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goooodsに入社しました


goooodsに入ったきっかけ


2024年9月にgoooodsに入社しました。

YOUTRUSTでメッセージをもらってgoooodsを知り、一目惚れしてとんとん拍子に決まりました。
"一目惚れ"という表現が結構合っている気がします。笑

転職の理由とか働く場所の選び方は人それぞれあると思いますが、私は絶対に小売にインパクトが与えられること、が条件。
これまでコンサルとSaaSと経験してきましたが、一貫して関わるクライアントは小売・消費財業界でした。
私の興味はそこだから、逆にいうと職種は結構どうでもよくて、その時々で必要になった知識とかスキルを補っていく方式でやってきました。

今は直近身につけてきた経験と興味で、マーケティング&CRMの担当をしています。ただ、スタートアップで20~30人規模なので、きっちりとした職種の境界はなく、全員で協力してその時々必要なことを各々の得意領域を掛け合わせて実現していっているような形かと思います。

小売へのこだわり

私の小売へのこだわりはかなり個人的な価値観と結び付いているので、いくつか列挙してみます。

所有するものとか通うお店って、個人のアイデンティティーを形作るよね

・成功者が身につけているもの10選!
・港区OLがよく通っているお店TOP10!
・できる商社マンが使うお店!
・・・
そういうタイトルのメディア記事や雑誌をよく見ます。
人は自分がこうなりたいと思っている社会からのカテゴライズグループに適したものやお店に自然と寄っていくものだと思います。

ただ、そういったメディア等から発せられる "カテゴライズグループ" があまりにも恣意的すぎる。そういう固定化された表現を数多く見聞きすることで、無意識のうちに社会的なあるべき姿が定義づけられているように感じます。それらに踊らされて、実体の知れないあるべき姿への憧れや半ば強制されたような価値観で、特に若い時ほど人のアイデンティティーって揺れ動きやすいと思うんです。

実際、私自身がそうでした。
分かりやすい例で言うと、幼い頃身に付けさせられていた、いわゆるかわいい服にどうしても違和感があった。服の着心地はもちろんですが、それ以上に服を身につけることで形作られるイメージと自分のアイデンティティーとの乖離を強く感じていました。

物心ついた頃から、服は自分で選ぶようになりました。雑誌とか通販のカタログを毎日隅々まで眺めているような子でした。笑
服とか身につけるものを自分で選んで試す過程を通して、自分が最も自分らしく心地よくあれる状態を目指して試行錯誤してきたことで、自分のアイデンティティーが形作られてきたように思います。だからこそ、これからも自分にとって大事なもの、持つものや通うお店にもこだわっていきたいと思っているし、そういう人が増えたら良いのになと思っています。個人のアイデンティティーの一つ一つを形作るものを提供する小売業界は、社会的に大きな役割があると思っています。

小売の地位の低さ

大学卒業後のコンサル会社で配属希望は迷わず小売のチームにしたし、初めて転職活動した時も小売に関わるところを探していました。

ですが、これまで言われてきたことは
・そんな薄利の業界行っても儲からないよ
・せめて入るなら、ユ◯◯◯。他は未来ないよ
・小売業界は給料安いしやめておきな
というマイナスのイメージばかりでした。
儲かる&給料がいい、が働く条件の当たり前だと思っている価値観で見下されていることに嫌気がさしました。

小売業界は確かに根強い商慣習があるし、高齢化しているし、ITとまだまだかけ離れているし、在庫を抱えなければいけないリスクを伴うし…で手っ取り早く儲けたいと思っている人には合わないと思います。いわゆるタイパ・コスパが悪い業界なのだと思います。

でも何をしたいか、と、タイパ・コスパって関係ありますか?
むしろものが溢れている時代だからこそ、溢れすぎて情報に踊らされて何が正しいのか見失いがちな時代だからこそ、本当に価値のあるものをこれからは厳選して正しく流通させていくべきだし、小売にはその大事な責任があると思っています。


人気商品が固定化された業界の中での独特な商慣習

コンサル時代に某大手メーカーのPJを担当していた時期がありました。そこで日本ならではの小売・卸・メーカーの関係を知りました。
大手メーカーなら、基本的には何もしなくても売れる状態が既にできあがっている。だから既存の取引先と既存のやり方をベースに「対前年比〇%UP」が例年繰り返されがちです。そこには商品を届ける先の消費者がもはや関係ない独特な事情も数多く存在していました。

でもそろそろそのやり方には限界が来ると思います。少なくとも日本の人口は減り続けているし、既存のやり方の踏襲では変化についていけない。なんてったって面白くない!
越えなければならない多くの事情はありますが、小売・卸・メーカー間の独特な固定取引はもっと開放され、商品を中心に等しく自由に取引される世界を実現したいです。


大量生産大量消費から少量生産少量消費の世界へ

経済成長がひと段落した今、社会でのSDGsブームも相まって、世の中は徐々に大量生産大量消費から少量生産少量消費、売上至上主義からより利益重視の経営の方向に向かっているように感じます。

goooodsはそんな小規模なブランド・小売店同士を結びつけるプラットフォームです。自分たちの手で作るもの、自分たちの五感で選ぶもの、その本来売るものの価値や質の方に労力をかけてこだわっているからこそ、世の中にまだ発見されていないブランドやお店たちは多く存在しています。だからこそ、無作為&量勝負なマーケティングや営業ではなく、適切なレコメンド&マッチングを重視しています。

これからの時代、そういったクオリティーの高いものの価値はどんどん高まっていくと思います。必要なものはもう身近で十分揃うからこそ、所有するものに意味を付加できること自体が価値になっていくのではないでしょうか?ものを所有しないレンタルを軸としたサービスも流行っていますが、ものから意味をなくして効率化を図る世の中ではなく、ものに自己満でもいい意味を付加して豊かな世界にする方を私は目指したいです。

最近読んだパタゴニアの本でも小規模事業者のポテンシャルが記されていたので流用します。

我々は逆だと思っている。農業もそうだが、小規模事業者の方が、人類にとっても地球にとっても健全な未来をもたらしてくれる可能性が高いと思うのだ。

『レスポンシブル・カンパニーの未来』


結構な分量になってしまったので、この辺りで。
日々たくさんのブランドさんからサンプルをお裾分けして頂けるのはマジで特権!笑

全部パッケージも可愛いしおいしい ※手前は市販のリッツ


そしてgoooodsは採用強化中とのことなので、興味ある方はぜひお声がけください〜〜〜!


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