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進級準備で心も成長
小学生の皆さんは、進級準備ってやっていますか?
娘の様子を見ていて勝手に感じていることですが、
小学生の2月3月は、何となくお気楽に、ダラダラと過ぎていく気がします。
教科書の学習も一通り終わり、課題もあまりなく、
学校の先生方も転勤や役割交代を目前にお忙しく、
学習強化に力を注いでくる雰囲気はあまり感じません。
でも、4月に学年が上がったら、確実にさらに難しい勉強がまっているのに、この2月と3月に何もしない、なんて大丈夫なのだろうか、とダラダラしそうな娘を見ていて心配に思うのです。
進級前の課題をクリアにする
小学3年生の娘は、1月に全国模試を受けました。これは通っている小学校でやってくれたもので、3年生のレベルだと、「国語」と「算数」の2教科が課題ということで、2科目受験しました。
4年生以降のレベルだと「理科」と「社会」が加わって4教科になるようで大変になりますね。
また、進学塾がこの時期に生徒募集を兼ねて、無料で入試模擬試験を「入試オープン」などと称して、学年別テストを開催しており、2月中旬に娘も進学塾の無料テストを自宅受験することにしました。
何かしら、受けることで、自分の学力と弱点を知っておくことは、勉強を頑張る頑張らないに関わらず「自分を知る」という意味において、大切ではないかと思って、娘に「やってみないか?」と母から持ちかけました。
3年生(9歳)以前の子ども時代は、「自分はなんでもできる!」と根拠なしに持っていた有能感がありますが、3年生以降はその有能感が実際に実力を伴ったものとなるのかどうか、という分かれ道の年頃に思われます。
もし、自分が想像しているように実力も付いていれば、自信を持ち、これからも達成感を感じながら、さらなる学びやチャレンジができるようになりますが、一方、勉強でわからないところ、できないことが増えていき、有能感が目減りしていくと、自己評価が下がり、自信喪失とか、劣等感とか、人と比べてしまうマイナス思考とか、負のサイクルが始まっていくような気がするのです。
だから、3年生全員が取り組んでいる学習の中で、自分はどこが得意で、どこが不得意なのかをまず最初に確認して、「自分」を知るというタイミングを母は作っていきたいと思うのです。
自分を知り、どうなりたいか考える
勉強の中に「わからない」「できない」があるとわかると、単に学力の課題だけでなく、付随する色々なことが見えてきます。
・計算ミスが多い
⇒字が汚い?雑?早とちりが多い?焦るタイプ?
・漢字が書けていない
⇒繰り返し練習するのが苦手?面倒くさがり?
・読解問題に難あり:
⇒問いが理解できない?最後まで読まない?
思い込みが早い・激しい?
など、ミスを出す傾向、わかっていない背景の分析ができます。
そこには、その子の性格も見え隠れするし、取り組み方の個性も現れるし、勉強に対する価値観・考え方も確認することができます。
そして、自分はどんなタイプなのか、何が得意なのか、苦手なのか、どんな自分になりたいのか、なるためにはどう改善したらいいのか、そんな話題にもつなげていくことができます。
2月と3月は心の成長チャンス
4月から忙しく進んできた学校の学習や行事がひと区切りする2月と3月は、これまでの成長、すなわち学力はもちろん、物事への取り組み方、考え方、性格や行動の課題などを見出して「なりたい自分」を見つけて成長軸を改めなおすのに絶好の機会ということですね。
楽しく遊び、体を動かし、リフレッシュすることはもちろん大切。
加えて、進級前の課題を学力から見直し、学力からつなげてその子の課題を大きくとらえて、より良い方向へ力が向くように背中を押していくことができれば有意義な春休みになります。
うちの娘は、1月の全国模試で国語も算数も80点にあとちょっと!だったので、『う〇こドリルの総復習版』に取り組むことになりました。
3年生の算数は、割り算もあるし、円と球などで結構ひねった問題が登場します。国語の文章読解は、大人でも本文を一通り読まないと回答しにくくなってくるくらい難しくなってきます。
娘が選んだう〇こ先生の問題集で楽しく学力を確認しながら、モノゴトへの取り組み姿勢を見直したり、達成感を共有したりして、心や態度の成長も促していきたいと思います。