色見本帖 : 私の見る色
三羽さんの【色見本帖】の企画に参加させていただきます。
見える色は人それぞれ違うから
見える色を言葉にして名前つける
私に見える色
北極狐は雪に隠れるため、真っ白な毛を纏う。涙は?きっとこんな色だと思うのです。
ナメクジが通った道はキラキラと輝いて、それはうっすらと仄かな赤桃の道標。
カワセミの色は光沢があり、より強い色味のある色ですが、少しくすんでいる色味は憂鬱だから。
狐色は見えるような黄金色味。でも少し落ち着いた白味がかったこちらは貴賓を感じる。
これは質感がちょっと邪魔してしまったかもしれない。鹿の子柄のポコポコ感。色は生まれたばかりのまさに鹿の子供。ほんの少しだけ見える色味。
翡翠の原石は乳白色に翠青味がほんのりかかっている。でも石じゃなくて「鱗」の色にしか私には見えない。
和歌を詠む宴で詠み人達が醸し出す色。
個人的な話だが、母方の祖母の色は私にとって濃い藤色だ。でも名付けるとしたら七〇の祝い色にしたかった。
オペラ座の怪人。着ていた赤は、もう少し濃いめだと思うのだが、きっと周りに咲いている花はこんな色だったと私は思っている。
マナティ自体もこんな色に灰色が混ざったイメージがある。人魚になりきれなかったマナティの夢色はきっとこの色に違いない。
蝉自体はもしかするともう少し黄色味を帯びた緑だ。が、蝉は私にとって秋を届ける遣いであり少しだけ寂しげな色味。
綺麗に見せようとしている海月ではなく、ただ無心に海を漂うクラゲの色。乳白色に近い透明。
すごく見にくくてすみません。海底のそこまで辿り着いた鯨はきっとこんな色。
猫の目には多分真っ暗闇はない。光を思い切り取り込むために開かれた瞳孔に差し込む月明かり。散歩道もこんな風に明るい闇何だと思う。
これはファイヤーオパールと被るけれど、発色が鮮やかな熱をも感じる赤。遊色効果がある揺れる色。
これも個人的な色。母は家族の太陽のような人で、でも元気色である黄色だけでなく、暖かな心と愛色も混ざっている。8月生まれの人のイメージは母からきている。
仏手柑というフルーツ名を使おうか迷ったが、色より質感重視になってしまうので。まだまだ熟さない、でも硬さに少し柔らかみを感じ始めた頃の果実。
色味をちゃんと出しきれていなくてすみません。魚の銀と水の青が溶け合ったような色味。光沢があり宝石のように輝くのは銀のおかげな色。
↓の写真の方がわかると思う。吾輩の猫である。笑。緑でも黄色でもなく、とにかくビー玉みたいな透明度を持ち合わせる色は まさしく葡萄果肉色。ただツルンとしたビー玉の艶を出すため「蜜」で甘味特有のねっとり感な艶を入れてみた。
長時間車移動の中、今回の旅行の写真も入れて作ってみた私色味です:)。
こうしてみると自分の好きな色というのがよく分かる。ふふふ。
皆様も是非やってみてください。周り世界を見るのが楽しくなります:)
11/24の午後11:59まで!!
三羽さん、素敵な企画をありがとうございました!!
おまけ:)三羽さんへ
いつも疑問に思っていたものが表になっていて!三羽さんにも見せたくて。
日本のカラスはどっちかなと…ふふふ