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全力学級経営

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#教師

始業式から子どもの名前を呼ぶために

始業式から子どもの名前を呼ぶために

教師という仕事のいいところは「毎年リセットされること」であると聞いたことがあります。
どんなに荒れた学級も必ず4月は0に戻るのです。
もちろん、それは逆も然りで、どれほどいいクラスでも0に戻るということでもありますが。

だからこそ、この春は教師の熱量が高い時期でもあります。
今年こそは。
次こそは。
今年はもっと。
前よりもっと。
そう願う教師が多いからこそ、この春という季節がもっとも教育書が売

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学級経営の三本柱

学級経営の三本柱

お正月に格付けチェックを見ていた時のことです。何十万円の楽器達と何億円の楽器達を聞き分けるというものでした。
私にはそうした素養は全く無いので、分からなかったのですが、ピアノをやっていた妻は、一通り聞いて「絶対B。低音が違う。」と言い切るのです。
そんなことあるか?と思いながらテレビを見ていると、なんと正解。
しかも、解説で「低音が違う」も言うではないですか。

わかっている人というのは、理解の解

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心と行動の隔たりを埋めるもの

心と行動の隔たりを埋めるもの

世の中には人の心に訴えかけるものがたくさんある。
映画、ドラマ、本、漫画、講演。
現代ではYouTubeで「泣ける話」と検索すればゴロゴロ出てくるし、書店の自己啓発本コーナーは、人気コーナーの一つと言える。
泣ける話を見て、大事なことを学ぶ時もあれば、自己啓発本で有力感に満ちることもある。
心はさまざまな形で揺さぶられる。

自己啓発本を例にとろう。
自己啓発本に書いていることの本質は概ね変わらな

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心が先か、行動が先か。

心が先か、行動が先か。

気持ちが先か、行動が先か。

あなたはどちらの方が大事だろうか。

ゴミを拾うのが先か、ゴミを頑張って拾おうと思える気持ち作りが先か。

逆上がりの練習が先か、逆上がりを練習しようと思える気持ち作りが先か。

最近の教育観では、この「気持ち」を重視している気がする。主体的に学習に取り組む態度というやつだ。
もちろん、それは大切なこと。

が、果たしてこれは「気持ちが先」ということなのだろうか。

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