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【母と娘のパリ日記-14】パリ旅行の事前準備、持って行ってよかったもの十選|2024夏

母と娘のパリ日記、ようやく完結しました。
見守ってくださった皆さま、スキ、フォローいただいた皆さま
ありがとうございました!

まとめを書きたいところなのですが、
そのまえにパリへ向かうまでの準備編を記録しておきます。


今回は久しぶりの海外旅行、
母は新婚旅行ぶり、わたしは初めてのヨーロッパということで、
入念に準備をしてパリに向かった。

楽しかったパリ旅行を終えて、ちいさなトラブルはあったものの
日本で準備して行ってよかったな~と思うことがあったので
次回のパリ旅行も楽しむために、忘れないうちに記録しておく。

事前準備

日本から事前に予約、手配していてよかったものを紹介。

①自宅⇔空港 手荷物宅配サービス

羽田発のエールフランスに搭乗予定だったため、
関西の自宅から大きなスーツケースを持って
国内線で移動するのが、とても大変そうだったので
はじめて利用したのが、このサービス。

出発数日前に自宅まで集荷に来てもらい、
出発当日は機内に持ち込む手荷物だけを持って空港へ。
空港到着後、空港にあるJAL ABCカウンターでスーツケースを受け取り、
あとはいつも通り搭乗手続きをするだけ。

帰りも同じように、空港でスーツケースを預けると
あとは身軽に自宅まで帰るだけ。
私たちより1日遅れぐらいで、スーツケースが自宅に届くので
よっぽど急ぎの荷物以外は、配送した方が楽。

自宅から空港までの距離によって、集荷期限が変わるが
だいたい出発3日前くらいに、スーツケースだけ先に出発していった。
忘れ物がないか不安で、ギリギリまでパッキングしたい派なので
このサービスを使うのをためらっていたが、
周囲の人のゴリ押しにより利用してみると、とっても便利だった!

入れ忘れたものや、追加で入れたい荷物などは
空港でスーツケースを受け取ってからでも入れられるので、
なんの問題もなかった。
身軽に海外旅行を楽しみたい方はぜひ使ってみてほしい!

もしJCBカードを持っていれば、優待が利用できる。
行きは15%OFF、帰りは海外でJCBカードを使っていれば500円で
宅配してもらえるので、とってもお得だった。


②パリミュージアムパス

パリの美術館、博物館に入れるフリーパス。
ベルサイユ宮殿、サントシャペルなど美術館以外でも
利用できる観光施設が多いので、ぜひ持っておきたい。
※オペラガルニエは対象外(2024年7月時点)

フリーパスではあるものの、
施設ごとに事前に入場予約が必要

わたしたちは日本からルーブル美術館、サントシャペルを予約。
パリミュージアムパス所持者は、【入場予約のみ】を選択しなければ
二重に入場料を支払うことになるので要注意。

入場予約は基本的に英語のサイトなので、すこし緊張するが
パリミュージアムパス公式ブログを参考にすると、簡単にできた!


③オプショナルツアー

今回わたしたちが日本から予約したオプショナルツアーは3つ。
限られた時間を有意義に活用できたので、参加してよかった!

*パリ街歩きツアー

パリに到着して、すぐに参加したツアー。
一気にパリの名所を巡ることができ、地下鉄の乗り方も教えてもらえるので
パリに到着したら早めに参加するのがおすすめ。

このツアーのおかげで、地下鉄も安全に利用することができ
街の位置関係を把握することができた。


*ベルサイユ宮殿&パリの朝市マルシェ

ベルサイユ宮殿と庭園の隅までじっくり見たい方には
時間が足りないと思うが、
人生で一度はベルサイユ宮殿を見ておきたいな~くらいの
ゆるりとした感じであれば、このツアーで十分楽しめる。
非日常の豪華絢爛な宮殿を見学した帰りに
マルシェに寄って、パリの日常を見られるのも
このツアーの面白いところ。

ミュージアムパスを持っていれば、入場料分が割引になるので、
ツアーに申し込む場合は要チェックだ。


*ディズニーランドパリ バス往復送迎&パーク入場チケット

ディズニーランドまではRERという高速鉄道でも行けるが、
パークで遊んで疲れ切った状態で、ストライキやスリが多い
フランスの電車に揺られて帰るのが不安だったので、
バス往復送迎のこのツアーに決めた。

パークチケットも、1パークor2パーク選択できるが
それほど大きくないので2パークの方が楽しめると思う。
(スタジオパークだけだと時間を持て余すと思う)

電車であれば時間の自由は効くが、バスは時間が限られてしまうので
閉園間際に上がる花火を見ることは叶わないのが、1日十分楽しめる。


④海外ローミング設定

約5年ぶりの海外で、一番変わったのはこれかもしれない。
海外ローミングだと事前設定さえすれば、
海外に到着した瞬間から、いつもどおり自分のスマホを使うことができる。

いままではWi-Fiをレンタルしていた時代に比べると
Wi-Fiのレンタル、持ち歩き、充電などあらゆるストレスから
解放されてめちゃくちゃ便利!

自分のスマホがそのまま海外でも使えるので、
事前に翻訳や地図アプリを入れておけば
スマホだけで一台何役も果たしてくれるので、
翻訳機もレンタル不要だし、いい時代になったものだ。


⑤Google Map 共有リスト

Google Mapに行きたいところを保存できるリストがある。
行きたいところをGoogle Mapで調べて、保存しておくと
地図上にピンが立っていく。
ガイドブックやインスタで行きたいところを見つけるたびに
保存しておいて、このリストを同行者と共有しておけば、
自分たちだけのオリジナルマップが出来上がる。

このマップがあれば、旅行の計画も立てやすいし
時間が余った時は、現在地から近いところに
行きたかったお店などがないかチェックできるので、とても便利!
ちなみにわたしたちは、今回のパリでは96か所も登録していた。
我ながら、なかなか気合が入ってたな~。


⑥たびレジ登録

たびレジとは、外務省が無償で行っているサービスで、
渡航先の安全情報を受け取ることができる。
また緊急時には大使館などから安否確認の連絡なども届くので
海外旅行に行くときは、たびレジ登録を習慣化しておくと安心。

実際、わたしたちもパリ滞在中にデモが発生し
たびレジから「デモに関する注意情報」を受け取ったので、
デモ当日は、デモ拠点を回避して安全に観光することができた。


持って行ってよかったもの十選

パリは都会なので、買おうと思えば何でも揃う。
でもコンビニはないし、物価は高い。
なので、パリで探すのは難しそうで、
日本から持って行って正解だったものを紹介。

①ワイヤーチェーンと南京錠

ホテルのクチコミを見ていると、
「部屋に置いていたスーツケースの中から、モノが無くなっていた」
という恐ろしいクチコミを見つけたので、急いで準備した。

ホテルの部屋を出るときは、スーツケースの鍵を閉めて
さらにスーツケースごと盗まれるのを防ぐために
スーツケース同士をワイヤーチェーンでつなげて、
簡単に持ち運びできないようにまとめていた。

洗濯物しか入っていないボストンバッグも
一応南京錠をかけて、「わたしたち警戒してまっせ!」と
警戒心があることが分かるようにすれば、抑止力になるかな~と。

ここまでする必要はないかもしれないけれど、
トラブルがあると、せっかくの楽しい旅行も台無しになってしまうので
できることはしておいた方が、安心して楽しめる!

②携帯用ケトル

日本では、ホテルの部屋に電気ケトルがあるのが当たり前だが
わたしたちが今回泊まったホテルには、ケトルがなかった。
事前にホテルを調べたときに「ケトルないんちゃう?」と気づき
急遽、知人に貸してもらって、持って行ったのが大正解だった。

フロントに行けば、きっとお湯くらいもらえるだろうが
観光で疲れ切った日は、フロントに降りることさえ億劫だ。
そんなときに部屋でお湯を沸かして食べるカップ麺の美味しいこと!

すこしかさ張るけれど、持って行って良かった。

③延長コード型変圧器

わたしが泊まった部屋のコンセント、腰くらいの高さにあり
「ここにコンセント差したら、スマホがぶらぶら宙に浮くよね?」という
トリッキーな位置に設置されていた。
しかもコンセントがベッドの足元に1つしかなかったので、
ここで活躍したのが延長コード型変圧器。

これがなければ、スマホの充電もケトルの湯沸かしも
1つずつ交代でしなければならず、ストレスになっていたと思う。
2人以上で旅行に行くのであれば、絶対役立つので
これは持ってお行きたい!

④ウルトラライトダウン

飛行機でも、朝晩冷え込むパリでも大活躍した。
軽くてあたたかくて、ユニクロ様様だ。
飛行機では枕や腰当てにもなるので、寒がりでなくても
お守りとして持っていると、きっと役立つ!

⑤リップクリーム

飛行機もヨーロッパも、とにかく乾燥している。
気づけば唇がカサカサ、乾燥が気になってなめてしまうからヒリヒリ。
もうQOLが爆下がりだった。
日本のようにコンビニもなく、スーパーにも売っていない。
ただ不思議なことに、パリにはたくさんのファーマシーはある。
でもできることなら、日本からリップクリームを持っていく方が安心。

⑥カラビナ

パリの街中でのスリ対策として、ファスナー付きのバッグを
使う方が多いと思うが、ファスナーを開けられてしまったらおしまいだ。

頻繁に開ける必要がない荷物であれば、南京錠をすればいいと思うが、
モノを何度も出し入れするときには面倒だ。
その対策としてわたしが持って行ったのが、カラビナ。

ファスナーを引っ張っても、簡単に中に手が入れられないようにする

ファスナー同士をカラビナで固定したり、
ショルダーバッグの金具に引っ掛けると、簡単には開けられない。
地下鉄や人混みなど、スリがいそうなところだけでも
カラビナを使っておくと、安心だ。

⑦ガイドブックの情報をメモしたミニノート

右下のノートが今回のわたしの相棒。

海外旅行に行くとなると、ガイドブックで情報収集するだろう。
でも街歩きの時にガイドブックを持ち歩くのは重いので
わたしが持っていたのは、情報を集約したミニノートに書き込み
自分だけのガイドブックを作っていた。

地図はGoogle Mapに入れていたけれど、
あのお店どこの地区だっけ?とか、何時開店だっけ?という
情報をまとめておくと、すぐに確認できて便利だった。
あと「お水をください」とか「お手洗いはどこですか?」とか
覚えておきたいフレーズをフランス語で書いておくと
指さし会話帳にもなるので便利!

このノートを狙うスリはなかなかいないはずなので
最後のページに、パスポートやクレジットカードのコピーを
張り付けておけば、非常時にも役に立つので、おすすめ!
※落とさないようにだけ注意!

⑧スマホショルダーとストラップ

やはりパリでの心配事と言えば、スリ。
最近はお財布より、売れば確実にお金になるスマホが狙われるらしい。

カメラ、マップ、キャッシュレス決済、翻訳機、ツアーバウチャーなど、
いろんな便利アイテムに変身してくれるスマホは
いまや旅行に欠かせない大切なツールなので、盗られるわけにはいかない。

というわけで準備したのが、スマホショルダー。
でも紐を切られてしまえば終わりなので、
無防備に首や肩にかけておくわけにはいかない。
首からかけて、ショルダーバッグの裏に隠したり、
ショルダーバッグに括り付けて、バッグにしまったりして
スマホを守っていた。

そしてわたしなりにこだわったのが、
スマホショルダーとストラップとの二刀流
スマホストラップはMapを使うときや、自撮りするときにも大活躍した。
Mapを見るときは、どうしても手に持って歩かねばならず
スリから見ると「ここに獲物ありまっせ~!」と
見せびらかしているような気がして、ドキドキした。
そんなときにスマホストラップを手首にかけ、
スマホショルダーで首にかけておけば、二重にスマホを守れるので安心。

また自撮りするときは、どうしても首から
スマホショルダーを外さなければならないので、
代わりに手首にストラップをかけて使えば、安心!

どれだけ警戒してるねん!って感じだけど、念には念を。
心配事をなくして、楽しく旅行できることが一番なので
なんぼ警戒してもええですからね!

⑨ティッシュ、ウェットティッシュ

ここにきてなんでティッシュやねん!とお思いでしょう。
母のスーツケースに、父が勝手に入れていて
わたしも「なんでこんなん入れてるねん!」と思ったが、
これがとても役に立った。

海外のホテルだと、触り心地がガサガサだったり、
そもそもティッシュを置いていないところもあり
ちょっと手を拭くときや、割れ物を買ったときの緩衝材など
案外用途がたくさんあった。
もしスーツケースに余裕があれば、最後にひとつ入れておいて損はない。

⑩透明ゴミ袋

これは余分に持っておくと便利。
洗濯物を入れたり、雨の日にバッグのカバーにしたり
現地でも使えるが、飛行機でも大活躍。
飛行機の足元に荷物を入れるとき、
ゴミ袋に包んで置けば、床の汚れを気にしなくていいし
おみやげなど、複数の荷物を荷物棚に入れるときに
ひとまとめにしていれておけば、一気に取り出せて忘れ物の心配もない。

あえて透明と書いたのは、中が見えるから。
中が見えなければ、怪しいものと勘違いされてしまうかもしれないので
できれば透明の方がおすすめ!


コロナ禍を挟んで、5年ぶりの海外旅行で
いろいろなサービスや、システムが進化していて戸惑うこともあったが、
わたしなりにパリ旅行に向けていろいろ準備して行ったので、
あれをして来たらよかった~という後悔もなく、
個人的には100点満点の旅行準備だった!

※2024年7月時点でのパリ旅行準備なので、
最新の情報とは異なることもあるかもしれません。
来年2025年にはETIAS(ヨーロッパ渡航のためのビザ)が必要になるなど、
日々情報は変化しているので、ご自身でお確かめくださいね!

どなたかの楽しいパリ旅行のヒントになっていれば、嬉しいです。
パリは最高に素敵な街ですよ!Bon voyage!


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