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足元、大事にしてくださいね!!


足も2本しかないんですよ。

あたり前田のクラッカー!!
  
さて、冒頭ふざけた感じになりましたが
今回はお靴選びの話をしましょうか。

何を隠そう、私は靴屋さん(のしがないパート。笑)



皆さんは自分の足サイズを把握しているでしょうか?
今は計測器を持っているお店があるので、子供の足は測ってもらったことあるけどという方もいるでしょうね。

お子様の足は、小さなうちは三ヶ月程度、小学生くらいなら半年に一回程度、計測していただけると適正サイズを買えます。

大人の方も、一度は是非計測をしてください。
出来ればシューフィッターのいるお店が好ましいですが、ASICSとかアサヒとかメーカー品のお店だと大人も計測してくれるパターンがありますので、計測器を見かけたら聞いてみて計らせてもらえるようであれば計らせてもらってください。


さて、靴選び。
皆さんは何に一番注目しますか?

私がお客様のお話を聞くに
お子様の場合、足にあったものを履かせてあげたいというのと、すぐ大きくなるから金額を気にされるのが多いかなと思います。

大人の方はとにかく安いか、履くのが手間でなくて好きなデザインであること。


なるほど、なるほど。

わかります。
靴ってファッションの一部だから、どうしても見た目の好みありますよね。

でも。

でもっ…!!

今回この記事では、デザインを横に置いたお話をしますね!!


まず、足裏、足指、腰、膝が痛い方。
すぐお靴の見直しをしましょう。
靴紐の縛り方も見直しましょう。


簡単に履けるからといって、紐のない靴履いてませんか?
仕事柄、パンプス、革靴履いてますか?
アウトソール(靴底)が平らなコートスニーカー愛用してませんか?


足は踵周りが重要で、この踵位置がズレてアーチが崩れることによって外反母趾、扁平足、内反小指の原因になるといわれています。 

そこで重要なのが靴選び。

靴屋さんである私がお客様におすすめするのは

立ち仕事ならウォーキングかランニングシューズ。
趣味で運動されるなら運動に応じてウォーキングかランニングシューズ。
お子様と全力で遊ばれるならウォーキングかランニングシューズ。
テーマパークを歩き回りないならウォーキングかランニングシューズ。


そう。ダントツで、運動靴。
しかも固いほうが疲れない。
ぐにゃんぐにゃんの靴は、お布団の上と同じ感じと思ってくださるとわかりやすいかな。
長時間履かないならいいですが、長時間履くなら
踵周りは固く、つま先は適度に曲がるシューズがいいのです。

ちなみに本当に歩き回る方、立ち続けるという方、足幅のある方はウォーキングシューズをおすすめします。
そこにしゃがむ動作や小走りなどが入るならランニングシューズをおすすめします。

ウォーキングシューズとランニングシューズ、それぞれ性能が違いますので興味があれば店員さんに聞いてみてね。

そうそう、足幅。
幅広と思い込んでる方多いです。
もちろん本当に広い方も多いですが。

緩い靴のが楽だから大きいサイズ履いてる方、要注意ですよ!!足が中で大きく揺れ動くことは、足に無駄な動きをさせて疲弊に繋がりますよ!!

適正靴サイズをご自分で見るときは、まずお靴を両足履きます。
片方しか履かない方多いですが、左右差がある方もいます。どちらの足当たりもみてください。
面倒でも両足です。

履くとき、しっかり紐は緩めてね。
というのも、皆さん横着して売り場のそのまま履こうとされますが店員は紐が綺麗に見えるように締めています。
その状態のままだと、甲の高い方や幅のある方は足入れが非常にし難くなり『あれ?サイズ小さい?大きいのにしよう』となりがちです。
足の甲の高い方は、そもそも深履きは履きにくいものなので、靴べらを使う習慣をつけていただくと簡単に靴が履きやすくなります。

さて、足が靴に入りましたか?
さぁ、そのまま紐をしめ………ちょっと待った!!

まずは踵を地面にトントンっと軽く打ちましょう。

私の下手な絵では伝わらないかもだが…まぁいっか。

靴の踵部分に、きちんと踵が収まっている状態が正しい履き位置です。
つま先トントンしないでください。

きちんと踵位置が決まったら、紐を締めていきます。
一番上のところはギュッとしっかり締めましょうね。車でいうところのシートベルトですよ!

ゆるいとそれだけ足が中で動いてしまい足指の擦れから、魚の目、タコになりやすいなど問題が出ます。

はいっ!!ここで、お膝位置チェーック!!

あなたの膝頭、内側に倒れていませんか??
紐を縛るとき、膝頭が内側に入っていると、アーチが崩れた状態で紐を締めるような感じになります。膝はしっかり立てて、紐を締めましょう。

そして立ち上がります。

ここで捨ての寸の話。足はアーチが広がったり閉じたりを繰り返し運動するので、靴にはある程度の余白が必要です(お靴は大人の方は実寸から5mm〜1cm、お子様は年齢によりますが17cmくらいまでは5mm〜8mm大きい靴を選ぶといいです。⚠運動靴などの場合。パンプスや革靴はまた違うので注意)

椅子に座ったまま捨て寸を確認したあなた!!
立ち上がりましょう!!

というのも、椅子に座ったままだとアーチの広がり分をみれません。
椅子に座ってフィッテングしてしまうと、購入後、実際に足をついた時に当たるところがあって痛いなどのトラブルに合う可能性もあります。

指一本分くらいの捨て寸はありましたか?
あり過ぎても、なさ過ぎてもよくないので、不安なら店員さんに見てもらってください。

さぁ、次は少し歩いて見ましょう。
マットの上で足踏みでもいいですよ。

踵はパカパカしませんか?
たぶん、上記の方法でフィッティングしてもらうと何時もの靴より歩きやすく感じるはずです。

調子が良さそうなら、そのお靴をお迎えください!フィットした靴で歩くと驚くほど疲れにくいものです。


紐はつど縛り直すか、かったるいなら靴べらを使ってくださいね。

あ、踵踏めない靴なのに踏んでるそこのあなた〜!
駄目ですよ!踵は靴の命です。踵が硬い靴は疲れにくく優秀です。踵がヨレる、駄目になるということは、大切な踵周りがズレやすくなるということです。
お子様でどうしても踏んでしまうという場合はハンズフリー(TVでも火がついてますね…)がおすすめ。スルッと入るので踵踏まなくなるかもです。
(まぁ、足を考える側としては…スリッポンは……まぁ……日常の買い物、通学くらいなら……)



日々、様々なお客様の足を見ています。
どのお靴も気に入ったら特別な一足。
その靴と楽しく元気に歩いてほしいから
少しでも足負担を減らしていきたいです!!

今回は基本的なことしか書いていませんが、中敷きをかえたりする方法もあります。
足のトラブルを抱えている方はシューフィッターさんのいるお店へGO!が良いかと思います。


あなたが歩く道を一緒に進む靴だから。
どうぞ、足元は大切に。




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