製菓衛生師試験まとめ 公衆衛生①WHO、健康の定義
先週、お世話になった方面より神奈川県の製菓衛生師試験の解答案を頂きました。おかげさまで53/60点で、マークミスさえなければ何とかなりそうな点数でした。
延期になっていた11月の東京都の試験に間に合うように、全科目をアップしていきたいと思います。
今回は、公衆衛生上の定義を中心にまとめています。
良く試験に出るのは、アルマアタ宣言とオタワ宣言の内容との組み合わせがあります。
基本的にこういう問題はゴロで覚えています。
○ア「ル」マアタ宣言:プ「ラ」イマリーヘルスケア
○オタワ宣言:ヘ「ル」スプロモーション
※2文字目の「ル」はセットにならない
WHOの機能
WHOは国際的な公衆衛生の中心機関
各国の伝染病情報や貿易対策の通法橙を含む国際協力事業
各国に対する医療、公衆衛生面での援助・指導に関する事業
WHO(世界保健機関)憲章での健康の定義
「健康とは単に疾病や虚弱でないという事だけでなく、身体的、精神的並びに社会的に完全に良好な状態である」
アルマアタ宣言(1978)
プライマリーヘルスケアの推進
(各地域の主要な保健医療問題の解決のために提供される総合的な医療サービス)
オタワ宣言(1986)
WHOの健康観「ヘルスプロモーション(人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス)」
公衆衛生の歴史
1300年代、ヨーロッパのペストの流行を契機に、イタリア諸国では衛生局が設置された
1848年 イギリスで世界で最初の公衆衛生法を制定(チャドウィック(近代公衆衛生の父)の報告)
1978年 WHOはアルマアタ宣言 プライマリーヘルスケア(西暦2000年までにすべての人々に健康を)
疫学
ジョン・スノー(ロンドンのコレラ制圧)により疫学の概念が成立した
新薬などの介入研究では、被検者の同意が必要
分析疫学研究には、症例・対照研究、コホート研究がある
有名な研究に日本で行われた「たばこのがん関与研究」がある