短編小説📕親との距離

「両親と物理的に離れた方が良い」
そう、主治医の先生から言われた。

私は1番辛い心境だった。
自分でもよく乗り越えたと思う。

親と真逆の生活をしてみた。

私が行動するのは深夜2時〜6時間とかで…。
世間一般的には規則正しいとは言えない時間。

けど、どうしても親から逃げたかった。

私はまるで、喜怒哀楽を失ったロボットみたいだった。
自立するにはどうしてもお金が無くて。
家にいると無表情で…。
私はなんだか、壊れていく気がした。
心が…
私の心が折れかかっているような。
自分の事を守りたいのに守る力が湧いて来ない。
そんな時、知り合いからの

『遠い親戚より近くの他人』
と言う言葉に救われた。
家族だから上手く行かない事もある。
そんな時は頼っていいんだ、
そんなふうに声をかけてくれた人がいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もしそんな人が現れたら、思い切り甘えて下さい。
逃げても良いし、沢山愚痴って下さい。
生き続けて下さい。

素敵な体調の崩し方