「2022年も、いい1年する」ための5つの鍵
ここ数年間ではじめて、年が明けても今年の目標を立てることができないほど、2021年は「今までの人生でいちばんいい一年」だった。
三が日が終わって、ようやく心が新しい年に追いついてきたので、「今年もいい一年だった」と年末に振り返ることができるように、「どうして2021年は、いい一年だったのか」をきちんと振り返っておこうと思う。
今回は、「今年をいい一年にする、鍵になりそうな5つの要素」に絞って、書いてゆきます。
1. 悩みや不安は、大きくなる前に口に出す
ひとつ目から、「何だ、そんなこと……」と思われてしまうかもしれないけれど、簡単に人に頼れないわたしにとって、いちばんの変化はこれだった。
夏頃にいまの恋人に出会い、定期的に悩みを話せる存在ができたことで、心穏やかに過ごせる日々が少しだけ増えた。
それまではストレスを溜め込まないように「1人の時間を死守する」と、日記の目標欄に毎月のように書いていたのだけれど、昨年の後半は、1人の時間が少なくてもストレスを長期間溜め込むことが減った。
わたしに必要だったのは、「1人の時間を過ごすこと」ではなくて、「ストレスや不安に感じたことを、それが大きくなる前に気軽に話せる人をつくること」だったみたいだ。
だから今年も、後ろ向きな感情が自分の中に生まれたら、心にそれがじわじわと浸食して蝕まれてしまう前に、言葉にして、身体の外に出していきたいな、と思う。
2. 感情や考えていることを、日々記録する
それでも付き合いたての頃は、相手に遠慮してしまって言えないことや、恋人との関係性自体に悩むこともたくさんあった。そういう時は、毎日書いている日記や、スマホのメモ帳に書き留めておくようにしていた。
わたしは感情に時差があるタイプなので、その時なんとなくもやっとしても、それが一体どうしてなのかわからないまま、会話を終えてしまうことが多い。
けれど電話を切ってお風呂に入っている時なんかに、
「あれ?なんだか悲しい。もしかして、さっき言われたことに、傷ついているのかな……?」
と、自分の感情にようやく気づく。
そして、夜眠れずに悶々と考えては朝がくる。
そんな状況を見兼ねて、ある時から、とりあえずその場で思ったことを、心から出てくるままに書いておくようにした。
すると一旦は心が軽くなるし、後で見返した時に
「これは、自分も悪かったな」
とか、
「これは自分が大切にしていることだから、やっぱり我慢しないでちゃんと伝えよう」
と冷静に判断することができるようになった。
そのうち、よかったことや単なる気づき、会話の中から生まれた問いなんかもメモするようになって、自分への理解がさらに深まるというおまけも付いてきた。
心ない言い合いになることも避けられるし、これは今年も続けていきたい。
※ちなみに、日記についてはこちらでも紹介しています。よかったら…!
3. 夢中になれるものをみつけて、飛び込む
昨年で言うと、これは間違いなく「企画メシ」だった。
6月以前は、「人からの誘いを断ることができなくて」疲れてしまったり、やりたいこと、やるべきことが多くて「優先順位をつける」ことを毎月の目標にしておきながら、なかなか実行できずにいた。
けれど企画メシが始まってからは、日々が150%の全力疾走で、そんな悠長なことも言っていられなくなった。
日々、自分の健康と仕事、企画メシの課題のことしか考えられなくて(健康ですら、考えられていなかった時期もあった)、今までは罪悪感で断れなかった人からの誘いも即座に断れるようになったし、優先順位はいつも明確だった。
そして何より、「何もしていない時間を過ごすのが苦手」で、「常に何かを生み出していないと不安になる」という悩みが、企画メシに参加したことですべて一瞬で解決された。
「自分は今年、これを頑張った」と胸を張って言えるものができたことが、2021年がいい年だったと心から思える理由だったなと思う。
だから、2022年も「これだ」と思うものを決めて、飛び込んで、それに集中しようと決めている。
4. 学んだことを、すべて愚直に実行する
もともとわたしは「学ぶことが好き」だし、器用なタイプではないので「愚直に実践する」ことでしか結果を出せない、ということはわかっていたのだけれど、昨年は特にそれが顕著だったなあと思う。
わからないことだらけの企画メシでは、毎回テーマや講師の方に関する書籍を何冊も購入して知識をインプットし、課題に取り組んでいた。
仕事でも、うまくいかない状況を打破するために、恥を捨てて色々な人に相談をしたりアドバイスをもらったりして、それらをすべて試していった。
色々なことに手をつけすぎた結果、健康状態には少し問題も起きたけれど、やってみてはじめてわかったこと、その中でうまくいったこともいくつかあったから、やっぱり実行してよかった、と思っている。
年始に親戚との集まりがあり、祖母とわたしが同じ干支であることが判明したのだけれど、その時に祖母が「亥年は、ぶつかってはじめて学ぶからねえ」と言っていた。
思わず「その通りだな」と苦笑してしまったけれど、わたしはわたしのやり方で、今年も「学び、実行していく」を繰り返していきたいなと思う。
(ただ、本当はもう少しだけ、スマートにできるようになりたい。今年こそは……。)
5. 効果が出るまで、辛抱強く「続ける」
今まで、わたしは何かを「続ける」ことが大の苦手だった。
けれど今年は「やると決めたことはやる」と言い聞かせて(というか、ほぼ無我夢中で) 企画メシの振り返りnoteを書くこと、仕事ではメンバーのいいところや強みを伝えるということを最後まで続けた。
そのおかげで、企画メシでは何度か失敗もしたものの、ちゃんと結果が出て評価してもらえたり、仕事では少しずつだけれどチームに変化が生まれはじめている。
振り返ってみると、今までの自分は、結果が出るまで続けていなかっただけなのかも…と思った。
まだまだその変化は、顔を出したばかり。今年はちゃんと大きな成果として残せるように、「決めたことを続ける」を、地道に続けていこうと思う。
2022年の抱負と、大事にしたいこと
最後に。2022年は、こんな年にします。
いま、いちばん心と身体、頭と時間を使って取り組んでいる、仕事できちんと結果を残すこと。そして、関わってくれている人たちに、恩返しをすること。
企画メシで掴んだ自分の人生の方向性を胸に、感性を磨いて、論理を身につけて、新たにはじまる挑戦で何らかの実績をつくること。
どんな色や形、大きさでもいいから、確実に花を咲かせられるように、日々を丁寧に積みあげていきたいなと、思っています。
そして、そのための優先順位はこちら。
健康はついつい後回しにしてしまう癖があるから、ちゃんと労わりつつ、今年は大きな病気にならないようにしたい。
今年もなかなかハードな一年になりそうなので、飛ばしすぎず、休むことも覚えて、駆け抜けていきます。
最後に、2022年、新たに「やめる」と決めたこと。
どちらも自分の性格の問題なので、なかなか難しい、永遠の課題なのだけれど……。
「捨てないと、得られない」ということを忘れずに、少しずつ減らしていって、大切なものを守れるようになりたいなあと思っています。
その一例として、実は昨年、こっそり「毎月の振り返りnote」を中断していました。
「自分の日記で振り返ることができているし、二度手間になってしまうから」が理由なのだけれど、こうやって無意識に義務になってしまっていることを、手放して軽やかに動ける一年にしたいです。
▼毎月書いていた、振り返りnote
***
2021年は、大切な存在がたくさんできて、自分の輪郭と、これからの方向性をみつけた一年でした。
2022年は、支えてくれた大切な人たちに、恩返しできるような一年にします。時間はかかるかもしれないけれど、待っていてくださいね。
今年も、あなたとわたしにとって、笑顔溢れる一年になりますように。
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、もっと色々な感情に出会うための、本や旅に使わせていただきます *