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連載小説 レリーナの獣

プロローグ ガルドと対ガルド組織レリーナ
 何年前のことだろうか、この世界が怪物〘ガルド〙に侵略されてしまったのは…。
 〘ガルド〙それは、突然として地球に降り立った怪物。 この〘ガルド〙の侵略を止めるために政府は、軍を動かしたが止められず何万という人が〘ガルド〙に殺され亡くなってしまった。
 政府はこの〘ガルド〙の侵略を止め〘ガルド〙を殲滅させるために、〔対ガルド組織レリーナ〕を創り主要都市を中心に壁を造った。 そしてガルドに、対抗出来る兵を育て上げようと考えた。 国民は、後者には賛成したが前者の方は拒絶、大規模なデモが発生した。 
 そこで政府は、レリーナを学校などの地下に創り優秀な学生を特別学習機関として、レリーナに収容した。 レリーナでは対ガルド用の武器、装備の製造、収容した子供の教育、捕獲したガルドの生態や弱点、種類の調査を主に行なっている。 人々はレリーナを人食いのレリーナとして恐れた。

 1話 選別
 僕は轟夏奈。今日から中学校に入学する、普通の12歳。 数年前のガルドの地球侵略によって、家族を亡くしてしまったけど、幼馴染の家に養子として入って今は、その幼馴染の家の親に沢山愛情を注いでもらって大きく育ててもらったんだ。 今日は、入学式で明日は体力テストがあるんだ。 今日は、親に中学生になったお祝いをしてもらった。 明日からの中学の生活に僕は、心を踊らせながら眠りについた。
 今日の体力テストの結果はまぁまぁだった。他にも学力や知能指数、想像力などのテストを行った。そして、帰りの前に担任に「帰りの会が終わったら少し残ってもらえるかな?」と僕以外に恭哉(幼馴染)、田沼、本間、渡部、大阿久が呼ばれていた。
 帰りの会が終わり、担任のもとに集まると担任は「君たちには明日から特別学習機関で生活してもらうよ」と言った。 皆が疑問を顔に浮かべる中、担任は「じゃあ、ま、そうゆうことで」と言い教室から出て行ってしまった。 皆はよくわからないとでも言いたげな表情で、下校した。
 次の日登校すると、皆が正門に集まっている。話しを聞いてみると、特別学習機関の人が迎えに来てくれるらしく待っているらしい。 数分後、学習機関の人が迎えに来て黒い車に乗せられて、学校の地下に連れられた。 皆どこか緊張した様子だった。 車が停まって皆が車を降りると、機関の人が色々案内と説明をしてくれた。恭哉を見ると恭哉は、何か考えているようで顎に手を当てている。
 そして、案内人が衝撃的なことを言った。「ここは特別学習機関などではありません。ここは対ガルド組織レリーナです。今日からあなた達には、ここレリーナでは暮らしてもらいます。そしてここでガルドに対抗するために教育します」と、言った。
 皆「は?」、「嘘だ」、「騙したんだな!!」等と口々に言っていると案内人は拳銃を取り出し、「あなた達は私達に生かされているのです。黙って従いなさい」と命令した。 僕含め皆は、恐怖で頷くことしか出来なかった。 レリーナには他の子供達もいた。 そこからは地獄のような日々が続いた。 そして2年の月日が流れ皆、全ての過程が終わり適性検査が行われる。   
 【適性検査とは対ガルドにおいて何の武器が適しているかを検査すること】
 まずは恭哉から恭哉は《アーチャー》
 本間は《ガンナー》 田沼は《セイバー》
 渡部は《セイバー》 大阿久は《ランサー》
 そして僕は《ビースト》僕の適性が出た途端それを見ていた職員達が大慌てで何処かに行ってしまった。 皆それぞれの適性だが、僕の《ビースト》とはなんだろうか………。

 

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