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小学生でパティシエになった、滋賀県の女の子に教えて貰ったこと。
滋賀県近江八幡市にある、五坪の可愛いケーキ屋さん。そこで働いているのは、二面性を持つ女の子。
自宅ではお話ができるけど、公の場で、慣れないものや人といるとき、環境下にいたりするときには極度の不安から声が出せなくなる。
体も動かなくなることがある。
かたや、安心できる環境では自分の好きなお菓子作りをプロ顔負けレベルまで上達させ
「可愛いもの」を作る楽しみを日々感じている。
今では不定期にお菓子工房としてお店を開いているそうだ。
四年前の秋、わたしもそこにお邪魔したことがある。
その日は「1日限定スイーツカフェ」を開催していて、家族で「ちょっと美味しいもの食べに行こう♪」となった。
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頼もうとした時には売り切れだった😢
わたしがその子から勉強させて貰ったのは、「好きなことを続ける芯の強さ」と、「自分はこれでいい」と自信を持って言えること。
わたしはその子とちょっと似ていて、人が難なくできることが難しいと感じること、人並みにできるようにするまでにある程度時間を要することもある。
いわゆる“健常者”
と呼ばれる人でも、特に「これ」という苦手なものがないだけで、裏では困ったことが今までにあったかもしれない。
少なくともわたし達の見えないところでは。
わたしも“できる”できない”の凸凹に自分も人も困らせてきた。
でもその子のように「自分はこれでいい」と人と自分を切り離して考えることが、まだあまりできていない。
仮にできてたとして、その中に‘’果たしてこんなんでいいのかな?”
みたいな揺らぎがあると思うんだ。
「ほかにもっと苦手とすることも得意なこともできるようになるカラクリが、実はあるんじゃないのか」
「苦手を得意にする裏ルートが、自分に課金すれば見つかるかもしれないのに…」とか。
「人から見られているわたしは、どんな‘’景色”となってその人の目に映っているんだろう…?」とかね。
文章を書くことも読むことも好きで、小さい頃からずっと文字に触れる生活をしていたけど、それをしていない人と出会っても
「わたしってすごいのかも!」とはならず。
「これだけ言葉のストックがあるのに、それを言葉にでてこさせてあげられないのはなんで?」とか、いろいろ考えてしまった時期。
わたしだったらマイナスな方面に物事を考えてしまうであろうことも、その子は「わたしはわたしだもん」と強くあれていた。
パティシエとして働く女の子は、自分の作ったケーキでコミュニケーションを取る。
その子の親御さんはいつも言う。
「この子ね、声でコミュニケーションが取れないけど、代わりにケーキとかプリンとかにお顔を入れて、それが挨拶の代わりなんですわ」と。
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買いに行けたらいいのに、といつも思う🥰
自分が出会う人や、関わる人によって
自分に下される評価って大きく変わるんだな。その子のテレビやYouTube、ほかのユーチューバーさんのチャンネルを見る度に感じるの。
たとえば、ここではあまり詳しく書かないでおくけどTikTokから派生して自分で起業してYouTuberもされている、難聴の人。
十六年生きてきて両足失う事故をして、それでもやっぱり突然来るチャンスはリボンで可愛くラッピング🎀
やりたいことはやるんだ!
と前を向いて生きている車椅子モデルのユーチューバーさんもそう。
変な話、親や親戚、関わる全ての人に「どうせこうだからできないでしょう」、「こうだけどできるよね」
みたいな変な思い込みがない。
どちらのユーチューバーさんも、真っ白な状態からスタートしているのが共通項だと分かった途端、わたし達が持ってる「普通」のアイテムってなんだろう? って疑い始めた。
普通って言葉は、時間が過去でも今でもあまり聞こえが良くないものとしてわたしの記憶に刻まれていて、だからあまり使わないけど…
普通とか、普通じゃないとか、無意識のうちに判断している数多くのこと。
影も形もないものに囚われるって、どうなの? 今自分の目の前にある時間が、もったいなくない?
疑問を感じることを通り過ぎてなんだか可笑しくなってきた。
紙とペンでする勉強だけじゃなくて、五感をフルに使うことさえも勉強のうちだと思うと
実は、私たちは毎日膨大な量のインプットをしているんだよ。
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