森田邦久 (著)『理系人に役立つ科学哲学』【基礎教養部】[20241025]
「理系人に役立つ科学哲学」,と聞いて,皆さんの頭の中にはどんなことが思い浮かぶだろうか.今回は,先月の記事に引き続き,「理系人に役立つ科学哲学」を読み進めつつ考えたことを記していこうと思う.
私が本書を読んだきっかけは,研究生活を進めるうえで,「研究に役立つ思考を身に着けたい」「研究遂行において,自分で0から構築していける能力を身に着けたい」などをはじめとした思い・欲求があったというところではあるが,本書は,その内容が直接的に役立つというわけではなく,本書が哲学書であるという部分に,本書の力が隠されている,というように感じるようになった.本書を読み進めながら,「今の自分に足りない能力は何か?」「今の自分の問題点は何か?」を考え,壁にぶつかったりも色々なこともあり,その過程で調べ続けた結果,今の自分には,大変なことを面倒臭がらずに取り組むこと,知的謙遜を持ち,先ずは,自分はまだまだ知らないことが多く,知らないといけないことが沢山あるということを自覚し,それをしっかりと常日頃から意識すること(=常に謙虚であり続け,すぐに調子に乗らないこと.),わからない・曖昧,という感情に耐え続けることで,無意識的に,考え抜くことを途中で放棄・投げ出すことなく,眼の前の問題を,そういうものだ曖昧にして無理やり飲み込もうとせず,しっかりと向き合い続け,疑問に思ったことについては,先ずは些細なことでもしっかりと言語化し,それについて,自分の行動に結びつくような,具体的な問いを立て行動し続け,
安直な答えに飛び付くことなく,常に考え行動し続けることが,今の自分にとっては重要ではないか?科学哲学云々のそのような高レベルの問題ではなく,現時点での自分の思考のクセに問題があるのではないのか,と,本書を読みながら,一方で,本書を読んでいる自分の中に,本書を読んでいるものの,それが今の自分の問題点で無いのではないのかという,むやむやするような感覚があり,様々な媒体を活用して求め続けた結果,そもそも自分の思考のクセに問題があるのではないのか?という仮説に,現時点ではたどり着いたのである.というのも,1回目のミーティングの際は,お褒めの言葉を頂いていたのにも関わらず,2回目以降から,なんかやる気が空回りして上手くいかないという状況になり,しかもそのような事は,研究活動以外の日常生活においても,これまでもこのような状況に陥りがちであったなと思い,それって,研究を進めている上でのその状況そのもので生じている問題というよりかは,自分の行動の中のもっと広範囲にある部分で共通的に問題になっている部分に要因があるのではないのか?と考え,今回のこのような結論・仮説に至った.本書を読んだことで,このようにそもそももっと根本的な部分に要因があることにも気づけたと感じており,本書には感謝しかない.繰り返しにはなるが,大変なことを面倒臭がらずに取り組むこと,知的謙遜を持ち,先ずは,自分はまだまだ知らないことが多く,知らないといけないことが沢山あるということを自覚し,それをしっかりと常日頃から意識すること(=常に謙虚であり続け,すぐに調子に乗らないこと.),わからない・曖昧,という感情に耐え続けることで,無意識的に,考え抜くことを途中で放棄・投げ出すことなく,眼の前の問題を,そういうものだ曖昧にして無理やり飲み込もうとせず,しっかりと向き合い続け,疑問に思ったことについては,先ずは些細なことでもしっかりと言語化し,それについて,自分の行動に結びつくような,具体的な問いを立て行動し続け,安直な答えに飛び付くことなく,常に考え行動し続けることをしっかりと常に意識し,実践していこうと考えている.重要なことであるため,自分の中で言い聞かせるよう,繰り返し記してみた.先ずは,大変なことを面倒臭がらずに取り組むこと,知的謙遜を持ち,先ずは,自分はまだまだ知らないことが多く,知らないといけないことが沢山あるということを自覚し,それをしっかりと常日頃から意識すること(=常に謙虚であり続け,すぐに調子に乗らないこと.)にしっかりと取り組もうと考えている.