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「100のドラマから」潜入兄妹 第2話視聴ご感想「最悪だ!」


潜入兄妹

いやぁ、サクサク見れる第2話でしたね。


詐欺師をだます頭脳戦、まさに、コンゲーム。
過去にも、ライヤーゲーム、コンフィデンスマンJP、半沢直樹など、頭脳戦を繰り広げるドラマは数々ありましたが、【潜入兄妹】もその一角に入るのではないでしょうか?

確かに、確かに、ドラマを視聴した後、冷静に振り返ってみれば…

  • どうして名取は白川をもっと調べなかったのだろう?

  • 白川はどうしてマスクをいつもしているのだろう?

  • 名取がこの詐欺に乗ってこなかったらどうしたのだろう?

などなど、リアリティーに欠ける部分は多々あるのですが、展開の早さ、演技の上手さ、場面の切り替えしの上手さ、ちょくちょく入れてくる気になるカット、でしっかりカバーできており、視聴中はあまり気になりませんでした。

2024年秋クール、考察ドラマとしては、頭を一つ抜けているように感じています。

第2話 あらすじ

3日間5000円ミッション

特殊詐欺組織「幻獣」の幹部、玄武(吹石満)に「警察の犬」と疑われ、身を守る為、3日間で5000万をだまし取るミッションを与えられる。
コンゲームのスタート。

エンジェルウィン詐欺

インターネットくじである「AngelWin」。1等6億円。
くじを製作したチーフプログラマー白川杏奈を弱みを握り、仲間に取り込み、1等を恣意的に当てさせるのが狙い。

ホテルのラウンジで白川のスマホを盗みだすことに成功し、弱みをつかんだ貴一(竜星涼)は、後日白川に仲間に入る様恐喝しようと試みる。

そこに突然現れる、謎の男、名取理。
白川のスマホを盗み出すところから貴一達の動きを見張っていた名取は、6億のうち半分を渡さなければ、警察にばらすと貴一を恫喝。
従うままに白川の席へ移り、白川を仲間に取り込もうとするが。

白川は、1等6億を当選させれば必ず会社にバレると言って、逃げる為の当座の資金1億円がなければできない、と反発。
要求を受け入れ、名取が1億を出す算段をして、別れた。

本当のターゲットは名取

実は、貴一たちの本当のターゲットは、名取。
「AngelWin」詐欺をでっち上げ、名取が暗躍するホテルのラウンジで、名取達が”白川騙し”に乗ってくるよう仕向け、名取から見事、1億円をだまし取り、玄武からのミッションを達成した。

朱雀に怪しまれ、ピンチの貴一でラスト

3日間5000万円ミッションは切り抜けたものの、幻獣のもう一人の幹部【朱雀】(白石聖)に目を付けられる。

貴一、優貴(八木莉可子)兄妹は、朱雀に拉致され、どうして名取が詐欺師であったことが分かったのかを電動のこぎりで首を切られそうになりながら問い詰められて・・・

「最悪だ」

貴一のセリフを残し、第2話終了となりました。

おもしろポイント

ポイント1:ちょくちょくみられているカット

このドラマは、周囲から視線を感じるカットがちょくちょく入ってきます。
ハコから家に帰る時や、白川からスマホを奪うところ、などなど、明らかに周囲の視線を感じるカットが入り込みます。

少し話がズレますが、ドラマHPにヒント動画として、オレンジ色のパーカーを着た人間の隠し撮り動画が隠されており、毎週追加されています。

貴一たちは、オレンジパーカー人間(男か女か分からない為”人間”)に監視されているのでは??

ポイント2:朱雀の発言に玄武が焦るシーン

朱雀が関している”名簿屋”がいなくなった為、櫛田(フェルナンデス直行)を貸せと玄武に言います。
朱雀は、5500万円も損失するを大声で話すのですが、明らかに、玄武は周囲(後ろ)を気にするシーンがあります。

朱雀の大仰な態度と、玄武のビクビクした態度の差。
これはいったい何を示しているのでしょうか?

ポイント3:泰造の言葉

泰造(徳井優)と賢太(伊藤あさひ)が車の中で6億円が手に入ったら、という空想話をします。
賢太が、6億が入ったら、こんな生活を抜け出せるのにと言うと、泰造が・・・

賢太、うかつなことをいうもんじゃありません。
誰が聞いているか分かりませんから。

泰造のセリフ

話し、周囲を気にします。
オレンジパーカー人間ではないですが、やはり、高津(入山杏奈)を中心とした詐欺チームにも、裏切り者がいるのでしょうか?

ポイント4:名簿屋黒部の謎の死

このドラマは、一話限りのコンゲームと、父・貴司(半田周平)を殺害された恨みを晴らす為の潜入と、2つの筋がありそうです。
そして後者が本筋。

警察3人の会話で2人に本当のことを言う言わないの話題がありました。
警察には、やはり、何らかの秘密がありそうです。

そして、名簿屋黒部の殺害は、おそらく、本筋に関連するのではとみています。
そう思った理由は、櫛田が黒部の自宅に潜入するシーンに、警察関連の名簿がいくつか映り込んでいました。
2019年重要参考人資料、2014年捜査映像資料などなど。

今後、父・貴司の死、幻獣、警察が絡み合う事になりそうです。

第2話。まだまだ、分からない事だらけですが、しっかりと布石を打ってくれる親切設計のドラマである事はここまでで分かりました。

第3話が楽しみですね!



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