【初体験】双極ちゃんのイタズラ? "自殺願望"は全くないのに"希死念慮"
プロフィールにもある通り、私は一年前30歳の時に「双極性障害II型」という診断を受けました。
それはブルーベリーが豊作なある夏のこと
私はいつものように沢山の"したいこと"を抱えて
実現不可能なタスクを自分に課し
まだ生後半年の三男に授乳をしていた。
それに加えて毎年の夏の仕事である
ブルーベリー摘みに繰り出してゆく
毎年のこの収穫作業は
いろんな仕事の機械化が進む中
この仕事を人間に残してくれてありがとう、と
いろんな虫に挨拶しながら癒される
そんな大好きな仕事だった
が、ここで初めて双極ちゃんのイタズラに遭う
畑の中でブルーベリー摘みをしていると
悲しい感情がぐぐぐと込み上げてきて涙が溢れだし
思わず目の前のたわわになったブルーベリーを
あたかも自分の敵であるかのように
いいいーーっと揺さぶり落としてしまったのだ。
きっと追い込まれていた。
自分で自分に課したタスクに加え、
夜間も頻回の授乳が続き寝不足もあったと思う。
涙が止まらず仕事をする主人のもとへ歩き
ヒクヒクと泣きながら一部始終を説明した
その後もはじめて一日中部屋にこもり
涙を流し続けて 理由もなく未来に絶望した
すごく不思議な現象だった
正直、いつも生きる気力に溢れていて
子ども達といつも面白いことをして楽しんで
ちゃんっと幸せを感じていたのに
「なに、、これ?」
今まで、自死を選ぶ人は
どれだけ辛い思いをしたんだろうと、
でもどうであってもそれを選択する事は
多くの大切な人を悲しませることもわかるし
到底自分には想像できないものと思っていた。
が、泣き続けているとそんな事がふと頭をよぎった
なんにも不満はないのに。
大事な大事な家族がいて、
もちろん大変な毎日ではあるけれど
満ち足りていて幸せなのに
そんな症状も知らなかった時は不安でたまらず
「とりあえず一回、病院に行ってみよう」
という話になり診断を受けた。
(実は高校生の時にカウンセラーの先生に一度、双極性障害II型じゃないかと書かれたメモ書きを最近見つけたので、なんだかんだ長い付き合い)
主人はいつもの調子で
「やっぱりな〜オレの日々の努力が報われる!」
と笑い飛ばしてくれた。
後になってわかった
"自殺願望"と"希死念慮"は別物。
疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。
(出典: コトバンク)
はじめての希死念慮という体験には驚いたけど
日々の主人のカウンセリングにより 笑
(自営業のため普段から夫婦よく話します)
これは双極ちゃんのイタズラなんだ!
ということを理解した。
ハルクとバナー博士のように(MARVELより)
自分の別の性質を消してしまおうとせずに
お互いの良いところも理解して
「はは〜ん、また来たな?」という具合に
上手いこと付き合っていけたらいいよね。
幸い自営業というのもあり、
落ちたときにはゆっくり休める環境を
自分たち次第でつくれるのでね、
そんな自分も受け入れつつね、
これまで通りの波瀾万丈
賑やかなジェットコースターであり
鮮やかに変化していく万華鏡のような人生を
家族と一緒にクリエイトしていくぞ〜!
それもこれも私の中で荒れ狂う波を
全力で笑いに変えて支えてくれる夫
こんなジェットコースターを楽しんでくれる
息子たちに恵まれているからこそ。
本当に出会ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
感謝の気持ちを忘れずに、今日も母ちゃん笑います◯
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