![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150986018/rectangle_large_type_2_220fc688af075414564c89e7447337c8.jpeg?width=1200)
私が「うつ病」になるまで②
おはようございます。
ご覧いただきありがとうございます。
前回はこちらからどうぞ ↓
初めに
今回は、私が「うつ病」に至るきっかけとなった
具体的なエピソードをお話しします。
壮絶なイジメを受けたというようなことではないのですが、私はだいぶトラウマとなってしまった
出来事なので、苦手な方は閲覧をお控えいただければと思います。
1.新卒の頃〜現在までの社会人生活
前回までにお話ししていた、
国家試験には無事に合格しまして、
新卒では晴れて医療従事者として病院に
勤めることができました。
学生の頃の部活動も含め、新卒で勤めた業界、
職場もいわゆる女社会でした。
もちろん噂話が飛び交うといった、どこの職場にもあるようなものはありましたが、陰湿なイジメなどは無く、同世代くらいの若いスタッフが多い職場
だったので、プライベートでも仲良くなるくらい、
人間関係には幸運にも恵まれていました。
それから約4年ほど医療従事者として働いてきましたが、「うつ病」とはまた違う身体的理由で手術を
した経緯があり、続けることが難しいと感じ、
異業種へと転職を決めました。
2.一変してしまった生活
異業種ということで慣れない環境に不安もありましたが、研修期間の数ヶ月はそこまで苦も無く
やってきました。
けれど、その後に配属された部署で、
生活が一変してしまいました。
まず1つ目に、研修を終え、配属された勤務先が、
現在住んでいる場所から2時間かかる場所でした。
今までの職場は、通勤時間をできるだけ短くしたかったので、自転車で通えるくらいの距離でした。
そのため、毎日2時間も早く家を出て、満員電車に
乗り、疲れ果てながら2時間かけて帰ってくるという慣れない日々にストレスが溜まっていきました。
2つ目に、配属された部署の研修制度が整っていなかったということです。
◯未経験にも関わらず、1人で放置され、
いきなり仕事を任される。
◯手持ち無沙汰のまま何をやったらいいのか
わからない時間が続く。
◯誰に聞いたらいいのかもわからない。
◯職員側も誰が私たち新人に教えるのか、
また、教え方すらわからない。
このような状況でした。
また、今までの病院内を動き回るような仕事とは
打って変わって、デスクワークになったことで、
一日中座り続けて、黙々とパソコンに向かい続けるという働き方も自分には合っていなかったように
思います。
3つ目に、一番の要因となった人間関係の問題です。
私がその職場で一番年下だったのですが、
他の職員さんは親と同世代くらいの方々でした。
年上の方々に囲まれること自体は、特に問題は
無かったのですが、言ってしまえばお局のような方々が多く、とにかく誰かが誰かの陰口を
毎日のように言っているような環境でした。
私自身の陰口を言われた、ということでは無かったのですが、その陰湿な感じにどうも慣れずに、
苦しくなっていました。
3.「うつ病」に向かい始めた決定的な出来事
私と同時期に配属された方(以降Aさんと呼びます)が1人います。
Aさんも周りの職員と同世代くらいの方だったので、2回りくらい年上の方でしたが、
私にとってAさんは、同時期に入ってきた
同期のような存在だったので、
業務についての愚痴なんかを言い合ったりして、
一緒に励まし合いながらやってきました。
しかし、どうも他の職員と馬が合わなかったのか、
Aさんがいない時に、他の方がAさんの陰口を
言うことが多くなりました。
そんな中で、ある日いつも通り出勤して、更衣室で
Aさんと挨拶をするのですが、そこで突然、
「私、今日辞めるって言うんだ。
明日からもう来ない、ごめんね。」
と言われました。
Aさんも周りと馬が合わないことや
嫌われているのだろうなということに気づいては
いたようで、度々その話も聞いたりしていました。
Aさんの旦那さんからも
「うつ病になりかけてるんじゃないか。」
と言われ、退職を決意したようです。
Aさんは大学生のお子さんがいるくらい、
人生においても、私より大先輩なので、それなりに大人な対応で上手くかわしていたんだろうなと
思っていました。
なので、まさか辞めると言われるとは
思っていなかったですし、一緒に励まし合ってきた方がいなくなることにショックが大きかったです。
それと同時に、私自身もこの仕事が合わないと感じており、早々に辞めようかなとも思っていたので、
私が辞めづらくなるなという気持ちもありました。
こんな時でも我が身のことばかり考えてしまう
自分に嫌気が差しますが、
様々な感情が交錯して、涙が止まりませんでした。
この出来事から、日に日に気持ちが落ちていき、
Aさんが退職された後もしばらくは
何とか出勤していましたが、出勤するだけで
精一杯になり、バレない程度の業務はやりながら、
ほとんどやっているフリをしているだけ、
という毎日が続きました。
この頃から、頭痛や耳鳴り、
手の震えといった症状が現れ始め、
元々、寝つきは悪い方でしたが、布団に入っても
考え事をすることが増えて眠れなかったり、
家に帰ると涙が止まらなくなっていました。
今まで頭痛や耳鳴りで悩んだことが無かったので、念の為、脳神経内科を受診し、
精査してもらいましたが、特に異常は無し。
そして、ついに、ある朝目覚めた時に、布団の上で
「あ、もう仕事に行けない。」
となってしまいました。
社会人になってから初めて、
仕事をズル休みしてしまいました。
この時は、動けないというよりは、行きたくない、
という気持ちの方が強かったので、
"ズル休み"と表記しましたが、まさにその通りで、自分の中では、仮病を使ってしまったという
罪悪感が大きかったように思います。
今回はここまでにしておきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
また次回。