見出し画像

親愛なる「なな子」に

皆さん、こんにちは!!なーこです。

今回は、なーこ生まれ変わり物語(第2章)です。

いつもの如く、CTIの応用コースを受ける度に胸が高鳴り、衝動でNoteを書き始めて遂に3回目。

今回でCTI応用コース完了です。

これまでのコースで「自分を探して見つける」ことが出来たと言うならば

最後のコースは、一言でいうと、「なな子を体験し、全力で愛す」ことの実践。

「シナジー」というコースの名前と同じように、私の大切にしていた価値観を掻き集めて「なな子」に戻した感じです。

うーん、自分でも何言ってるか分からない笑
でもやっぱり、自分と向き合うコーチングが好きだし、もっと皆にもこの素晴らしさを伝えていきたいです!

今までのCTIを受け、溢れ出た私の思いはこちら☟
(基本的にコース中は、必ず号泣しています。)

今回すべてのコーチング応用コースを完了した私に、ふと降りてきたのは、ある詩でした。

国語の教科書に載っていた吉野弘さんの「奈々子に」という詩です。

私と同じ名前のタイトルがついたこの詩を授業で読んだ時、注がれたクラスメイト達の視線を受けて、
当時小学生の私は「恥ずかしい」と感じていたことを昨日のことのように覚えています。

小学生でこの詩を学んだ時、みなさんは意味が分かりましたか?
私はたぶんさっぱり分からなかったと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

奈々子に  吉野弘

赤い林檎の頬をして
眠っている 奈々子

お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにもちょっと
酸っぱい思いがふえた

唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは
はっきり
知ってしまったから

お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ

ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ

自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう

自分があるとき
他人があり
世界がある

お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労が増えた
苦労は
今は
お前にあげられない

お前にあげたいものは
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生まれた時には、こんなに小さくて愛おしい存在なのか! と感動され、「生まれてきてくれてありがとう」と周りの愛情を一身に受けていたのに、
いつの間にやら、あれができない、これができない、と怒りや呆れを感じる大人になりました。

小学生でこの詩に出合ったときは、「お父さんは お前に 何も期待しないだろう」という言葉に
何故多くを期待しないのだろう。頑張るからもっと期待してよと思っていたのに。


でも、だんだんと

「全然出来ないね。苦手だね。」

「どうして簡単なことなのに、考えられないの?」

そう言われる度に、今の私自身を否定された気がして小さく生きていました。

外資系コンサル会社で働いているけど、名前ばかり。
ストレングスファインダーの「戦略性」なんて最下位だし、
私より聡明でお客さんと渡り合える人なんていっぱいいるんです。

いつしか、自分が一番「なな子」に厳しく、「もっとできないとダメじゃないか!!」と冷たい言葉を浴びせていました。

もっとできるはずなのに。もっともっと。


唐突だが
なな子
私は あなたに
多くを期待しないでしょう
私が
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
私は
はっきり
知ってしまったから


「なな子」、そのままでいいんだよ。

今のままの「なな子」が果汁100パーセントの「なな子」なんだから。

何度も何度も言い聞かす。忙しさを理由にすぐに忘れてしまうから。

やっと、ぼんやりとだけど、詩の中で何故父親が奈々子に期待をしていなかったのか、分かった気がします。



コースの終わりに仲間に向けて、10分間ただただ自分の気持ちを語る時間がありました。

嗚咽混じりで (ここでも号泣 笑)、仲間に伝えた言葉は

「私は、私の思ったことをそのまま伝えたいです」

こんなこと言ったら嫌われるかな、どうせ無理だよと言われるかな、そう思って言えなかった言葉達。

これを機に、私がずっと胸に秘めていた「海外で働きたい」という夢を思い切って、会社の人に話してみました。

「なーんだ、そうだったの。言ってくれて有難う。案件あったら教えるね〜」


、、、思ったよりあっさりと受け入れられて、私も拍子抜けです。

でも、伝えないと伝わらないんだな。私の気持ちも、考えも。

今までは、相手に受け入れられないことが怖かったけど、
自分で自分の気持ちを殺すことが、どんなに自分自身を傷つけるのか知ってしまいました。

だから、これからも誠実に素直に周りに想いを伝えていきます、という宣言をここに。


そういえば、二十歳の誕生日に、お父さんから貰った手紙にも同じようなことが書いてあったな。涙ちょちょ切れレターです。

お父さん、お母さん、私を生んでくれてありがとう。

私はこれからも「なな子」を大切にして生きていくよ。

~なな子 第2章スタート~

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?