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障害があってもなくても音を感じ表現を楽しむ音楽イベント 手話うたユニット「T-ripple」インタビュー

こんにちは!ななかです。🌞

先日、ミライロハウスにて開催の

音を感じ表現を楽しもう!
手話うたユニット 「T-ripple」
音あそびユニット「さんでーらぼ」コラボイベント

に参加してきました。

耳の聞こえない人でも音楽を楽しめるイベントって、どんなのか気になりませんか??

最近このようなイベントを私自身も企画してみたくて
聴覚障害のことについて勉強したり
手話の講座に参加したりしてるんですよね。

そしたら、「手話うた」というものをやってみたくなってきた!

歌を歌って、手話を付け加えたら、私もできるんじゃないかな。

そんなふうに考えてたんです。

ですが、今回のインタビューを通じて分かったことは
「手話うた」の極意を知らなかった!!
もちろん、歌に手話をつけて歌うことはできます。
ですが、
ただ歌詞に手話をつけるだけでは、耳の聞こえない人が本当に楽しめる音楽にはならないということなんです。

ほうほう、、🧐
それでも私は、手話うたをできるようになりたいぞぃ。

極意とはいったい何なのでしょうか。


今回は、「T-ripple(トリップル)」さんに、手話うたについて教えていただきました。

イベントでは、さんでーらぼさんが演奏する曲「にじ」「ぼよよん行進曲」「夢をかなえてドラえもん」「パプリカ」などに合わせて、観客たちも手話うたに挑戦。✨


T-rippleさんの手話うたは、歌詞に手話をつけるだけじゃなくて、手話以外にも振り付けのようなものをオリジナルで加えられていました。

それに気づくことができたのは、偶然私が、YouTubeを見て「にじ」の手話うたをこっそりと練習していたからで。笑

でも手話うたって、正解とか模範みたいなのがないなと思ったんです。
どの方の手話うたを見ていても、微妙に振り付け(手話)が違っていて。

T-rippleさんの手話うたは、その中でも特に、
歌をイメージしやすく、
気持ちが込められている。
音楽を大切に届けられている。

そんな印象を抱きました。


(T:T-ripple)

ーー素敵なステージをありがとうございました。T-rippleさんは、手話うたをどのように作られていますか?

T:映画のストーリーを描くように、ストーリーがわかるように作っています。

ーー手話うたって、表現の仕方や作り方が色々あるんですね。手話を正確に表現しないといけないみたいな、これといった正解ってないんですかね?

T:そうですね。
歌詞にそって手話をやってるだけでは、耳の聞こえない人にとっては楽しいと感じないんです。だから、耳の聞こえない人が楽しめるのかを確認してもらって、その上で手話うたを作っています。

ーー耳の聞こえない人にも楽しんでもらうために、手話うたを作る時はどんなことを工夫されていますか?

T:顔の表情を大切にしています。目とか眉毛の動き。 よく大学生の手話サークルとかあるんですけど、顔が真面目!!笑 意味を伝えるのが大事なんですよ。

また、例えば「にじ」の歌詞に出てくる ”シャベル” の手話って、下手すると人を刺してるみたいに見えちゃうんです。だから、シャベルがどういうものかが伝わるように、表現を考えて工夫しています。

ーー心を込められた音楽の背景には、このような工夫があったんですね。

T:中には、手話うたが嫌いな人もいます。
だからこそ、ろうの文化、歴史を分かった上で、作ったり表現したりしています。

ーー手話うた以外にも、耳の聞こえない方が音楽を楽しむ方法って、どんなのがあるんですか?

T:カウントしてリズムを感じたり、振動ですね。音の高さもあります。
 自分の世界をつくることによって、楽しくなります。

ーー自分の世界をつくる って、なんかすごく素敵です。

ステージで手話うたを演奏して、耳の聞こえない方と音楽を一緒に楽しめたと感じる瞬間はどんな瞬間ですか?

T:ろうの方は目が高くて。すぐに手話を真似してくれるんです。
手話を通して、温かくなれます。

ーー私も先ほど一緒に手話うたをやってみて、確かに、心が温かくなるのを感じました。ステージ全体が心が繋がってるのを感じて。初めてお会いしたのに、そんな感じがしないくらい、手話うたを通して距離が縮まったような気がしたんです。

T:すごく嬉しいです!

ーー手話うたって素敵ですね。私もT-rippleさんのような手話うたをできるようになりたいです! 

最後に活動を通して、みなさまに届けたいことはありますか?

T:コロナ禍の中でマスクをつけているために、耳の聞こえない方に音楽を届けることが困難になっています。
マスクをしていても、伝えられる音楽を届けていきたいです


T-rippleさんの、心のこもった手話うたの背景を知れて、さらに手話うたの魅力を感じました。
マスク越しでも優しくなれるT-rippleさんのステージに、これからも期待が高まります。😌


T-rippleさん、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。♩


本日も読んでいただき、ありがとうございました。🕊

🌟参考URL🌟
・T-ripple ホームページ

・ミライロハウス ホームページ

🌟関連過去記事紹介🌟

・”耳が聞こえなくても、音楽を楽しめます” 片耳難聴きこいろ 麻野さん&ピアニスト 辻さん インタビュー

・ミライロハウス紹介

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「音楽で人の心に寄り添う」を目標に、
さまざまな人のお話を伺いながら、音楽と福祉について学んでいます。

そんな私の卒論のテーマは、
「ユニバーサルデザインミュージック!(仮)」

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