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野草食日記 143 山椒と生姜入りゴーヤの佃煮
「ゴーヤがガン細胞を短時間に98パーセント死滅させる」という話をフェイスブックでどなたかがシェアしていたのを見て、買い物に行った時についカゴに入れてしまいました。
ゴーヤは身体を冷やす野菜と頭ではわかっているのに、です。
冷え性なので、例年だと、8月が終わるとゴーヤは意識して買わないようにしています。
というのも食材についての知識がない30代前半のある夏のこと、冷蔵庫で冷やしたゴーヤでジュースを作って飲んでみたら、体全体が内側から冷えて冷えて寒いことこの上なし、こんな経験があったからです。
薬膳的に見ると、「寒」の性質を持つゴーヤのパワー、恐るべしです。
しょうがない、買ってしまったからには工夫して料理することにしましょう。
クサギの葉っぱがそろそろおしまいで佃煮の材料がないので、おむすびの具に困っていました。この夏何度か作って家族に好評だったゴーヤの佃煮を。
「寒」の性質を持つ食材には、「熱」や「温」の性質の食材を合わせ中和させます。
そこで、佃煮に生姜を合わせようとまず思いつきました。
生姜は「温」ですが、生で使う場合、長く加熱しないと身体を冷やすと聞きます。
また、一度生姜を蒸してそれを乾燥させると強力な温め効果が生まれるのだそう。
生の生姜を千切りにしたものをゴーヤ投入の前に煮汁に入れて、更に蒸し生姜を追加しダブルで温め効果を狙いました。
煮ている時にふと乾燥山椒を入れてみようかなと、思いついてしまいました。
山椒ってイメージ的に「熱」の性質を持っていそうな気がしませんか?!
調べてみると、やっぱり「熱」。
強力にゴーヤの「寒」を中和してくれそうです。
旨味を加えてくれるので最近気に入っている干し海老も入れ、煮汁がなくなれば出来上り。
以前の投稿で、「山椒の量が少ないから一緒に擂鉢で擦ってしまった」と書いた黒い種。
この投稿のために調べていたら、「椒目(しょうもく)」と呼ばれ、皮とは違い「寒」の性質になるとのこと。
冷え対策をするのなら、種は除いたほうが良さそうですね。
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