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Netflix「忍びの家」見た

Netflixで「忍びの家」を見た。

「忍びの家」のあらすじは以下。

物語は、現代の日本で「忍びの家」に住む忍びの一家、俵家を中心に描かれる。6年前、長男は誘拐された政治家救出の任務の途中で死亡。俵家は、忍者の規律を放棄し、普通の家族になろうとするが、独特の問題に苦労する。しかし、新たな危機が訪れようとする時、家族は再び過去の影へと引きずり戻されるのであった。

Wikipediaより引用

例によって、感想を箇条書き風に書いていく。

  • 忍者アクションがかっこいい。いわゆるNARUTO的な忍術ではなく、あくまで現実的、フィジカルな忍びを描いている。体術、身のこなしの人離れしている演出がかっこよかった。

  • 現代社会に生きる忍びと、新興宗教とのぶつかり合いがおもろい。人心掌握を得意とするキャラと忍びとの接続性が興味深かった。カリスマって色々な形で顕現するんだなと思った。ある一定の考えをもつ特殊な集団を統率するという意味では、忍者の頭領も教祖的なる役割の人も共通したスキルがあるのかもしれない。

  • 洋画のような構成で個人的には見やすかった。制作に海外の方が入っていることもあり、全体が短編形式かつ、同時並行的に物語が進んでいく。一方そのころ…的な。こういうのって多分ちゃんと名前あると思うけど。ただ、この形式の作品で個人的に今ひとつだなと思うのが、それぞれの物語の深堀りについて。もっとこっちの物語のここを語ってほしいみたいなところがパパッとなくなっていることが多い。忍びの家もその点では、「あれって結局なんだったんだ?」と思う点が結構あった。

  • 忍びの家に生まれた人、それぞれが固有の悩みを抱えていて面白い。父、母、子どもたちがそれぞれ別種の問題に悩んでいて、それが忍び文化との軋轢で生まれていることがすごく分かりやすく描かれていた。「忍びってそんなルールあるの?」と思う反面、「まあ忍びならありそうだな…」みたいに、変に納得できてしまうことが不思議だった。日本人だから無意識下に忍者に対する共通イメージができていそう。だとするなら、そこを突くように制作しているのはすごい。

  • で、それは新興宗教というものにも対応していそう。

  • Netflix作品にありがちだと思う、エンディング近くに劇中とあまり合っていない明るい洋楽が流れるスタイルは健在。ほんで、この演出は結構好き。悔しい。

  • 正直、結末は全く納得できない、というか続編ありきの終わり方をするので、この辺りが許容できる人にしかおすすめできない。自分も漫画やドラマを見るときに意識しているけど、完結しているかどうかってかなりスタート時に大事だと思う。

  • 牛丼がうまそう。一話を見た日の夜、吉野家に駆け込んだ。


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