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『私の魂の話』って題名の電子の海の過去の私
私 という 魂は
大変読み解きが楽で
産まれた日からブレない。
性質を変えることなく
広がり伸びた今の私。
だから森。
不動を誓い
その地に根を張り
季節や動物に合わせ
変化をしていく生き物。
森は死ぬまで森。
だけれど
二度同じ姿にはならない。
季節は巡れど
同じ年などないのである。
あなたは?
あなたの魂は?
私は此処。
此処にしかいない。
しかし此処なら何処も此処になる。
あなたは?
あなたも知ってるはず。
忘れているだけ。
新緑の夏が来る。
私は静かにそれを待つ。
私、ただそこに在る。
私、ただここに在る。
他の生き物も、この世の現象も、そうだと思ってる。
もちろん、びっくりしちゃったり、怖くなっちゃったり、怒っちゃうこともあるよ……
だって、私の肉体や精神は上等じゃないんだもの。
それでも、様々な生き物が通りゆくから、それが全てだと思っているから、ただそれを見ていたいと思うから、『過ぎ』て『毒』になっていくのを見るのは苦しいの。
どんなに素晴らしいことも、どんなに優しいことも、過ぎれば毒になる。
寒い時に火にあたるとあたたかいでしょう?
しあわせな気持ちになる。
けれど、冷たい海を泳ぐ魚達は、私達の手の熱でさえ熱く感じる。
それは苦痛。
過ぎる度合いは様々で、見極めるのは難しいの。
それでも
きっと
その魂が知っている。
心地よいかたち。
心地よいいきかた。
私は風で、森で、途中の砂の島で、流れ星。
くらげも、ナナフシも、スナフキンも私。
だから
どんなあなたが在っても
どんなあなたが居ても
それは、自然なこと。
私の世界においてみた時に
私の中に『すき』か『きらい』かがあるだけ。
言葉にすると足りな過ぎるか、足り過ぎる。
だから、いつも曖昧に、そう、曖昧にしか書けない。
感じ取れそうなら、感じ取ってくれたら、嬉しいってだけ。
そういえば浅緋色のスカート届いたの。
明日水通ししなきゃ。
着るの楽しみ。
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