見城奈美子(けんじょうなみこ)/Namiko Kenjo

海なし県の群馬出身。学生時代は全国の水族館を飛び回り潜水士や船舶の免許を取得するほどの海好き。今は文章を書き残す楽しさを知ったことで少しずつ感じたことを伝えています。

見城奈美子(けんじょうなみこ)/Namiko Kenjo

海なし県の群馬出身。学生時代は全国の水族館を飛び回り潜水士や船舶の免許を取得するほどの海好き。今は文章を書き残す楽しさを知ったことで少しずつ感じたことを伝えています。

最近の記事

大熊町の空間放射線の定点観測地点と福島第一原発の原子炉建屋から100メートル離れた高台の高線量地点について

 東京電力福島第一原発から噴き出した高濃度の放射能汚染によって人口が激減した福島県内の12市町村。その被害地をめぐる「フクシマ・スタディ・ツアー」が2022年6月18日〜20日に実施された。(主催者/大城龍氏 沖縄県在住)  私はそのスタディ・ツアーに参加した。ガイドはフリージャーナリストの烏賀陽弘道氏。強制避難になった被害地について著書やnoteで11年間報告しつづけている。  スタディツアーの参加者は4人。沖縄(1人)、埼玉(1人)、東京(2人)から参加した。2泊3日

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    • 3・11の大津波襲来後 ひっそりと眠り続ける「マリンパークなみえ」で花を捧げるひとりの女性に出会った

       全住民約9万7000人が原発事故で強制避難を国に命じられた12市町村。そのひとつに「浪江町」があります。この町には、かつて住民に愛されていた「マリンパークなみえ」という総合型レジャー施設がありました。  現在は解体されてしまいましたが、2022年3月11日、その憩いの場所には津波犠牲者に花を捧げるひとりの女性がいました。  住民に愛されていた「マリンパークなみえ」と津波襲来後の跡地で「花を捧げる女性」について今回は記しています。内容について至らない点が多々ありますが、全

      • シェアサイクルでめぐるフクシマ・双葉町ガイドマップと現地からの報告映像

        ◇シェアサイクルで双葉町をめぐってみた  福島第一原発が立地する双葉町。この町は、10年前に発生した地震・津波、そして多量の放射性物質を広範囲にばら撒いた福島第一原発事故の被害が当時の状況のまま残っている。  その状況に反して、双葉駅からクルマでわずか5分の場所には、その大事故をまるで過去のものだと言わんばかりの東日本大震災・原子力災害伝承館が2020年9月に開館した。 ↓写真6点 2021年3月11日 筆者本人撮影 ↓伝承館の屋上から。「キオクツナグミライ」から目線

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        • 「フクシマ聖火ランナーの取材報告会」から見えたマスメディアのプロパガンダ報道

           2021年3月25日、東京五輪の延期にともない昨年は中止となった聖火リレーが福島県からスタートしました。その様子をフリージャーナリスト・烏賀陽弘道さんは現地で撮影した写真やニュース映像をおりまぜながら「フクシマ聖火ランナーの取材報告会」でひとつひとつ丁寧に解説していました。  この記事は、2021年5月1日に行ったその報告会の解説をまとめたものです。  ひとりでも多くの方に「取材報告会」に興味をもっていただきたく、このレポート記事は全文公開となっています。有料部分には当

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          「世界標準の戦争と平和」の連続講座から感じたこと・伝えたいこと

           フリージャーナリスト・烏賀陽弘道さんは、2019年10月に出版した「世界標準の戦争と平和」 (扶桑社)をもとに、2020年2月から7月までの半年間に連続講座を行いました。本講座は著者ご本人が半年間かけて第一章から第五章を毎月一章ずつ、とてもわかりやすく丁寧に解説していた講座です。  私はこの連続講座に事務局として関わらせていただきました。そして本講座を通じて今まで苦手だと感じていた「歴史」に違う角度から好奇心の光が当たったように感じています。  これまで私は「歴史」イコ

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          「世界標準の戦争と平和」の連続講座から感じたこと・伝えたいこと

          ―2020年 春のフクシマを訪れて― 解体が決まった伝統校と震災の教訓を後世に伝える小学校 その両方を見て思うこと

           私は今年の年明けにあるニュースを見つけた。その記事には福島県富岡町の成人式に参加をした新成人が原発事故後に使われなくなった小学校を訪問し、解体が始まる思い出の校舎と別れを惜しんでいる様子が書かれていた。 【新成人、解体の母校に別れ 原発事故被災の福島・富岡】 町教育委員会によると、事故で全町避難した富岡町には当時、小学校が2校あった。同町は2017年、一部で避難指示が解除されたが、避難先から戻らない児童が多いため、2校は中学校の校舎を利用して集約する形で18年に再開。2

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          ―2020年 春のフクシマを訪れて― 解体が決まった伝統校と震災の教訓を後世に伝える小学校 その両方を見て思うこと

          ー2020年 春のフクシマを訪れてー 避難指示が一部解除になった町は 今もいたるところがバリケードで封鎖されたままだった

           2020年5月5日・6日、私は春を迎えたフクシマを訪れた。今回は2020年3月14日に全線運転再開したJR常磐線の駅周辺の街並みについてお伝えしたい。  常磐線は、東京から千葉北西部、茨城、福島の太平洋側を経由して宮城までを結ぶ東日本旅客鉄道の鉄道路線である。その沿線のうち、福島第一原発事故の影響によりJR常磐線富岡駅ー浪江駅間の約20.8キロで運行の不通が続いていたが、2020年3月14日に全線で運転再開し9年ぶりに震災の不通区間が解消した。  運転再開に合わせ、帰還

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          ー2020年 春のフクシマを訪れてー 避難指示が一部解除になった町は 今もいたるところがバリケードで封鎖されたままだった

          ジャーナリズム茶話会 報告レポート

          2019年8月25日開催 ジャーナリズム茶話会 講師:烏賀陽弘道/主催者:中村哲雄  東京・新宿にて開催した「ジャーナリズム茶話会」の内容をお伝え致します。このお話会では、キリスト教の歴史やジャーナリズムの由来について烏賀陽弘道さんが講義を行いその後、当日参加者が問題提起を行いました。そしてこの茶話会は6時間に及んだため以下の内容はそのなかで印象に残った部分をまとめたものです。 (上記写真 2019年8月25日筆者本人撮影) 【キリスト教とジャーナリズムについて】

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          ―夏のフクシマを訪れて―  ようやく見つけた飯舘村の比曽小学校 報道されない現状を見て感じたこととは

           2019年8月18日、私は夏のフクシマを写真に収めるために大熊町と飯舘村を訪れた。今回の訪問は当初計画を立てていなかった。前回は桜が咲く春に訪れているため、夏の風景も見てみたいと思っていた。しかしなかなかそのきっかけがつかめずあっという間に時間だけが過ぎ、少しずつ夏の終わりが近づいていた。そのため今年の夏はフクシマには行かないかもしれない。そう考えていたある日、流れてくるニュースの中で心がわくわくするような情報を見つけた。 2019年8月14日 産経新聞 避難指示解除から

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          ―夏のフクシマを訪れて―  ようやく見つけた飯舘村の比曽小学校 報道されない現状を見て感じたこととは

          第15回 烏賀陽大学読書会報告レポート

          東京・月島にて開催した烏賀陽大学読書会の報告レポートをお伝え致します。 2019年6月29日開催 第15回烏賀陽大学読書会 『突然の「職務質問」から身を守る方法とは』 【参考図書】 敷金・職質・保証人 ー知らないあなたがはめられる 自衛のための「法律リテラシー」を備えよ 著者:烏賀陽弘道 (ワニブックスPLUS新書)  今回の読書会では上記書籍の実話に登場されているカエル愛好者の木曽直和さん(仮名)に月島会場へお越しいただき秋葉原で警官から職務質問を受けたときの様子を再

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          第15回 烏賀陽大学読書会報告レポート

          ー春のフクシマを訪れてー そこには絶望ばかりでなく 植物の生命力があふれていた

          2019年4月25日(木)、私は春を迎えたフクシマを訪れた。この場所へ訪れるのは今回で3度目。初めて単独行動に変え、確認したい各所を転々とめぐり、その中で何か考えや思いに変化は起こるのか。その部分もみてみたいと考えていた。 今回訪れたのは以下の場所である。 ● 解体が決まった富岡町夜ノ森駅とその周辺地域 ● 春の訪れを感じる飯舘村 ● 富岡町夜ノ森駅とその周辺地域 今回この場所を訪れようと思ったのは、駅舎が解体されることを報道から知り、それならば現状を確かめたいと思った

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          【第14回 烏賀陽大学読書会 報告レポート】

          2019年4月19日開催 第14回烏賀陽大学読書会 ~敷金は簡単に取り戻せる~      先日開催したこちらの報告レポートが完成したのでお伝え致します。今回は以下の内容についてまとめています。 ・賃貸住宅契約時に支払う「礼金」「仲介手数料」「敷金」これらの特徴は? ・なぜ敷金トラブルは続発しているのか ・敷金ガイドラインについて ・敷金トラブルで裁判所が入居者に支払いを命じるのはどのような場合か ・家主が敷金返金に応じないときはどのような対応が必要か ・家主は次

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          【第14回 烏賀陽大学読書会 報告レポート】

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          1年越しの思いで訪れた飯舘村 その場所で見たものはあまりにも受け入れ難い現実だった

          阿武隈山系北部の豊かな自然に恵まれた美しい村『飯舘村』 2019年2月14日、矢嶋一樹さん、近藤祥雄さんと共にこの地を訪れました。 その際、今から8年前に起きた東日本大震災発生当初から 現場へ足を運び続けている 烏賀陽弘道さんの現地取材へ同行させていただきました。 今回、なぜそのような行動を取ったのか そして現場では何を感じたのか その様子を御報告します。 【今回、なぜ飯舘村を訪れたのか】  私が考えていた飯舘村・冬訪問は、実は1年前からひそかに計画していた

          1年越しの思いで訪れた飯舘村 その場所で見たものはあまりにも受け入れ難い現実だった

          まなべ農園開園記念 大試食会 報告レポート

          【こちらはまなべ農園を運営されている真鍋和孝さんの思いをより多くの方へ届けるために内容を全て公開しております。その思いが少しでも届いたならば、ぜひ下記URLをご覧下さい】 ・まなべ農園 動画配信 ・まなべ農園 野菜の注文ページ ・2018年9月1日(土)開催 「まなべ農園開園記念 大試食会」 このイベントはまなべ農園園主、真鍋和孝さんが育てた野菜を試食しながら農業を志したきっかけや、野菜に込めた思いを伝えていました。まずは農業を志したきっかけをご紹介致します。 【な

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          本間龍氏講演会 報告レポート

          2018年8月4日(土)開催 「本間龍氏講演会 in 高崎」 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1125442364271429&id=100004170274368 こちらは本間 龍さんの新刊「ブラックボランティア」について講演をしていただきました。そして東京五輪と電通等のメディアがどのよう関わっているのか、その内容についてご紹介致します。 本間龍氏著「ブラックボランティア」角川新書 http://amzn.asia

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          ラジオ放送で伝えられていた内容とは?

          【こちらは著述家である本間龍さんの思いを、より多くの方へ届けるために内容を全て公開しております。その思いが少しでも届いたならば、noteの購入をお願い致します。 この場所に込められた思いが、どうかあなたの元へ届きますように・・】 2018年7月12日 本間龍さんラジオ出演 J-WAVE 81.3 FM【JAM THE WORLD 】 「 東京オリンピック、パラリンピック ボランティアスタッフを やってみたいと思いますか?」 https://www.youtube

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