実話🕊️💌別れはいつも突然で…本当に大好きだったよ

2024年12月19日 02:27

あの日あの時、自分を客観視する事は出来なかった。
急に動かなくなったキミを見て、穏やかでいる方が無理な話だったんだ。
ずっと側にいてくれた。
家族の誰よりも味方だった。
朝だろうが昼だろうが夜だろうが、、、
私が呼びかけたら必ず返事をしてくれた。
約束したら必ず守ってくれた。
時々遅刻をしても怒る事なく。
後から追いかけても、キミはスピードを早める事など一回も無かった。
いつも合流してくれた…ありがとう。
私はキミの事、大好きだった自信がある。
必要としていたからね、本当にありがとう。

たまには乱暴な時もあったかもしれない。
ごめんなさい…。
笑わせてくれてありがとう。
何度同じ事を求めても、文句ひとつ言わず応え続けてくれてありがとう。

それなのに…。
キミが弱ってる声を聞いていたはずなのに…。
気付けなくてごめんね。
最後にもう一度動いてほしかった。
そうしたら私は満面の笑みになれたって、心の底から思うから。

一生懸命に動いてくれて、
記憶を記録に残してくれて感謝しています。
最後、大切なモノだけ取り出させて欲しかったな。
欲張りだね、私は…。

唯一無二の存在だったよ。
力を振り絞って頑張ってくれたんだね。
動かなくなる直前は限界の状態で楽しませてくれていたんだね。
まだまだ未練タラタラで。
諦めきれなくて。
でも、気持ちを切り替えて前に進めるように、
今度は私が頑張ります。
２、３日はガッツリ凹ませてね。
だって相棒みたいな関係だったでしょ？
長い間ありがとう。
延命措置をしても直ぐに動かなくなるって言われてしまったから。
今まで一緒に過ごした時間は宝物です。
キミの存在の大きさに気付く事が出来ました。
最後にやたら愛着が湧いてすっごく泣いたよ。
お世話になりました。
寂しい…けど絶対に忘れないからね。

約１４年間ありがとう、さようなら。
Blu-rayレコーダー（キミ）
2024.12月月　葉月

※入ったままのDVDはネジを外して無事に取り出す事が出来ました。
機械なはずなのに、慣れたリモコンと作動する音に癒されていて。
編集する事も好きだった。
本当に誰か居なくなるみたいな感覚でした。
毎年、年末年始は沢山番組を録画する私にとっては、ドラマが次々に終わっていく今が一番買い替え時です。
大切に扱っていると、自分にとってタイミングの良い時にスッと機能の役割を果たし終わるのではないか。
残り少ない今年中に学んだ事でした。