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SaaS型ECプラットフォーム|SaaS型ECシステムで構築すべきメリットと注意点を解説

こんにちは!NA×NAです。

ECベンダーとしての視点から、業界のトレンドや課題を的確に把握し、最適な情報配信を行っています。ECサイト(オンラインショップ)の立ち上げから、売上UPや顧客満足度向上など、EC運営のサポートしています。

EC業界に限らず、幅広い分野・業界の知識を活かして正確な情報配信を心がけています!


近年、オンラインショッピングの普及とともに、ECサイトの運営がますます重要になっています。SaaS型Eコマースは、手軽にECサイトを立ち上げ、運営するための優れた選択肢として注目されています。

本記事では、SaaS型Eコマースの概要、メリット、注意点、おすすめのECプラットフォームを紹介します。

また、成功するECサイト構築のためのポイントを解説します。


SaaSとは

SaaS(Software as a Service)は、インターネットを通じて提供されるソフトウェアサービスの一形態です。

従来、ソフトウェアはユーザーが自分のPCにインストールして使用するものでしたが、SaaSでは、ソフトウェアがクラウド上でホスティングされ、ユーザーはインターネットを介してアクセスします。

この仕組みによって、ユーザーはソフトウェアをダウンロードや、アップデートを手動で行う必要がなく、常に最新の機能を利用することができます。

SaaSの最大の特徴は、提供されるソフトウェアがサブスクリプションモデルで提供される点です。ユーザーは、月額や年額で料金を支払い、必要な期間だけ利用することができます。

このモデルでは、初期投資が少なく、必要に応じて利用規模を変更できます。また、ソフトウェアの管理や保守はサービスプロバイダー側が行うため、ユーザーはインストールやメンテナンスの負担を気にすることなく、安心してサービスを利用できます。

SaaSのメリットとしては、導入が簡単で運用コストを抑えられること、また、インターネットがあればどこでも利用できることが挙げられます。これにより、企業にとっては場所やデバイスに依存せず、業務を効率的に進めることができる大きな利点となります。

SaaS ECとは

SaaS ECとは、SaaSモデルを活用したEコマースプラットフォームのことを指します。従来、ECサイトを構築するためには、自社でサーバーを用意したり、専門的な技術を持つスタッフを揃える必要がありました。

しかし、SaaS ECでは、ECサイトの運営に必要な機能がクラウド上で提供されるため、ユーザーはインターネットを通じて簡単にECサイト(オンラインショップ)を立ち上げることができます。

SaaS ECの特徴は、ソフトウェアがインターネット経由で提供され、ユーザーは月額料金を支払って利用するという点です。

これにより、ECサイトの構築や管理に必要なインフラや技術の導入コストを大幅に削減でき、専門的な知識がなくても自分でECサイトを立ち上げ、運営することが可能となります。

例えば、SaaS Eコマースのプラットフォームには、商品管理、決済システム、在庫管理、発送手配、マーケティングツールなど、ECサイト運営に欠かせない機能が予め組み込まれているため、ユーザーはこれらを簡単に利用することができます。

これにより、短期間でECサイト(オンラインショップ)を開設できるとともに、運営にかかる手間も大きく軽減されます。

SaaS Eコマースは、特に小規模事業者や個人事業主にとって非常に便利なサービスです。

SaaSでECサイトを立ち上げるメリット3選

SaaSでECサイトを立ち上げる際は、主に以下のメリットがあります。

初期費用の削減

SaaS型ECサイトでは、ソフトウェアのインストールやサーバーの構築、メンテナンスにかかるコストが不要です。

多くの場合、月額や年額のサブスクリプション料金でサービスを利用できるため、初期投資を大幅に抑えることができます。

これにより、資金を他のビジネスの部分に回すことができます。

簡単な立ち上げと運営

SaaSプラットフォームは、テンプレートやデザイン機能が豊富なため、専門的な技術や知識がなくても比較的短期間でECサイトを立ち上げが可能です。

また、ECサイト運用者はドラッグ&ドロップで商品ページを作成するなど、手軽にカスタマイズ可能です。

メンテナンスとアップデートの負担軽減

SaaSプラットフォームは、システムのメンテナンスやセキュリティ更新をサービス提供者が行ってくれるため、ECサイト運用者はそれに関する作業をほとんど行う必要がありません。

常に最新の機能やセキュリティ対策が提供されるため、安心して運営を続けられます。

SaaSでECサイトを立ち上げる際の注意点5選

SaaSでECサイトを立ち上げる際には、いくつかの注意点があります。これらを事前に理解し、適切に対処することで、スムーズにサイト運営を行えるようになります。

システムの拡張性とスケーラビリティ

SaaS型ECサイトのプラットフォームには、様々な種類があります。自分のビジネスに最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。

例えば、商品数が多い場合や、特定の機能(会員管理やマルチチャネル対応)が必要な場合には、適切な機能が備わったプラットフォームを選択する必要があります。

また、ビジネスの成長に伴って、サイトの規模や機能も変化します。

選んだSaaSプラットフォームが、将来的な拡張に対応できるかを確認しておくことが大切です。

例えば、アクセス数が増加したり、商品点数が増えた場合に、システムがどのように対応するか、また、どれくらいスムーズに機能追加や容量アップが可能かを事前にチェックしましょう。

価格や機能、カスタマイズの柔軟性を比較し、自分のビジネスに合ったサービスを選びましょう。

デザインのカスタマイズ制限

SaaS型のプラットフォームは、テンプレートベースでデザインを作成するため、完全に自由にカスタマイズすることが難しい場合があります。

独自のデザインが必要な場合や、ブランドのイメージに合わせた細かな調整を求める場合、カスタマイズの範囲を確認しておくことが重要です。

また、カスタマイズのために追加費用が発生することもあるので、事前に確認しましょう。

料金体系の確認

SaaSプラットフォームには、月額料金や取引手数料が発生します。

料金体系が複雑な場合もあるため、自分のビジネスモデルに最適なプランを選択することが重要です。

特に、売上が増えるに従って手数料が高くなる場合もあるため、長期的にかかる費用を見積もり、コスト管理をしっかり行いましょう。

決済システムの対応

SaaS型ECサイトは、決済システムがあらかじめ組み込まれていることが一般的ですが、自分が希望する決済方法(クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済など)が対応しているかを確認しておく必要があります。

顧客が希望する支払い方法を提供できることは、購入率や顧客満足度に大きな影響を与えるため、慎重に選定しましょう。

サポート体制の確認

トラブルや質問が発生した際に、サポートが迅速で十分なサポートを提供してくれるかは重要なポイントです。

サポートの対応時間や連絡手段を確認しておきましょう。また、サポートが日本語対応か、英語のみかも確認しておくと安心です。

ECシステムの選定ポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

おすすめのSaaS型ECプラットフォーム5選

以下、おすすめSaaS型ECプラットフォームです。

BASE

BASEは、BASE株式会社が運営し、サービスを提供しているECプラットフォームです。

2020年時点でBASEを使用したショップは120万もOPENしています。

シンプルで見やすく、それでいてインパクトのあるデザインを提供しています。好きなテーマを選んだらカスタマイズするという、簡単なステップでの構築が可能です。

MakeShop

MakeShopは、会員数が2020年3月時点で4400万人と利用者が多いECプラットフォームです。

全部で651という豊富なサービスと機能がそろっているため、ECサイトを運営するうえで必要なさまざまな課題にも対応できるでしょう。無料体験では、プレミアムショッププランとほぼ同じ機能を試すことができます。

Shopify

Shopifyは、世界175カ国で利用されているECプラットフォームです。ファッションやインテリア、文具、美容用品など、ショップのジャンルに応じたおしゃれでシンプルなデザインを提供してくれます。

開店から運営、管理などショップの成長に必要なEコマース機能とPOS機能がそろい、初めての出店にも安心です。

ecbeing

ecbeingは、大規模なECサイトからスタートアップのECサイトまで、さまざまな業種・業態・規模に対応したECプラットフォームです。

1,500サイトの構築実績と国内最大の開発500名、マーケティング200名、営業、データセンターの人材体制によって、「ecbeing」の強みである製品力・個別対応力・技術力・24時間365日のサポート体制・マーケ戦略・マイクロサービスを実現してます。

futureshop

futureshop は、ワンストップソリューションを提供しているECプラットフォームです。年商1億円を突破しているショップも多く、売上を伸ばしたいというショップに向いています。

ブランディングを構築しやすいうえに顧客をファンにしてくれる機能が充実しているため、アパレル・ファッションのECサイト作りに特化しています。

まとめ

SaaS型Eコマースは、ECサイトの立ち上げと運営を簡便にし、初期費用を抑えつつ、高機能なツールを活用できるため、特に小規模事業者や個人事業主にとって理想的な選択肢です。

ECサイト運用者は、複雑なシステムの構築や管理から解放され、迅速にオンラインショップを開設できます。しかし、ECプラットフォームの選定や拡張性、料金体系などには注意が必要です。

自分のビジネスに最適なプラットフォームを選び、成長に応じて柔軟に対応することが成功の鍵となります。

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