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40℃でも鳥達は
今日は
お目当ての食べ物屋がある他県へ
夫とプチお出かけ。
食べ物屋のあと、運動しようと複合施設に行く予定だった。
カメラの必要要素ゼロのコース。
なのに私はコンデジを通勤リュックからお出掛けリュックへいそいそ移動した。
撮り逃しは大変悔しいものである。
まぁ、大きなコンデジはお留守番させたんだけど。重たいから。
ついた土地は暑かった。
車の温度計が40℃だと教えてくれる。
蒸し蒸しとした湿気の多い日本の夏に、この温度…
熱帯雨林かな??
目的の店は開店前から並ぶ店。
早めについて名前だけ書きに行こうと歩いていたら、まぁ、なにやら騒がしい。
騒いでいたのは
![](https://assets.st-note.com/img/1720082484291-1p2jZmIwFx.jpg?width=1200)
オナガの雄。
3羽が繁みに向かって激しく威嚇している。
オナガの鳴き声はとにかくギャーギャー騒がしい。
あるく先に望遠レンズをつけたカメラを構えるお爺さんがみえた。
こりゃ、なんかあるぞ。
食べ物屋を目指す夫を横目に、私はリュックからコンデジを出して構えた。
望遠レンズ組がいると、なかにはコンデジ嫌がられる(邪魔やねん的な…)人もいるので、どうかなーと思いつつ、レンズを向ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1720082981590-d48mS1ylEr.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720082981652-J3q1AP87eg.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720082981789-9piqX1MbnJ.jpg?width=1200)
暴れるブレブレのオナガしか写らない。
そのうち何か茶色い鳥がボチャンっと掘りに飛び降りた。でもすぐにあがったのか、姿は確認できなかった。
パッと見「ツグミ?」だったのだが、今の時期に冬鳥であるツグミはこの辺りにはいないだろう。
それにツグミならオナガ達はあんなに騒がない。
わからない。
とうとう、カメラお爺さんに
「オナガ達は何をあんなに追い立ててるんですか?」
と聞いてみたところ、とても丁寧に教えてくれた。
追い立てられているのは鷹の幼鳥であること。
2週間ばかり、このような小競り合いが続いていること。
オナガも近くで営巣しているらしく必死。
鷹の親はここ数日、姿を見せていたない。
この辺りで鷹を見かけるのは珍しい。
とのことだった。
その後少し盛り上がって、お爺さんが撮った写真をみせていただいたり、自分で撮った野鳥の動画などをおさめたCDを私にくれた。持ち歩いて配ってるらしい。
撮った写真はどれも素朴で、たまにキラキラ加工してあった。
たぶん、鳥が好きで、カメラが楽しい時期の人。
ガチ勢中のガチ勢では無かった。
そこがなんだか、ほっこりした。
そしてお爺さんが見えるよといった位置から
やっと繁みに隠れる幼鳥をとらえることが出来た。
![](https://assets.st-note.com/img/1720083501964-Ed1aawJ986.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720083501990-OOXDDGqWHV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720083502060-Du4OyHCbEo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720083502188-dfjJJCRfeB.jpg?width=1200)
顔がまだまだあどけない。
鷹の中でも小さい。
ツミだろう。
まだ反撃の力もない幼鳥は
ひたすら激しく威嚇するオナガ達を
目をパチパチしながら見ていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1720083724871-VPaoolrOZV.jpg?width=1200)
猛禽類は親が甲斐甲斐しく世話を焼くのだが、この子は巣から落ちたか、独り立ち途中か。
親に関しては、遠く何度か鋭い鳴き声がしただけだ。
ここでオナガに競り負ければ死ぬのだろう。
野生の世界だな。
と暑い歩道側から小さな茂みの戦いを見守った。
実は、私以外にも見守っているものがいた。
![](https://assets.st-note.com/img/1720083931917-0UuF54zFlw.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720083963056-iAqiNYGcVi.jpg?width=1200)
麗しい先輩も、首の角度を思い切りひねって、下の戦を観戦。
そら、鳩からすれば鷹など脅威でしかないので、緊張の面持ちで見ちゃうだろう。
そうこうしている間(20分くらい)に、食べ物屋開店時間となった。
名残惜しいが、食べ物屋目的であるため、その場を離れた。
いやぁ、いいものが撮れた。
ほんの少しだが。
これだから、カメラを持ち歩くのをやめられないのだと、つくづく思う。
その後のスポーツ施設で自分の肩が弱いことを思い出したkoedananafusiの休日はこうして過ぎていく。
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