里山保全の記録 3 「稼ぐ里山」と野草ウォーキングへの想い
昨年7月に行われた、大正大学助教授・中島先生の講座は、心の中にあった疑問が確信に変わった画期的な出来事でした。
下のリンクが去年書いた、中島先生の講座についての記事です。
こちらの投稿を読む前に目を通していただくと、内容がわかりやすいと思うので、まず先にご一読の上、本投稿の続きをご覧下さい。
私は地元の里山保全活動にボランティアとして時々参加していますが、生活を維持していくためには、現在の私とって収入源となる仕事の方がどうしても優先となってしまいます。なので体力を使う保全作業は、仕事との兼ね合いや体調との相談で、無理なくできる時に限られるのです。
それは私の個人的な理由と思っていて、毎回きちんと参加している70代〜80代の皆さんに対して申し訳ない気持ちでいたのですよね。
ところが現在仕事を持っている人達、また子育て世代の方達にとってもこれは普遍的な問題だったようです。
そんなことを去年の講座で気づかされたという経緯がありました。
稼ぐ里山の仕組みづくり・・・。
ボランティア頼みではなく、里山保全によって経済が回る仕組みを考えていかなければ、山の荒廃は免れない。
①身近にある食べられる野草についてお伝えする機会を作り、それできちんと収入を得られるようにする。
②手入れされた里山を歩くことで自然の豊かさや先人の智慧、更には保全活動を巡る問題を「重く」なく、より気軽な形で伝えていく。
10月開催の「ゆるり北鎌☆ 野草ウォーキング」に参加希望の知人とメッセージをやり取りをする中で、昨年の7月以来、これが私の目標であったことをハタと思い出しました。
つい最近、地元の方からのボランティア的なお仕事依頼を受けられなかったことで、若干気落ちしてしていたこともあり、「あぁ、そうだった、野草のことを始めた動機はここにもあったんだ」と改めて確認できて、少し元気が出てきました。
目の前のことにかまけていて、すっかり初心を忘れてた私。
野草ウォーキングが里山保全のモデルケースのひとつとなり、今後若い世代の収入の糧として選択肢が増えていくのだとしたら私の生きた意味はあるのかな。
大袈裟ですけれど、そんな風に自分の命を使えたとしたら本望です。
来月「ゆるり北鎌☆ 野草ウォーキング」を開催します。
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