婚式を挙げた夫妻は昨年シェムリアップに来てくれています。旦那さまは過去にプノンペンは仕事で何度か行ったことがあったものの、シェムリアップは初めてだったそうで、遺跡や街の雰囲気を見て、故郷ヴィンロンの根底にある文化に触れた気がしている、と言っていました。
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それもそのはず、ヴィンロンはアンコール時代に完全にアンコール王国内に入っています。(ホーチミンも入っているのですが、ホーチミンが大きな街になったのは仏領以降なのでメコンデルタほどカンボジアの影響はない気がします)ヴィンロンの街を見ていても、クメール系の人が多かったです。
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トンレサップ湖のベトナム系住人は、元々カントーやヴィンロンの辺りのメコンデルタ地域の出身だったようです。
8年前にヴィンロンを旅行した時の写真
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5区のベトナム中華
さて、ホーチミンに戻ってきたメンバーで、「5区にフーティウサオ(焼き米麺)の美味しい店があるから行かない?」ということでそのままパーティドレスを着て5区へ向かいました。
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クメール語メニューが!
メニューを見ると、なんとクメール語が書いてあります。フーティウ = クイティウや、サオ=焼く=チャー、はわかっていましたが、 Hủ tíu xào の同じ行に គុយទាវឆា(クイティウチャー)と書いてあると、おおお!と感動します。
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そういえば、プノンペンから5区や10区に医療ツアーで来るカンボジア人が多いと聞いたことがありました。考えてみるとプノンペンに5区のチョーライ病院の分院もあるので、提携しているのでしょう。
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最後にルジンで締める
日本に住んでいた時からお気に入りだったカフェ、L'usine。仏領時代の建物に入っていたL'usineのドンコイ店(本店?)は閉店してしまったようですが、ホテルのすぐ近くだったレタントン店が朝7時から開いていたので、駆け込みました。
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南部ベトナムのフランス近代建築
ルジンの店頭に置いてあった新しい建築写真集は、主にベトナム南部の1960年代頃までに建てられて、今でも残っているモダン建築の本でした。
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朝8時台にタクシーに乗り、タンソンニャット空港へ。アオザイ(南部方言ではアオヤイ)を着た方が集まっていました。テト本番ですね。
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駆け込みハイランズ
空港ではテト休暇でベトナム脱出する人なのか、チェックインも出国手続きも荷物検査も非常に混んでいて、念願のハイランズコーヒーのバインミーを手にしたときには搭乗5分前でした。
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