釜山紀行 食べ物編
今回の旅は夫と二人、未知の美味しいものに出会う旅でもあった。掲げていたのは、ナッコプセ・カンジャンケジャン・地元料理。特にカンジャンケジャンに関しては、食べ方とか食べている様子はyoutubeでもたくさんあるのに、みんな「美味しい」しか言わない。どんな感じなのか、例えるとすれば、みたいな詳細が一切ないので本当に美味しいのか?だとすればどんな味?と興味津々だった。
初日、港に入るや否や私たちは船を飛び出し地下鉄に乗って街へ。宿に荷物を置いていざナッコプセ!1975年創業のケミチプが有名店なので、そちらの本店へ。ナクチ=テナガダコ コプチャン=ホルモン セウ=えびの頭を取ってナッコプセ。その名の通りテナガダコ、ホルモン、エビの炒め物だ。他にもお野菜や春雨が入ってる。炒め物と言いながら、なんとなく鍋っぽくもある。それをご飯の上にかけて、刻みのりをたっぷりかけていただく。
控え目に言って最高!ニンニクが目視できる限りでもかなーり入っていたけれど、食べていてもしっかり感じた。ただ海苔を含む海鮮の味、磯の味が濃くてニンニクばかりが目立つわけでもなく、とにかく海の神様、カムサハムニダ♪という感じ。
慶州では、キョンドンサムパッでサムパッをいただく。サムパッというのは、包みご飯。牛肉・豚肉・鴨肉のメインを選んで、それがプルコギ状態に調理されたものを真ん中に、韓国家庭料理(天ぷらや野菜の煮物・魚の佃煮...等々)と新鮮そうな葉っぱとご飯、テンジャンチゲ(韓国風味噌汁)。私たちは滅多に食べられない鴨を注文。
それぞれのお皿に乗った栄養たっぷりの家庭的な食事が嬉しい。夫と二人、暗黙の了解。ゴールは一つ。完食。途中から無言になりながら完食達成!
葉っぱやお野菜もいっぱい食べたし、食後に出て来たカボチャのシッケ(米ジュース)も飲んだし。健康そのもの。
本当に美味しかったんだけど、お腹ぱんぱんで晩御飯が入らなくなった。
最終日には念願のカンジャンケジャン。釜山駅すぐそばのコルモッケジャン本店。並ぶかと思いきや、結構スカスカで不安になった。でも途中から現地の方々が食べに来たのでホッ。
ランチはカニの雄ということなので、旅行者の我々はちょいと豪華に卵の入った雌(しかもビッグサイズ)の方を注文。普通に食べる韓国のお料理と比べたらかなり高く感じるけど、でもあれ程みんなが美味しいって言ってるんだからきっと美味しいはず♪と胸が踊る。
感想は、みんなが「美味しい!」としか言わない理由がわかった。説明し難い味。蟹の醤油漬け、で想像する味を50倍くらい美味しくした感じかな。この調味料にもきっと秘密があるはず。醤油だけじゃない美味しさがある。
そして蟹が生というのがポイント。生の食感の良さ!カニの味がダイレクトに届いて、これまた海の神様にカムサムニダ!
帰り道にまた食べたくなっちゃうくらい、忘れられない美味しさでした。今も食べたい。これだけ食べにまた行きたい。