「自分しか書けないこと」ってなんだろう?【ライターnote】
「自分にしか書けないこと」を書く。
今日、記事のフィードバックで耳にした言葉で、ライターとして記事を書くのであれば、オリジナリティーが大切。だれでも書ける記事ではなくて、自分にしか書けないことを書く。というお話だった。
専門性があるということよりも、自分の経験や考えを記事に活かしていくということで、その分可能性が広がるように感じた。
でも、「自分には経験がないから…」と不安にならないでほしい。私がライターをはじめてから、この1年でさまざまな方とお会いして思ったのが、「必ずだれもが記事にできる経験をしている」ということ。
ちょっと、私と一緒に探してみませんか?
自分の経験をアウトプットする。
意外と多いのが、会話の途中でその人ならではの経験が見つかるパターン。
自分では普通と思っていたけど、実はレアな経験をしてきているということもあると思う。
自分の経験をアウトプットする。というとちょっとカッコイイのだけれど、何かに書き出してみたり、誰かに話してみたりすると、「自分にしか見えないこと」が見えてきたりする。
例えば、私はアパレルの仕事を9年半していたことがあって、毎日頑張って働いていただけなので、当たり前に時間が過ぎていただけなのだけれど、考えてみると長い期間の経験がある。
これは、主婦歴、子供がいる歴、もしくは独身歴なども同じで、自分が持っている視点は自分だけのもの。
アパレル販売歴も、独身歴も、探せばいくらでも同じ人はいるけれど、自分が体験したことと、誰かが経験したことは違う。
「自分の視点から見て、どう感じたか。」を知っておくことが大切だと思う。
自分の考えと結びつける。
自分だけの経験は、それだけでもオリジナリティーが高いのだけれど、そこに自分の考えを結びつけたら完全にオリジナルな文章になる。
例えば、仕事をしていてこの部分がつらかった。つらさを乗りこえるために自分で工夫したことがある。その工夫は、実は仕事中の思いつきからだった。
というようにすると、自分の経験と考えを結びつけやすい。さらに「このときは思いつかなかったけれど、こうしておいた方がよかった」ということも考えとして書ける。その視点はあなただけのものなので、同じようにつらいと思っていた人に共感してもらえる。
誰かを勇気づけると想う。
つらいと思っていた人だけでなく、今、過去の自分と同じようにつらい経験をしている人も、その記事を読んで勇気づけられることもあると思う。もしくは、自分も工夫をしてみようと思うかもしれない。
そう考えると、画面の向こうの読んでくれている人を思い浮かべながら書くのも良いと思う。
「思う」よりも「想う」が近いかもしれない。
自分の経験が誰かの役に立っているのは、うれしい。
それが「自分にしか書けないこと」だったら、もっとうれしい。
自分だけの記事、書いてみてください。
その記事が読みたいです。