詩📕春の世界

きっと何もかもが未熟だった
信じたいと思える人すら要らなかった
大切な人だけが居てくれたらそれで良かった
それで心は満たされたんだ

私は春の世界にいた

涙を溢す時はいつも1人になった時で
いつも頭に同じ人がいて
ポタポタ床から音が鳴る前に
自分で一生懸命顔を擦っていた

今、どうしてる？
楽しく過ごしてる？

上を向いたら、青い空に包まれて
何もかもちっぽけに思えるかもね
下を向いたら、何か光るものが落ちているかもしれないね

いつもそう
春に包まれて、大切な人を見ていると
不安になって心が振り回されるから

もう、見ないようにしたい
そうとすら思ったけれど
それは人生で一番難しいって事も分かった

あなたは凄い人だ
この先の人生で交わる事は無いって
分かってるよ…知ってるよ…

今は頑張って拭っている涙を素直に流せる
あなたのいない道を選びたい

あなたとの世界は楽しい
でも苦しいの

もう追わないから
優しさから離れたい
忘れない

これからは自分で地に足をつけ
これからは自分の行きたい所へ向かう

お願いだからこれ以上は優しくしないで

春の世界から出ていくと決めたから

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