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なんだっけ?

今日、市区町村の規定に倣って、大型ごみ搬出の手続きをした。

愛犬用のリビングと台所を隔てていた柵が壊れてしまい、どうにもこうにも、機能を果たさなくなってしまったからだ。

大型ごみ受付の電話口で、私。

「あのー、大型ごみを出したいのですが…。えっと、物は、子どもの、あの、安全に…えっと、来ないように…。」

しまった!

いざ、この柵の名前を電話口の相手に伝えようと思ったら、出てこない。

(「えっと、チャイルド…チャイルドロック?、ちがう、えっと、えっと、ベビー、ベビーベッド??あー違う!もう…!!」)

この瞬間、ここ何日間かでかなりの頭を使った気がした。

しかし、流石、相手は大型ごみのプロ!

「ベビーゲート…でしょうか?」

(「そう!それ、それ!ベビーゲート!!!」)

「はい、それです!!!」名称が分かってすっきりしたのと、恥ずかしいのとで、思わず元気に返事をしてしまった。それも、またまた、恥ずかしかった。

そんなこんなで、無事に手続きを終え、床にせっせとモップをかけている間も、ずうっと恥ずかしい気持ちが、ぐるぐると駆け巡っていた。それどころか、30年近くも前になる恥ずかしい体験をも、思い出してしまった。

それは、当時、遠方に住んでいる友達の家に行くために、駅で切符を買おうとした時のこと。当時、私の利用する沿線は、自動券売機なんかなくて、駅員さんに直接行き先と枚数を言って、買わなくてはならなかった。

そこで、私が発した言葉は…

「〇〇駅までの切符、(えーっと、一人分のことを何て言うんだっけ?えーっと、えーっと、出てこない………)一人前!」

えっ!?

一人前って???………。

ひやぁー、一体全体、何の出前ですかしら?かつ丼?ざるそば?…ランチの注文じゃないんだから………。

でも、駅員さんには、ちゃんと通じたみたいで、無事に切符を発行してくれた。でも、駅員さんが、その時、どんな顔をしていたか、見る勇気はなく、ただ恥ずかしくて、私はずっとうつむいていた。そんな風に記憶している。

モップをかけながら、当時のことがよみがえってきて、「あーあ、昔っから変わってないなぁ…。」と自分にあきれてしまった。

でも、今日はなんだか、そんな自分が、自分で微笑ましく思える。いつもは自虐で終わる話も、「私って、なんだか可愛いところあるのねん。」とブログを締め括ることができそうだ。その点では、少し成長したと言える…かな。

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