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【納得】双極性障害になる気質の人は南国で暮らすと波が穏やかになる?

初めて病院に行って双極性障害II型という診断を受けて以来、しばらくの間は正直「え、、なに?私が?躁うつ、、?」と受け入れられなかった事を覚えています。

自分が変わった奴だという認識は若い頃からずっとあったし、周りからも言われてきたけど、別にそんな自分を嫌いではなかったし、正直言って鬱とは無縁の世界で生きてきてるつもりでした。

どういうこと?とショックで双極性障害について必死で調べていた私がストンと納得し、心が楽になった二人の先生の記事のひとつを今日は紹介したいと思います。

躁鬱の波があるのは家系的体質で、暖かい地方に多いようです。東京よりも鹿児島、さら に南に行くほど多いでしょう。きっとフィリピンはもっと多いでしょう。寒冷地でのサバイバルは厳しそうです。

(編者補:ここに言う躁鬱病とはDSM-IVでの双極性感情障害II型にほぼ相当します。 北方のアングロサクソンの文化や生活様式がグローバル・スタンダードになってきている 現今、スキゾ気質の人たちは生きやすくなり、逆に躁鬱気質の人たちが生きにくくなって きたようです。)

(出典: 神田橋語録)


なるほどーと思いました。これは本当に気質なんだと。

今現在、日本に浸透しているグローバル・スタンダードが躁鬱気質の人に合っていないだけなんだと。

「きちんと」とか「ちゃんと」とかは窮屈になるから駄目です。

(出典: 神田橋語録)
気分屋が基本気質ですから、「気分屋的生き方をすると気分が安定する」という法則を大切 にしましょう。

(出典: 神田橋語録)

ここからは私の勝手な憶測なのですが

例えば以前読んで衝撃を受けた
『世界でいちばん非常識な幸福論』
に書かれた南国フィジーのような場所には

もしかすると、
躁鬱気質のような人が多数を締めているけども

みんなが「きちんと」「ちゃんと」してない
(と言うと語弊が生まれるかもしれませんが、、)
それををしなくても生きていける豊かな気候や土壌と
なんでもシェア・ギブする助け合い社会の中で
(ほんと驚くほどなんです。ぜひ読んでみてください)

日本のように生きづらさや窮屈を感じること少なく
困りごとの症状である躁鬱の波が現れにくくなっている
という事なのかなあと考えていました。


そういう意味ではやっぱり国外に旅する度に
「やっぱり、それでいいんやん!」と
日本とは全く違う常識に触れる度に
ありのままの自分を受け入れられるようになる感覚は
とても気持ちが良かった。

日本から外に出たことのない両親の元で育った私が
なぜこんなにも海外に想いを馳せて
色んな国を旅していたのかと思い返すと

何かこの日本のシステム内での生きづらさを抱える
躁鬱気質の人間特有の願望だったのかなあとも今思う。

コロナが蔓延して
国外に出られなくなってからの診断だったので
そんな考えを持って海外を旅した事はないけれど

旅ができず頭のリセットがうまくいかなかった事で
今回、初めて重く発症してしまったのかもしれません。


以下、神田橋語録より
いいなあ、と肩の荷がおりた文章を
ピックアップして載せておきますね。

ぜひ、病院での治療が腑に落ちなかったり
窮屈に思っていた人には読んで欲しい文書です。

躁鬱病の人は我慢するのが向きません。「この道一筋」は身に合いません。ずぅーとではないにしても、「吾が・まま」で行かないと波が出ます。「私さん、私さん、今何がしたいの ですか?」と自分の心身に聴いてみながら行動することです。自分の生活を狭くしない事。 広く広く手を出す事。頭はにぎやかにして、あっちふらふら、こっちふらふらがよろしい。 やってみて良くなかったら止めたらよいだけです。生活が広がるほど波が小さくなります。 用心のためと思って、それをしないでじっと我慢していると中々良くなりません。窮屈がいけないのです。一つの事に打ち込まずに、幅広く色んなことをするのが良いでしょう。 そうして色んな人と付き合えば、薬は要らなくなるか減らせます。

(出典: 神田橋語録)
資質に合わない努力はしないのが良さそうです。「きちんと」とか「ちゃんと」とかは窮屈 になるから駄目です。のびのびするためには、今までやったことのないことに色々と手を 出してみて、あれもこれもとちょっぴりかじるだけがよさそうです。そして合いそうな事 だけをするようにしましょう。ちょっとだけはめを外す事がストレス解消につながります。 気分屋が基本気質ですから、「気分屋的生き方をすると気分が安定する」という法則を大切 にしましょう。コツはまずくだらない事を遊び半分でやることです。価値の無い事、無駄 なことから始めましょう。そうすれば中途で止めてもがっくり来ません。価値あることを してしまうと、しんどくなった時に途中でやめられなくなるから、損です。逆に無駄なこ とをどんどんやるのは、治療に役立つから無駄ではありません。気ままに散歩するとか、 買わなくても良いから百円ショップに行ってみる、とかを薦めます。多様な刺激を脳に送 り込む事になるから、それが躁鬱病の人の脳に良いのです。内面よりも外界の観察 に向いています。

(出典: 神田橋語録)
「この 道一筋」というのは躁鬱病の人には似合いません。フアン・ファンと生きて、日々目先を 変えるのがよろしい。多彩で幾分賑やかな時を送るようにしてください。生活を万華鏡の ようにしてください。平穏と充実は両立します。しようかと思った事をしないでいるとス トレスになります。法に触れない事なら何でもしてみましょう。生活が充実してくると波 は小さくなります。充実感があれば薬はもっと減らせます。自分に自信がついてくれば治 ります。

(出典: 神田橋語録)

これを心がけていいと思うだけで気持ちが軽くなって
普通の人より幸せを感じて過ごせる気がしてきませんか?

ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

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